名古屋で車なし生活をするには?車がなくても困らない条件やメリットをご紹介

車を所有していると、さまざまな維持費がかかり、家計の中でもかなりの割合を占める項目となります。
そんな中、「車を所有しなければいいのでは?」と考える人もいると思います。

そこで今回は、名古屋で生活するのに車は必要なのか?どのような条件であれば車なしの生活を実現できるのか?など、詳しくご紹介していきます。

車なし生活で重要なのは「住む場所」と「移動手段の確保」

マイカーを所有しない「車なし生活」では、「住む場所」と「移動手段の確保」が最も重要となります。
まずは、車がなくても普段の生活ができる場所に住む必要があります。

また、生活圏での行動範囲を考え、あらかじめ移動手段を確保しておくことも大切です。
車なしで生活をする場合、以下のような手段で移動することになります。

移動手段

・徒歩
・自転車
・電車やバスなどの公共交通機関
・レンタカー
・カーシェアリング
・タクシー

移動手段にお金をかけないのであれば徒歩や自転車での移動となります。
しかし、ある程度の距離を移動する場合は、公共交通機関やレンタカー、タクシーなどを利用することになるので、どうしてもお金がかかってしまいます。

名古屋で生活するのに車は必要?

名古屋市がある愛知県は、自動車メーカーの本拠地や自動車部品メーカーが多数立地しており、車社会としても知られています。
そのため、名古屋では車が欠かせないというイメージがあるかもしれませんが、職場や住む場所によっては車なしでも生活することができます。

「名古屋駅地区」と「栄地区」なら車はいらない

名古屋の都心部は、「名古屋駅地区」と「栄地区」との2つの核から構成されています。

東京や大阪に比べると「街」と言われる範囲は狭いですが、「名古屋駅地区」と「栄地区」には、JR・地下鉄・私鉄・バスなどの交通手段が多く、とても便利です。

駅周辺には百貨店や地下街などの多彩なショッピングエリアがあり、飲食店も充実しています。

どこに行くにも便利な街なので、職場や住まいが名古屋駅・栄周辺であれば車は必要ありません。

「金山総合駅」付近も便利!

「金山総合駅」付近も生活するにはとても便利な街です。

「金山総合駅」にも、JR・地下鉄・私鉄が乗り入れており、交通アクセスの利便性に恵まれています。
名古屋の主要駅である「名古屋駅」までは約3分、「栄駅」までは約8分でアクセスできます。

他にも、中部国際空港(セントレア)へ直行するミュースカイと特急が運行し、国内外への出張や旅行にも便利となっております。

また、駅前には買い物施設や飲食店も充実しているため、生活に必要な買い物ができ、食事も楽しむことができます。

名古屋の便利な鉄道事情を知ろう!

実際に車なし生活ができるかどうか判断する上で、名古屋の鉄道事情を知っておく必要があります。

名古屋市内には多数の鉄道路線が通っており、公共交通機関が充実していますので、車を所有していなくても市内を移動することができます。

まずは、名古屋市内を走る電車を見てみましょう。

名古屋市内を走る電車

・地下鉄
・名鉄
・近鉄
・あおなみ線
・ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)
・リニモ
・城北線(東海交通事業)

名古屋では地下鉄を使いこなそう!

名古屋市内の主要な交通手段は地下鉄になります。
地下鉄は本数が多く、乗り継ぎもスムーズなため、とても便利。

名古屋で車なし生活を送るには、地下鉄をいかに使いこなすかが重要となります。

名古屋の地下鉄

・東山線
・名城線
・名港線
・鶴舞線
・桜通線
・上飯田線

名古屋の地下鉄は、乗り換えもスムーズ!

名古屋の地下鉄は、乗り換えがシンプルなため、乗り換えの時間やルートを把握しておけば、スムーズに乗り換えができます。

名古屋駅まで一本で行けるのが「東山線」と「桜通線」で、も一つの主要駅である栄駅には「東山線」と「名城線」が乗り入れています。

名古屋駅から一駅の伏見駅では「鶴舞線」へ乗り換えができます。

「名城線」は、金山駅、大曽根駅などを結ぶ名古屋で唯一の環状線です。

「名城線」から延びる「名港線」や名鉄小牧線直通の「上飯田線」もあります。

名古屋市内にある地下鉄の中で利用者が最も多い路線は、「東山線」になります。

参考)「名古屋市交通局 地下鉄 路線図」

主要駅を繋ぐ人気の路線「東山線」

東山線は、主要駅の名古屋駅と栄駅を繋ぐ人気の路線です。

名古屋市内を東西に横切る形で路線が通っており、都心部へのアクセスもしやすくなっているため、6路線の中では東山線が一番便利だと感じるでしょう。

東山線の名古屋駅~伏見駅~栄駅には、ほとんどの地下鉄が通っており、乗り換えにも便利です。

名古屋の地下鉄は運賃が高め?

