合格前予約のデメリットはある?申し込みの条件やキャンセルについても徹底解説!

この記事では、合格前予約とは何か、合格前予約のメリット・デメリット、利用する際の条件や注意点、キャンセルについて解説しています。
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合格前予約とは
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合格前予約のメリット
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合格前予約のデメリット
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合格前予約の申し込みの流れ
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合格前予約を利用するための条件は?
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合格前予約はキャンセルできる?
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合格前予約はこんな人におすすめ!
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合格前予約に向いていない人
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合格前予約をしないとどうなる?
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ニッショーは合格前予約でお部屋を借りられる!
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よくある質問
「合格前予約」とは、大学の合格発表前に無料でお部屋を仮押さえしておける制度で、受験生限定のサービスになります。
不動産会社によっては「合格発表前予約」と呼んでいるところもあり、また細かいサービス内容も異なりますが、一般的には大きく3つの特徴があります。
- 入居日まで家賃は発生しない
- 合格したらその部屋に住むことが前提
- 万一、不合格なら申込はキャンセル扱いとなる
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- 1.入居日まで家賃は発生しない
- 合格前予約で仮押さえした部屋は、入居日まで家賃が発生しません。
通常の賃貸契約は、申込をした段階で家賃が発生してしまうため、例えば2月に申込をして、実際に住み始めるのが4月からの場合でも、2・3月分の家賃を払わないといけません。
しかし「合格前予約」であれば、合格発表後に本契約をするため、それまでは家賃が発生しません。合格発表まで無料でそのお部屋を取っておいてくれる、という画期的なサービスなんですね。
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- 2.合格したらその部屋に住むことが前提
- 上記の通り、受験生にとっては有難いサービスですが、それゆえに守らなければならないルールもあります。当然、合格したら予約しておいた部屋に住むことが前提となるため、やっぱり違う部屋がいい、合格後にキャンセルしたい、というのは大家さんに迷惑がかかりますので、基本的にはできません。
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- 3.万一、不合格なら申込はキャンセル扱いとなる
- 残念ながら不合格となってしまったらどうなるのでしょうか。ご安心ください、不合格となった場合も店舗への連絡は必要ですが、その際「合格前予約」はキャンセルさせていただきます。この時点で、予約していたお部屋は再び「空き物件」に戻ることになります。
合格前予約のメリット
まずは、合格前予約のメリットを見てみましょう。合格前予約のメリットは下記5つです。
メリット
1.合格発表後に焦って部屋探しをしなくて済む
2.住む部屋を確保できているという安心感を得られる
3.家賃が入居日まで発生しない
4.合格発表後、すぐに引っ越し準備に取り掛かれる
5.受験勉強に専念できる
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- 1.合格発表後に焦って部屋探しをしなくて済む
- 合格発表後は、他の学生も一斉に部屋探しをスタートするため、一日一日を無駄にできません。部屋を絞り込むのに何日もかけていると、みるみるうちに、良い条件の物件からなくなっていきます。その結果、焦って部屋探しをするはめになり、思わぬ落とし穴や、もっとよく調べておけばよかったと、入居後に後悔してしまう可能性も。
しかし「合格前予約」で事前にお部屋を押さえておけば、焦ってお部屋選びに失敗してしまう、ということが減るでしょう。
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- 2.住む部屋を確保できているという安心感を得られる
- 受験に集中するためにも、いざ合格した後の新生活への不安はできるだけ少なくしたいですよね。「合格前予約」でお部屋を押さえておけば、ちゃんと部屋が見つかるだろうか、入学までに引っ越しが間に合うだろうか、といった心配をしなくて済みます。
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- 3.家賃が入居日まで発生しない
- 早い段階でお部屋を押さえておこうとすると、通常ならば本契約しなければならず、当然家賃も発生してしまいます。しかし、受験生限定の「合格前予約」なら、合格発表までお部屋を押さえておけるので安心です。
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- 4.合格発表後、すぐに引っ越し準備に取り掛かれる
- 合格発表後もやらなければならないことはたくさんあります。卒業式や、卒業旅行、大学入学の準備などの合間に部屋探しを行うのは大変です。すぐにでも本契約、引っ越し準備に取り掛かれるよう「合格前予約」でお部屋だけでも決めておくと、スムーズに新生活へと移行できます。
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- 5.受験勉強に専念できる
- 合格前予約を利用すれば、物件が決まっているという安心感を得られると同時に、あとは合格するだけ…!という気持ちになり、より受験勉強に集中できるようになるでしょう。「合格前予約」には先の心配を少しでも減らして、気が散らないようにしておけるメリットもあります。
