大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!家賃を含む生活費の内訳や、奨学金でもらえる費用も解説
仕送りなしで、アルバイトと奨学金だけで大学生の一人暮らしはできるのでしょうか。
結論からいうと、仕送りがなくても一人暮らしは可能です。ただし、生活はかなり厳しくなることが予想されます。
この記事では、仕送りなしで一人暮らしをする予定の方向けに、生活費の内訳例やアルバイト収入の目安、さらに大学入学前・入学後にできる対策について解説します。
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仕送りなしで一人暮らしは可能?大学生の収入事情
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一人暮らしの大学生の平均支出(月額)
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仕送りなしの大学生の1ヶ月の生活費内訳
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仕送りなしで一人暮らしする場合の家賃の目安
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奨学金はいくら借りられる?平均額を紹介
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仕送りなしで一人暮らしするには月いくら稼げばいい?
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大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!
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大学入学前にできる!仕送りがない場合の対策4つ
まずは、一人暮らしの大学生の収入(月額)を見てみましょう。
「第61回学生生活実態調査」によると、一人暮らしの大学生の平均収入は、仕送りが74,652円、アルバイトが37,620円、奨学金が19,515円となっています。
このように、多くの大学生は仕送りを前提に生活しています。
しかし、仕送りがない場合は、このうち約7万円分の収入が不足することになります。
さらに奨学金も利用しない場合、不足分は約9万円となります。
アルバイトだけで不足分をすべて補うことも可能ではありますが、学業と両立しながら安定して続けるには負担が大きいのが実情です。
そのため、仕送りなしで一人暮らしをする場合は、平均的な収入・生活水準をそのまま当てはめるのではなく、収入に合わせた生活設計を考える必要があります。
一人暮らしの大学生の支出(月額)
同調査によると、一人暮らしの大学生の支出(月額)は、家賃(光熱費込)が55,452円、食費が29,853円となっています。
この2項目だけで支出全体の約6割を占めており、生活費の中でも大きな割合を占めていることがわかります。
仕送りなしで生活する場合は、このような平均的な支出をそのまま維持するのではなく、収入に応じて見直していくことが重要です。
特に食費は物価上昇の影響もあり削りにくい部分ですが、学食や学割の活用、自炊の回数を増やすなど、無理のない範囲で調整していきましょう。
仕送りなしの大学生の1ヶ月の生活費内訳
仕送りなしで一人暮らしをする場合、平均的な支出のままでは生活が成り立たないため、以下のような最低限の内訳で考えると現実的です。
ここでは、名古屋市で月10万円程度で生活することを想定したモデルケースを紹介します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 住居費 | 35,000円 |
| 家賃 | 25,000円 |
| 水道・光熱費 | 10,000円 |
| 日用品 | 10,000円 |
| 通信費 | 5,000円 |
| 交通費 | 5,000円 |
| 予備費 | 10,000円 |
| 合計 | 100,000円 |
なお、この中には予備費として1万円を含めていますが、仕送りなしの場合は毎月必ず貯金ができるとは限りません。
そのため、余裕がある月に少しずつ貯めていく、または急な出費に備えた予備費として考えておくとよいでしょう。
仕送りなしで一人暮らしする場合の家賃の目安
一般的に家賃は収入の3割と言われていますが、それでは高すぎます。
仕送りなしの場合は、収入の4分の1までの家賃を目安にして物件を探しましょう。
家賃が高くなる3つの条件には「立地」「築年数」「設備」があるので、その反対を狙うと良いでしょう。
つまり、妥協するべき条件は「駅から遠い」「築年数が古め」「設備が少ない」となります。
しかしながら、名古屋の場合は東京・大阪と比べても家賃相場が安いので、仕送りなしでも一人暮らしをしやすい地域といえます。
前述の表の家賃には、光熱費が含まれていたため、具体的には家賃3万円代の物件を狙いましょう。
奨学金はいくら借りられる?平均額を紹介
奨学金は「学校」「地方公共団体」「民間団体」など様々な実施機関があります。
また、奨学金の種類も「給付」「貸与」その2つの「併用」の3種類があります。
その中でも返還義務のないのが「給付」ですが、希望通りに利用できるかは「学力」「人物」「家計状況」などの細かい条件によって決まるため、個人によって違います。
よって、一概には言えませんが「令和元年度 奨学事業に関する実態調査報告」によると大学生の奨学金平均月額は1人33,802円で、区分ごとの1人あたりの月額金額は以下の通りです。
| 区分 | 1人あたりの月額金額 |
|---|---|
| 給付円 | 19,821円 |
| 貸与 | 30,341円 |
| 併用 | 50,502円 |
ただし、「給付」以外の型は、後で返すのが大変になる可能性も考え、慎重に検討しなくてはいけません。
基本的にはできるだけ節約するなどして、少ない金額で生活していけるようにしましょう。
仕送りなしで一人暮らしするには月いくら稼げばいい?