地下鉄で移動するとなると、それなりに交通費がかかります。

名古屋の地下鉄の運賃は、東京と比較すると確かに高めにはなりますが、車の維持費に比べれば、コストは抑えられるでしょう。

また、定期券の区間内であれば、通勤以外にも使えるため、とても便利です。

会社の規定にもよりますが、電車通勤の場合は、定期代が会社から支給されるケースが多いため、名古屋駅や栄駅などの便利な駅を通る定期券なら、駅を降りて買い物などを楽しむこともできます。

定期券の上手な購入方法

名古屋の地下鉄定期券は、「一筆書き」で描ける経路で乗換が3回以内なら、自分の好きな経路を選んで購入することができます。

自分がよく使う駅を通るように定期券を購入すれば、定期券で行ける範囲が多くなるため、便利に地下鉄が利用できます。
ただし、経路が交差したり、駅が重複する場合は購入できないので注意しましょう。

また、3回以内の乗換でも乗換駅と経路・接続号線を判別する駅(大曽根、金山、西高蔵、国際センター、吹上)の総数が5駅を超える場合は、購入できないことがあります。

詳しい経路や料金などは「名古屋市交通局」のホームページで確認することができますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考)「名古屋市交通局 地下鉄」

守山区は車が必須?

守山区は、名古屋市内では唯一地下鉄が通っていません。

地下鉄以外の交通手段として、JR、名鉄瀬戸線、ゆとりーとラインが通っており、守山区内でも交通の便が良い場所はたくさんあります。

しかし、地下鉄がないことで移動が大変になることもあり、守山区では車がないと不便に感じるかもしれません。

名古屋市守山区の住みやすさとは?不動産会社の社員に聞いた実際の住み心地は?

名古屋で「車なし生活」を送るための条件とは?

名古屋にある鉄道の駅は中心部に集中しているため、名古屋駅地区・栄地区・金山駅地区なら車は不要ですが、それ以外の地域だと条件を整える必要があります。

実際名古屋で「車なし生活」送るための条件をご紹介していきます。

・最寄り駅まで徒歩圏内
・通勤時間が短い場所を選ぶ
・都心部にアクセスしやすい駅を選ぶ
・スーパーが近くにある
・保育園や幼稚園、病院が近くにある
・平坦な道が多い街を選ぶ
・カーシェアリングやレンタカーが徒歩圏内にある

最寄り駅まで徒歩圏内

自宅から最寄り駅まで徒歩圏内であれば、通勤やお出掛けにも便利なため、車なしでも十分生活はできます。

自宅から徒歩10分以内のところに最寄り駅があると、駅までの道のりも苦にはならないでしょう。

また、駅が周辺に2つあると行動範囲も広がります。

バス停の近くでも便利

自宅近くにバス停があり、そのバスが駅まで直接行っていれば、最寄り駅が遠くても駅近と変わらない生活を送ることができます。

駅までバスを利用することで、電車に乗り換える際にもスムーズですし、駅までのアクセスも便利になります。
ただし、バスの本数や運行時間によって利便性は異なるため、駅までの距離や所要時間も確認しておきましょう。

公共交通機関へのアクセスが重要

車なしの生活を送る場合、公共交通機関へのアクセスが容易であることが重要です。
駅やバス停が自宅から近いことで、通勤や外出時にも便利ですし、移動手段の選択肢も増えます。