合格前予約のデメリット
続いて、合格前予約のデメリットも知っておきましょう。合格前予約のデメリットは下記5つです。
デメリット
1.気軽にキャンセルできない
2.第一志望の大学にのみ利用が可能
3.受験学部や受験番号を知らせておかねばならない
4.お部屋の内覧ができないことがある
5.合格前予約対応の物件が少ない
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- 1.気軽にキャンセルできない
- 「合格したら必ずその部屋に住む」というのが、合格前予約の基本的な共通ルールのため、キャンセルは気軽にできないのが最大のデメリットといえます。
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- 2.第一志望の大学にのみ利用が可能
- これは不動産会社によっても違いますが、ニッショーでは、第一志望の大学に合格した時の一部屋にしか「合格前予約」が利用できないので注意が必要です。
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- 3.受験学部や受験番号を知らせておかねばならない
- 試験日前日までに受験学部・学科・受験番号を不動産会社に知らせておかないといけません。
個人情報をできるだけ教えたくないという場合は、この点が少し気掛かりかもしれません。
しかし、あくまでトラブル防止のためであり、個人情報は厳守しますのでご安心ください。
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- 4.お部屋の内覧ができないことがある
- まだ前の入居者がいる場合は、「合格前予約」の申し込み段階で、お部屋が内覧できない可能性もあります。その場合は、できるだけ室内写真やパノラマ動画などが充実しており、実際に見なくてもある程度、部屋の様子がわかるような物件を選びましょう。
周辺環境についても、実際に確かめられない場合は、ストリートビューなどで確認しておきましょう。
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- 5.合格前予約対応の物件が少ない
- 大家さんからすれば、学生でなくても一人暮らしの社会人に借りてもらえる可能性があるエリアなら、合格前予約対応可としていないこともあります。合格してくれれば部屋は埋まりますが、万が一不合格だった場合はその部屋は空き部屋となるからです。
また、物件によっては、合格前予約の対応可となるタイミングが少し遅れることも。
したがって、あまりにも対応物件が少ないエリアは、合格前予約の状況について、不動産会社に早めに問い合わせてみましょう。
合格前予約の申し込みの流れ
不動産会社によって異なりますが、愛知・岐阜・三重でのお部屋探しを提供する「ニッショー」の合格前予約の申し込み方法を説明します。
ニッショーとは- サイト内で、合格前予約に対応した物件の中から、気に入った物件を探す
- 店舗で合格前予約を申し込む
- 試験の前日までに、受験学部・学科・受験番号を申込店舗に連絡する
- 合格発表日の当日(18:00)までに、合否結果を申込店舗に連絡する
- 合格の場合は、予約していた物件の本契約を行う
大まかな流れはこのようになりますが、より細かい条件は、次の「合格前予約を利用するための条件は?」にてご確認ください。
合格前予約を利用するための条件は?
「ニッショー」では、下記のように合格前予約の条件を定めています。注意点も合わせてご確認ください。
- 2025年度4月入学の受験生であること
- 予約物件から通う学校が第一志望校であること
- 試験日前日までに「受験学部・学科・受験番号」を予約受付店舗に連絡すること
- 合格発表日の当日(18:00)までに「合否結果」を予約受付店舗に連絡すること
- 合格したら必ず予約した物件に入居すること
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- 1.2025年度4月入学の受験生であること
- 今年の受験生が対象となります。大学・短大・専門学校は問いません。
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- 2.予約物件から通う学校が第一志望校であること
- 併願(第二志望など)のための予約はできません。
また、第一志望であっても、学校寮に応募している場合や、他社の物件を予約している場合は受付できません。
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- 3.試験日前日までに「受験学部・学科・受験番号」を予約受付店舗に連絡すること
- トラブル防止のため、「受験学部・学科・受験番号」を店舗に報告する必要があります。
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- 4.合格発表日の当日(18:00)までに「合否結果」を予約受付店舗に連絡すること
- 合否結果についても、当日の午後6時までに店舗に報告する必要があります。
受験番号を事前に知らせているからといって、勝手にチェックしてくれるわけではありません。
万が一不合格だった場合でも、必ず忘れずに連絡しましょう。
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- 5.合格したら必ず予約した物件に入居すること
- 合格前予約が利用できるのは、予約した一部屋だけであり、結果的にどこか別の物件に契約すれば不動産会社は困らないのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかしこのサービスは、その物件の大家さんと受験生との間で行う取引と捉えてもらうとわかりやすいかもしれません。「その部屋に必ず住む」という約束で、「あなたのために合格発表までお部屋を無料で取っておいてくれる」というのが契約の基本条件ですから、気軽にキャンセルされては困るのです。したがって、合格前予約の申込時には、本当にその部屋で良いのかよく考えてから決めましょう。
注意点のおさらい
・2025年度4月入学の大学・短大・専門学校を受験する方が対象
・第一志望のための一部屋にのみ利用可
・併願(第二志望)での利用はNG
・寮に応募している場合はNG
・他社で申し込みしている場合はNG
・受験学部・学科・受験番号の報告が必要
・合否結果は当日の18:00までに店舗に要連絡
合格前予約はキャンセルできる?