仕送りなしで一人暮らしをする場合、先ほどのモデルケースから考えると、月に約10万〜11万円程度の収入が必要となります。
例えば、時給1,100円程度のアルバイトを想定すると、週に4日程度、1日あたり5〜6時間ほど働くイメージとなります。
決して不可能ではありませんが、授業や課題との両立を考えると、負担に感じる場合もあります。
そのため、シフトの調整や短時間勤務の組み合わせなど、自分に合った働き方を見つけることが重要です。
実際に、「令和6年度学生生活調査結果」によると、アルバイト従事者のうち「家庭からの支援のみでは修学がやや困難・非常に困難、または支援なし」と答えた人の割合は35.1%となっています。
このことからも、アルバイト収入に大きく依存する生活は、無理のない範囲で調整することが重要といえるでしょう。
大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!
仕送りなしで一人暮らしをするためには、日々の節約はもちろん、物件選びやアルバイトなど最初の選び方が肝心なことも多くあります。
ここでは9つの方法を紹介しています。
1.奨学金を利用する
2.家賃の安い物件を探す
3.徒歩か自転車を使う
4.サークルや部活に入らない
5.時給の高いアルバイト、またはかけもちをする
6.学割を利用する
7.年金の支払いを猶予する手続きをする
8.格安スマホにする
9.車の免許をとるなら合宿で
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- 1.奨学金を利用する
- 仕送りがない学生の場合は、学費も自分で払う割合が多く、そうなると奨学金を利用するのがほとんどです。
奨学金には「貸与型」「給付型」またはその両方の「併用型」があり、返還義務のない給付型がもらえれば良いですが、条件が厳しいため当てはまるかは個人によって違います。
また貸与型にも、利子の有無による第一種と第二種があり、これについては併用することもできます。
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- 2.家賃の安い物件を探す
- 家賃が安いと、賃貸契約時の初期費用が安くなります。
例えば、家賃4万円の物件で、保証金・礼金1ヶ月が必要だとすると、この3つの合計が12万円になりますが、家賃3万円だと同条件で9万円になります。
家賃自体は1万円の差ですが、初期費用は3万円変わってくるわけです。
また、一人暮らしを始めてからは、毎月この家賃が必要になるので、1万円の差も大きいですし、年間だと12万円の差が出ます。
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- 3.徒歩か自転車を使う
- 徒歩は無料(タダ)です。さらに自転車を使えば、無料なだけでなく、歩くより時間を短縮できます。
自転車の維持費は、パンクしたりサビつかせたりしなければ、基本的には空気を入れるだけで済みます。
ちなみに、自転車の利用者には個人賠償責任が付帯する保険への加入義務がありますので、もし乗る場合は加入するようにしましょう。
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- 4.サークルや部活に入らない
- サークルや部活動に入ると、その活動に必要なものを買うお金も要りますし、飲み会などの交際費が増えることも考えられます。
その時間をアルバイトに充てられれば、その分収入を増やせるでしょう。
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- 5.時給の高いアルバイト、またはかけもちをする
- 同じ働くなら、家庭教師など時給の高いアルバイトか、時間を有効活用できるように夜は居酒屋でアルバイトをするなど、かけもちをするというのも手です。
また、イベントスタッフなど単発のアルバイトなども◎。
同世代の学生が多く居るようなアルバイトを選ぶと、サークルや部活に入らずとも交流が広がりそうですよね。
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- 6.学割を利用する
- 学生割引が使える場所やサービスは意外と多くあります。
まずは何を買うにもどこに行くにも学割がないか調べてみましょう。
地下鉄などの定期券をはじめ、新幹線やテーマパーク、映画館、美容院やスマホの料金プランだけでなく、飲食店でも学生はドリンク無料など個別のサービスをしてくれるお店もあります。
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- 7.年金の支払いを猶予する手続きをする
- 学生であっても20歳になると国民年金を払う必要がありますが、「学生納付特例制度」をというものを利用すれば、在学中は保険料の納付が猶予されます。
利用には申請が必要で、当然、奨学金と同じく後払い(追納)しないといけないので注意は必要です。