車なし生活では、駅やバス停が自宅から近いことが最低条件と考えていいのではないでしょうか。

通勤時間が短い場所を選ぶ

車なしでも生活できる場所の条件として、「通勤の距離が短い」ことも重要なポイントの一つ。

通勤時間が短縮されることで、日々のストレスも軽減され、プライベートの時間を確保することができます。

朝や夕方の満員電車が苦手な人は、職場まで徒歩や自転車で通える距離に住むことで、車なしでも生活しやすいでしょう。

都心部にアクセスしやすい駅を選ぶ

都心部である名古屋駅や栄周辺には、ショッピングモールや百貨店、飲食店などが揃っています。
また、様々なイベントごとでも賑わいます。

他にも、科学館や美術館などの文化施設も豊富にあり、都心部にアクセスしやすい駅を選ぶことで、便利な生活を送ることができます。

スーパーが近くにある

生活をする上で必要となるのが食材と日用品。

近くにスーパーやドラッグストアがあれば、車なしでも生活できます。
徒歩10分以内であれば、ストレスを感じることはないでしょう。

お米など重いものを運ぶのが大変なときは、ネットスーパーを利用するのもいいかもしれません。
その場合、自分の住んでいる地域が配達可能か確認しておきましょう。

保育園や幼稚園、病院が近くにある

小さいお子さんがいるご家庭では、保育園や幼稚園が近くにあることも条件の一つになります。
自宅から近いと送迎も楽になるでしょう。

また、風邪や怪我をしてしまったとき、病院が近いと車なしでも安心です。

平坦な道が多い街を選ぶ

車なし生活での移動は、徒歩や自転車がメインとなります。
そのため、目的地まで移動するのに坂道ばかりだととても大変です。

暮らしやすくするためにも、平坦な道が多い街を選びましょう。

カーシェアリングやレンタカーが徒歩圏内にある

電車やバスで行くには不便な場所に出掛ける際、カーシェアリングやレンタカーを利用すれば移動が可能です。

自宅近くにカーシェアリングやレンタカーがあれば、借りるときや返しに行ったあとの移動も楽になります。


少し遠出をするときはレンタカー、短時間での利用ならカーシェアリングがおすすめです。

カーシェアリングとは?

カーシェアリングとは、登録を行った会員間で車を共同で使用するサービスのことです。

カーシェアリングの特徴

①維持費がかからない
②24時間いつでも借りられて返せる
③店頭での手続きが不要
④手間なく手軽に利用できる
⑤予約してすぐに利用できる
⑥短時間でも利用可能
⑦ガソリンの給油が不要

カーシェアリングは、最短で15分から車を借りることができ、短時間であればレンタカーよりも安く車を利用することができます。

予約してからすぐに利用でき、日常の買い物や徒歩で行くには不便な場所に行きたいときなどに便利です。
スマホ一つあればいつでもどこでも利用可能なため、車なし生活では、カーシェアリングを上手に利用するのも手段の一つです。

カーシェアリングを利用したことがある人の体験談

  • 僕が住んでいるところでは、GWとかでも探せばどこかしら空いていますが、たまに傷がついていたり、サイドブレーキが引かれてなかったりと、場所によってはマナーが気になるかもしれません。

  • レンタカーほど長時間借りなくて良いときは便利です。

  • 車種も複数ありますし、積荷の量によって変えたりと、お試し感覚でいろんな車種に乗れるのも面白いです。

  • よく使うパターンとして、近場のスーパーにトイレットペーパーなどの大きめの日用品を買いに行く際、1時間だけ借りています。

車なし生活のメリット

車があると便利ですが、車なし生活には、いろいろなメリットがあります。

メリット

・維持費がかからない
・駐車料金や駐車スペースが不要
・ストレスや緊張から解放される
・事故を起こす心配が減る
・健康的な生活ができる
・移動時間を有効活用できる
・余計な買い物をしなくなる
・環境にやさしい

維持費がかからない

車なし生活の最大のメリットは、お金の節約ができること。

車は買って終わりではなく、車を維持するためにいろいろな費用を支払う必要があります。

車の維持費は、大きく分けると、下記の4種類に分類されます。

税金 ・自動車税
・軽自動車税
・自動車重量税
保険料 ・自賠責保険
・任意保険
走行費用(走行に必要な費用) ・ガソリン代
・高速道路料金
・コインパーキング代 など
メンテナンス費 ・車検や法定点検
・消耗部品の交換費用
・エンジンオイルなどのオイル類の交換費用
・車が故障した場合の修理代 など

駐車料金や駐車スペースが不要

賃貸物件で駐車場を借りる場合は、敷地内もしくは近隣に月極駐車場があるかを確認しておかなければなりません。
駐車料金は、家賃とは別に支払うのが一般的で、物件によっては駐車場代込みで賃貸されている場合もあります。