合格前予約は、合格したら予約した部屋に必ず住むことを前提としたサービスです。
したがって、基本的にキャンセルはできないので、合格前予約を利用するかどうかは事前によく考えておかねばなりません。
不動産会社によっては違約金を支払う形でキャンセルできる可能性があるかもしれませんが、「いざとなればキャンセルすればいいや」という軽い気持ちでは利用しないようにしましょう。
合格前予約はこんな人におすすめ!
ここでは、合格前予約が向いている人について紹介します。
遠方に住んでいて県外の大学へ進学する人

県外の大学へ進学する場合は、4月入学時までに必ず引っ越しを終えていなければなりません。
しかし、進学先の大学周辺でお部屋探しをするにあたり、何度も不動産会社を訪れて、その度にいくつもお部屋を内覧していては、時間的にも金銭的にも大変です。
そのため、合格前予約でお部屋をおさえておけば、気持ちの面でも安心できますし、合格発表後にすぐに引っ越し準備に取り掛かることができます。
親が主に部屋探しをするという人

受験生は、まずは合格を目標に試験勉強を頑張っている時期なので、お部屋探しは主に親御さんがするという場合も多いでしょう。
候補の物件をいくつかピックアップしてもらうだけでも助かるため、その中から選んだお部屋に申し込むのであれば、合格前に物件を仮押さえできる「合格前予約」がおすすめです。
部屋にあまりこだわりがない人

最低限の暮らしができればどんな部屋でもいいという人は、物件数が一番増える3月のピーク時を待たずとも、合格前予約で早いうちに物件を押さえておけば安心です。
部屋探しは短期間で済ませたい人

不動産会社が混雑するピーク時の3月にお部屋探しをするとなると、来店予約からお店での接客、内見できる数、申込にかかる時間など、希望通りの日程を選べなかったり、思ったより時間がかかったりとスムーズにいかないこともあるでしょう。
そのため、混雑するのが苦手な人や、部屋探し~申込までの時間を極力短く済ませたいと思っている人は、合格発表前にお部屋を押さえておける「合格前予約」を利用するのもおすすめです。
合格前予約に向いていない人
ここでは、合格前予約に向いていない人、合格前予約を利用しなくても大丈夫な人を紹介します。
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- ・実家から大学へ通える距離の人
- 一人暮らしをする予定であっても、しばらくは実家から大学へ通える距離の方は、仮に4月時点でお部屋が見つかっていなくてもその後もお部屋探しを続けられるため、焦る必要はないかもしれません。
合格前予約で仮押さえされていた物件でも、万が一不合格などでまた空き物件になる可能性もありますし、エリアによっては物件数が豊富にあり、希望を満たす物件が見つかる場合もあります。
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- ・自分で部屋を探したい人
- 合格前予約をするであろう時期は、受験を直前に控えているため、人によっては最後の追い込みをしたり、受験日まで集中したりするでしょう。そのため、部屋のピックアップなどは親御さんが協力してくれることも多く、部屋の絞り込みの段階から自分で探したいという人には不向きかもしれません。
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- ・お部屋の内覧をしてから決めたい人
- 合格前予約対応可の物件であっても、予約時にはまだ前の住人が住んでいる場合は、当然内見できません。パノラマ動画や室内写真で、十分判断できる場合は良いですが、実際にお部屋の内見をしてから決めたい人には不向きです。
合格前予約をしないとどうなる?
合格前予約を利用しない場合は、通常通り、合格発表後に部屋探しをすることになるため、非常に短期間で、部屋探しから内見、申込、引越しまで行わなければなりません。
一般的には3月上旬に物件数のピーク、3月中旬に部屋探しのピークがきます。そこから、4月までに新居で必要なものを揃えて引っ越ししなければなりません。
また、引っ越し業者に依頼する場合は、希望の日時が空いていなかったり、引っ越し費用が閑散期より高額だったりすることもあるので要注意です。
新生活までのスケジュール
大学(推薦・AO)、短大、専門学校など | 大学(私立一般)など | 大学(国公立一般)など |
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11月上旬 ●進路決定 |
2~3月上旬 ●進路決定 |
3月中旬 ●進路決定 ●お部屋探しスタート |
11月中旬 ●お部屋探しスタート |
3月上旬 ●お部屋探しスタート |
3月下旬 ●不動産訪問 ●内見 ●申し込み・契約 ●新生活準備 ●引越し・入居 |
12月中旬 ●不動産訪問 ●内見 |
3月中旬 ●不動産訪問 ●内見 |
4月 ●新生活スタート |
1月中 ●申し込み・契約 ●新生活準備 |
3月下旬 ●申し込み・契約 ●新生活準備 ●引越し・入居 |
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2~3月 ●引越し・入居 |
4月 ●新生活スタート |
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4月 ●新生活スタート |
事前準備が大切!できることからやろう
また、お部屋探しは事前準備がとても大切!ある程度条件を絞っておくなど、事前に情報収集をしておくことは、お部屋を探し始める前でもできます。
大学に近いことが前提としても、通学手段が徒歩なのか自転車なのかによって、可能な範囲が変わってきます。
さらに、周辺にスーパーなどの買い物施設があるか、治安の悪いエリアはないか、住みたいエリアの家賃相場がいくらかなども事前に調べておけますね。
お部屋に関しては、これだけは譲れない条件を決めておくと、いざ部屋探しを始めたときにスムーズに物件を絞りこめますよ。
ニッショーは合格前予約でお部屋を借りられる!