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- 8.格安スマホにする
- 格安SIM(スマホ)プランにすれば月額料金が抑えられる可能性が高くなります。
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- 9.車の免許をとるなら合宿で
- 運転免許を取得する場合は、普通に教習所に通うより、合宿に参加した方が時間もかからずお金も4~5万円程安く済みます。
短期間に集中した方が、学科試験の内容も覚えやすく運転技術も感覚をつかみやすいでしょう。
大学入学前にできる!仕送りがない場合の対策4つ
家庭の経済状況をある程度把握していて、親御さんから「大学進学するのなら自分のお金で行ってほしい」と言われていたり、奨学金を利用することを考えていたりする方もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ大学入学が決まってから仕送りはできないと言われるよりも準備期間があるだけ良いですよね。
アルバイトもして、受験勉強もしてと大変ではありますが、ここでは大学入学前にできる対策をご紹介します。
1.アルバイトをしてお金を貯めておく
2.国公立の大学を選ぶ
3.帰省にお金と時間がかからない大学を選ぶ
4.学費免除を受けられる、自分のレベルに合った大学へ行く
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- 1.アルバイトをしてお金を貯めておく
- とにかくまずはお金が必要!
一人暮らしが始まってからは、毎月のやりくりが大変になるので、1ヶ月の収入で足りなかったときや、突然まとまったお金が必要になったときのために、一人暮らしが始まる前にできるだけお金を貯めておきましょう。
高校によってはアルバイトが禁止されていたり、学校のルールが厳しかったりすることもあります。また、受験が近づくとアルバイトどころではなくなりますが、高校1~2年生のうちにアルバイトをして貯金をしておくことをおすすめします。
貯めておいたアルバイト代は、お部屋を借りる際の初期費用や、必要な生活用品を買うのに充てても良いでしょう。
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- 2.国公立の大学を選ぶ
- 学費の面でいえば、私立より国公立の大学の方が学費が安いです。
国公立だと年間60万円程ですが、私立だと2倍以上の年間130万円が必要になります。
一般的な学部であればたいていどこの大学にもあるはずですので、迷ったときに国公立大学を選べるよう、学力も高めておきましょう。
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- 3.帰省にお金と時間がかからない大学を選ぶ
- 実家から離れた県外の大学へ行くと、帰省の度に交通費がかかりますし時間もかかります。
その間、アルバイトもできないので収入も見込めません。
そのため、「実家から通える距離でなく一人暮らしは必要なんだけど、帰省にお金と時間がかからないなるべく近い大学」を選択肢に入れましょう。
引っ越しの際も、業者に頼まず、自家用車で済むかもしれません。
ただし、例外として中途半端な距離になると、飛行機を利用するほど遠い県の方が、意外とお金も時間もかからない場合がありますのでご注意ください。。
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- 4.学費免除を受けられる、自分のレベルに合った大学へ行く
- 大学入学時の試験の結果が良ければ、学費免除が受けられます。
合格が決まるまでは受験生は落ち着かず、そのうえ良い点数を取らなければならないのはプレッシャーになると思いますが、自分の学力とも相談しながら大学を決めるのも手です。
学力を高めるのに時間を使いそうであれば、アルバイトをせずひたすら学力アップに努めた方が良い場合もあるかもしれません。
まとめ
仕送りなしで大学生が一人暮らしするのは大変だと思いますが、くれぐれも健康第一で過ごせるようにしましょう。
体調を崩して病院に行くことになれば、それだけ医療費もかかりますし、療養中はアルバイトもできません。
何より、親御さんは常に子どもである学生本人の健康面を心配していることでしょう。
無理のないよう、また、本業である学業もおろそかにならないよう注意しながら一人暮らしをするようにしてくださいね。
大学生の一人暮らし、応援してるのだ~!
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- 大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!家賃を含む生活費の内訳や、奨学金でもらえる費用も解説




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