都心部では、駐車料が高額に設定されているケースも多く、また、駐車場付きの物件も少なくなります。

車のない生活であれば、駐車料金や駐車スペースの心配も不要となります。

ストレスや緊張から解放される

名古屋市内の交通渋滞は激しいため、運転中イライラしてしまうこともあり、車の運転はストレスがたまりやすいものです。
他にも、車を維持するための金銭的ストレスもあります。

このように、車を運転しているときはもちろん、車を所有しているということで、何かしらのストレスを抱えることになります。

車を所有しないことによって、ストレスや緊張から解放され、精神面でも身軽になれるメリットがあります。

事故を起こす心配が減る

一番怖いのは、車を運転することによる交通事故。
どんなに気を付けていても、事故を起こす可能性と隣り合わせです。

車を所有していなければ、車を運転する頻度が減るため、人に怪我を負わせてしまう可能性は低くなり、心配材料も減ることになります。

健康的な生活ができる

車を所有しなくなると、自転車や徒歩、公共交通機関などでの移動となります。

その中でも、自転車や徒歩での移動は増えると思います。
健康のためにも良いですし、体力UPにも繋がります。

とくに運動不足の方には、移動するだけで運動にもなるため、大きなメリットになるでしょう。

移動時間を有効活用できる

車の場合は、運転に集中しなければならないため、同乗者との会話や音楽を聴くぐらいは可能ですが、他事をするのはとても危険です。

しかし、電車やバスでの移動は、運転中にはできない読書や勉強をしたり、睡眠時間にすることもできます。

また、名古屋の都心部になると、車で移動するよりも電車の方が早く到着することが多いため、時間を有効活用できます。

余計な買い物をしなくなる

車で買い物に行くと、たくさん買っても楽に荷物を運ぶことができるため、ついつい買いすぎてしまいます。

しかし、電車やバスの場合は、自分で持って帰れる範囲で買い物をするため、「買いすぎてしまった」という事態を防ぐことができます。

このように、車を持たなければ、余計な買い物をしなくなり、節約につながります。

環境にやさしい

最近はハイブリッド車や電気自動車も普及しており、ある程度は排気ガスを抑える事ができていますが、まだまだガソリン車が主流。

車で移動せず、徒歩や自転車、公共交通機関などを利用することは環境にやさしく、エコに貢献することができます。

車の維持費は一体どのくらいかかる?

車の維持費は一体どのくらいかかるのか、詳しくご紹介します。

車を持つ・持たないでは、どのくらいコストが変化するのか、自動車の年間維持費の平均的な金額を見ていきましょう。

※保険料や車検代、駐車場代、ガソリン代はあくまでも目安です。

自動車の年間維持費【軽自動車の場合】

自動車税 10,800円
自動車重量税 3,300円
自賠責保険料 9,865円
任意保険料 80,000円
駐車場代 120,000円
ガソリン代 72,000円
車検代 25,000円
<維持費合計> 320,965円

自動車の年間維持費【小型自動車、普通自動車の場合】

・小型自動車の排気量は1,000cc〜1,500ccの設定です。

  小型自動車 普通自動車
自動車税 30,500円 43,500円
自動車重量税 12,300円 20,500円
自賠責保険料 10,005円 10,005円
任意保険料 85,000円 90,000円
駐車場代 120,000円 120,000円
ガソリン代 100,000円 130,000円
車検代 30,000円 35,000円
<維持費合計> 387,805円 449,005円
MOTA(モータ)「ボディタイプ別の年間維持費」参考

維持費がかからないのは大きなメリット

車を持たなければ、上記の様な維持費は必要なくなります。
物価が上がり、ガソリン代も高くなっていますので、車を手放すことは大きな節約となります。

車なし生活のデメリットと解決方法

車なし生活には、多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

車を所有しないことによって生じるデメリットも理解しておきましょう。
また、解決方法も一緒にご覧ください。

デメリット

・天気が悪い日の外出は億劫になる
・緊急時、車があった方が安心
・気軽にお出掛けできない
・送り迎えができなくなる
・ストレスがたまったり、気分転換が難しくなる

荷物が多いときや重い物を購入した際、不便に感じる

買い物で荷物が多くなってしまったり、トイレットペーパーなどのかさばる物があるときやお米やお水などの重いものを購入したときなど、車がないと苦労するデメリットがあります。