合格前予約は、早くに部屋を確保できて安心できる反面、気軽にキャンセルできないなどのデメリットもあります。また、県外から引っ越す場合は合格前予約に向いていますが、そうでない場合やこだわりたい性格の方には、向いていないことも…。
そのため、合格前予約を利用するかどうかも含めて、希望のエリアで部屋探しを検討している旨を、早めに不動産会社に相談してみましょう。
愛知・岐阜・三重の大学に進学予定の方はニッショーの学生賃貸サイトでお部屋探しを!
ニッショーの「合格前予約」は2025年2月17日(月)からWEB公開しています。

また、合格前予約は、ニッショー学生賃貸サイトのみの表示になります。
(※ニッショーの賃貸サイトには表示されないため、ご注意ください。)
表示場所は、間取りの右側の、赤枠の箇所になります。
そのほか、学生賃貸サイトには「学校名から周辺物件を探す」など便利な探し方もあります。
受験生の皆さん、応援してるのだ~!

よくある質問
大学生の部屋探しはいつから始めればよいですか?物件の仮押さえはできますか?
- 春から大学生になる受験生の場合、合格発表後に部屋探しを開始する方が多いでしょう。しかし一般入試の合格発表は、部屋探しのピーク時である3月に重なるため、日ごとに良い物件からなくなっていきます。また、1ヵ月足らずで部屋探し・内見・申込・引っ越しをしなければならないため、一日でも早く行動を開始しましょう。そんな中でも焦らずお部屋探しをするためには、事前にできるだけ情報収集をしておくことが大切です。住みたいエリアや、譲れない条件を決めておくだけでもスムーズに動き出せますよ。
また、物件の仮押さえについては、受験生限定のサービスである「合格前予約」を利用すれば、住みたいお部屋を無料で予約することができます。ただし、気軽にキャンセルや変更ができないなどのデメリットもありますので、よく考えてから利用するようにしましょう。
合格前予約はいつから始まりますか?
- 不動産会社によって異なりますが、愛知・岐阜・三重の不動産会社「ニッショー」では、2025年2月17日(月)からWEB公開しています。ニッショーの学生賃貸サイトからお探しください。
合格前予約はどんな人に向いていますか?
- 合格前予約は、早めにお部屋を押さえて安心したい人や、混雑するピーク時を避けたい人、また部屋探しにあまり時間とお金をかけられない県外からの引っ越しを予定している人などにおすすめです。
- ニッショー.jp
- サガッシーのなるほどふむふむ
- 合格前予約のデメリットはある?申し込みの条件やキャンセルについても徹底解説!






愛知・岐阜・三重で50年以上、地域密着の直営主義でお部屋探しを提供している不動産会社【ニッショー】が運営するWebマガジン。
思わず「なるほど〜」「ふむふむ」とうなずけるようなイチオシ情報をサガッシーとともにお届けします!