また、そこまで大きくない家具・家電でも、徒歩や自転車では持って帰れない場合、宅配を頼まざるを得なくなります。

解決方法

・ネットスーパーで配達してもらう
・重い物はネットで購入する
・タクシーを利用する
・カーシェアリングを利用する
・電動自転車で買い物に行く

天気が悪い日の外出は億劫になる

車がないと天気の悪い日は外出するのが億劫になってしまうかもしれません。
雨や風が強い日に、徒歩や自転車では、移動が困難になることもあります。

また、夏場は熱中症のリスクも高まります。
このように、車のない生活では、天候の変化で行動しずらくなってしまうでしょう。

解決方法

・駅までタクシーを利用する
・ショッピングモール・美術館・博物館など、屋内の施設で楽しむ
・外出する代わりに自宅で読書・映画鑑賞・料理・掃除などをして過ごす
・短期間の用事ならカーシェアリングを利用する

緊急時、車があった方が安心

家族が急に体調を崩したときなど、車があればすぐに病院に連れていけるため、緊急時でも安心です。
公共交通機関が動いていない夜中でも移動が可能となります。

また、急な夕立があっても、家族を駅まで迎えに行くことができ、車を所有していれば何かと便利に使えます。

解決方法

・地域の緊急連絡先を確認しておく
・迷わずタクシーを呼ぶ
・タクシー配車アプリを利用する
・近くに病院があるかを事前に確認しておく
・近隣の人や地域の人に助けを求める

気軽にお出掛けできない

車があれば自宅の駐車場から目的地まで直接向かうことができますが、車がないとすぐに移動ができないため、行動範囲が狭まってしまう可能性があります。

車なし生活では、「○○へ行きたい」と急に思い立った場合、電車の時間や乗り継ぎを調べなくてはいけません。
季節によっては暑さや寒さが苦痛ということもあるでしょう。

また、公共交通機関で行くには難しい場所もあります。
自由に行動したい人には、車を持たない生活は不向きかもしれません。

解決方法

・シャトルバスやバスツアーを利用する
・徒歩と自転車の組み合わせで移動する
・レンタサイクルやシェアサイクルを利用する
・レンタカーを借りる

観光地やイベント会場へのアクセスとして、シャトルバスやツアーバスが運行されている場合もあります。
目的地へのアクセスが難しい場合、レンタサイクルやシェアサイクルを利用することで、目的地まで移動でき、自由度が高くなります。
公共交通機関の最寄り駅やバス停からは、徒歩や自転車、タクシーで移動し、目的地に到着する方法もあります。車が運転できれば、レンタカーを借りて目的地まで行きましょう。

送り迎えができなくなる

「保育園や幼稚園への送り迎え」「子どもの習い事の送迎」「親を病院や駅へ送り迎え」など、高齢者や子どもがいる家庭では、送り迎えが必要な場面が多々あります。

「車があれば…」と考える瞬間が出てくる可能性もあるため、車がなくても生活が成り立つかどうかをきちんと考える必要があります。

解決方法

・公共交通機関を利用して送り迎えをする
・自転車を利用する
・送迎サービスやスクールバスを利用する
・駅から近い教室・施設を選ぶ
・近所の教室・施設を選ぶ
・近隣に住む家族や友人に協力してもらう

ストレスがたまったり、気分転換が難しくなる

車に一人で乗っていれば、誰にも邪魔されず、目的地までプライベート空間を持つことができます。
気兼ねなく好きな音楽を聞いたりと、気分転換にもなります。

しかし、車がないと公共交通機関や徒歩での移動となり、公共の場に接する機会が増えるため、他の人との接触や騒音、混雑などがストレスの要因になることもあります。

解決方法

・空いている時間に公共交通機関を利用して、新しい場所へ出掛けてみる
・徒歩や自転車で近所の公園などを散策する
・趣味を見つけて楽しむ
・地元のイベントやコミュニティ活動に参加する

新しい場所へ出掛けたり、公園を散歩することは、気分転換やリフレッシュになります。
また、興味のあるイベントや活動に参加することで、新たな出会いや学びがあり、気分転換につながるでしょう。
趣味を見つけ、没頭することも大きなストレス発散になります。
車がないことで、ストレスがたまる理由は個人によって異なるかもしれませんが、気分転換やストレス解消の方法を見つけることが大切です。

名古屋で子育て、車なしでも生活できる?

子育て世代にとって、車があると何かと便利ですが、車を所有することで維持費がかかり、家計の負担にもなります。

そこで、名古屋で子育てするのに車は必要なのか?
車がなくても子育てできる条件やメリットを見ていきましょう。

「車なし」で子育てするための条件とは?

・徒歩や自転車で行ける範囲に食料品や日用品を買えるスーパー、ドラッグストアがある
・保育園、幼稚園、小学校が徒歩圏内にある
・小児科のある病院、クリニックが近くにある
・徒歩や自転車では行けない場所への移動手段を確認しておく

「車なし」で子育てするメリット

メリット

・子どもに体力がつく
・移動時間も親子で楽しめる
・電車やバスに乗れて、子どもが喜ぶ

  • 子どもに体力がつく
    車なし生活では、歩く機会が増えるため、大人だけではなく子どもにも体力がつきやすくなります。
    荷物がたくさんあって子どもを抱っこできない場合には、自分で歩かなくてはいけない状況になるので、強さも身につきます。
  • 移動時間も親子で楽しめる
    車での移動中は、運転に集中しているため、なかなか子どもと会話ができない状況になってしまいます。
    しかし、徒歩や電車、バスでの移動なら、手をつないで歩いたり、子どもと会話をしたりと、移動中も親子で楽しむことができます。
  • 電車やバスに乗れて、子どもが喜ぶ
    乗り物好きの子どもにとっては、日常的に電車やバスに乗ることができるので、楽しく移動ができるでしょう。
    また、小さいうちから公共交通機関にも慣れ、乗り物に乗るときのマナーも身につくでしょう。

ニッショー社員に聞いた!マイカーについてのアンケート

  1. マイカーを持っていますか?
  2. マイカーを「持っている人」の家族構成
  3. 今まで車を手放した経験はありますか?
  4. 今住んでいるところは車がなくても生活できると思いますか?
  5. 「車なし生活」困る理由は?
  6. 「車なし生活」良かったことは?
  7. 「車なし生活」の主な移動手段は?
  8. その他、体験談

1.マイカーを持っていますか?

・「持っている」  81.5%
・「持っていない」 18.5%

※マイカーを持っている人の方が多いという結果になりました。

マイカーを「持っていない」理由

・運転が苦手だから

・車を運転したくない

・維持費がかかるから

・車を買うお金がないから

・生活するうえで必要ないから

2.マイカーを「持っている人」の家族構成

・「夫婦」    32%
・「ファミリー」 27%
・「実家暮らし」 18%
・「一人暮らし」 18%
・「同棲」     5%

※「マイカーを持っていない人」の家族構成は、「一人暮らし」のみでした。

3.今まで車を手放した経験はありますか?

・「ある」 18.5%
・「ない」 81.5%

※車を手放したことが「ない」という人の方が多いという結果になりました。

車を手放した理由

・車が古くなった

・新車へ買い替え

・維持費が高い

・引っ越し先の駐車料が高かったため

・月極駐車場が遠く、あまり乗る気にならなかった

・必要ないと感じたため

4.今住んでいるところは車がなくても生活できると思いますか?

・「できると思う」  55.6%
・「できないと思う」 40.7%
・「どちらでもない」  3.7%

「生活できる」と思う理由

・徒歩圏内に買い物施設や病院などがあり、生活環境は整っているため

・生活には困らない利便性がある

・地下鉄や市バスが徒歩圏内にある

・近くに親や親戚が住んでいるため、困ったときは助けてくれる

「生活できない」と思う理由

・最寄り駅が遠いため

・スーパーなどが徒歩圏内にないため

・生活に必要なものを調達しようとした際、難しいと感じるため

・電車だけでは移動範囲に制限があり、支障があるため

・保育園、学校、塾への送迎、旅行、買い物など、家族との行動で必要

・駅周辺に商業施設が少ない

・移動手段が自転車や徒歩だけでは不便

5.「車なし生活」困る理由は?

車のない生活で困る理由を、ランキング形式で紹介します。

1位:行動範囲が制限され、自由に行動ができない

2位:買い物や休日のレジャーなど、気軽に出掛けられない

3位:重たい荷物や大きな荷物を運ぶのに不便

4位:旅行など、遠出するときに不便

5位:公共交通機関が少ない観光地へ行くのに不便

6位:自宅から最寄り駅までが遠い

7位:送り迎えや緊急時に車がないと不便

その他、少数意見

・電車利用が苦手なため、車がないと困る

・通勤で必要なため

・車の運転が不慣れになってしまう

・車を持っている友人に毎回お願いするのは申し訳ない

6.「車なし生活」良かったことは?

次は、逆に車のない生活で良かった点を、ランキング形式で紹介します。

1位:維持費がかからないこと

2位:駐車料金が必要ない

3位:事故を起こす不安がなくなった

4位:出掛ける際、駐車場の心配をする必要がない

5位:汚れるたびに洗車する面倒がないこと

結果

「維持費がかからないこと」がダントツの1位でした。
車のない生活では、費用負担が減るため、趣味に使ったり、貯金額が増えるというメリットがあるでしょう。

7.「車なし生活」の主な移動手段は?

・「電車」 45%
・「徒歩」 18%
・「自転車」18%
・「バス」 18%

8.その他、体験談

「車を持っている人」の体験談

・維持費とかどんどん値上がりしているので金食い虫ですが、無いと困るし寂しいです。

・名古屋市内なら何とかなるが、名古屋市以外の郊外に出掛ける際は、交通網がそれほど良くないため、車を持っていて良かったなと思います。

・車だと近いが、電車だと行けない場所がたくさんあるので、車は必要。

・緑区内は坂が多いため、どこに移動するにも車を利用しないと不便。

・学生のころから乗っているので、どこに行くにも使うのが当たり前になっている。

・家族で出かける際には必須です。とくに子どもが小さい頃は、郊外に遊びに行くときは車が無いとどうやって行くの?くらいの感覚でした。

・都心部に近いエリアは、家賃や物価が高いイメージあります。
毎月の費用を抑えるには、中心部から離れた場所に暮らすしかないため、車が必要です。

「車を持っていない人」の体験談

・中区在住ですが、車は必要ありません。カーシェアも使ったことないくらいです。

・名古屋の市街地は、一方通行の細い道があったり、郊外はバス専用レーンなどがあり、ややこしいイメージがあります。

・名古屋市中心部(西部)に住んでいると、名古屋駅や栄まで自転車で行けてしまうため、車を使う必要性を感じない。
天気が悪くても地下鉄で15分くらいなので問題ありません。

・車は便利だと思いますが、車がなければ、ないなりの生活ができると思います。車なし生活は、工夫次第で十分可能。

・一人暮らしで駅近に住んでいるため、車は必要ありません。

・年齢が20代で、体力もあり、徒歩移動は苦にならない。

・名古屋駅、栄、金山付近のエリアなら正直車はいらないかなと思います。
会社へは、電車かバス、自転車、徒歩など手段はなんとでもなりますし、会社が市街地なら車通勤の方が厳しい気がします。

・都心部への通勤ラッシュ時には電車が混雑するため、通勤時間帯によっては快適に移動できないこともあります。

・移動手段で困ったとき、家族や友人に助けてもらっています。
車を手放すときは、事前に伝えておくといいかもしれません。

・コロナの時期などは、感染経路が増えてしまう心配があった。

まとめ

車のない生活では、デメリットもたくさんありますが、名古屋市内の便利な場所に住めば、車がなくても移動手段には困らないでしょう。

しかし、都心部にアクセスしやすい駅を選ぶことは便利である一方、生活費や通勤時間帯によっては不便な面もありますので、自分のライフスタイルに合わせて、車を所有するか決めることが重要です。

暮らしやすいエリアはどこか、生活をイメージしながら部屋探しをしましょう!

自分のライフスタイルに合わせて検討してみるのだ!

よくある質問

車なしで生活は、何かと不便ではないですか?

不便なこともありますが、車を持たなければ維持費が必要ないため、大きな節約となります。
大きめの買い物は、通販を利用すれば、問題ないと思います。

名古屋市内で、車がなくても生活できる場所はどこですか?

名古屋市内の主要な交通手段は地下鉄になります。
地下鉄の駅から近い場所に住めば、通勤やお出掛けにも便利なため、車なしでも十分生活はできます。

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NARUHODO FUMU FUMU

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