これで回避!選ばないほうがいい賃貸物件(エリア・条件・周辺環境)

「お部屋探しで失敗したくない」「ハズレ物件をひきたくない」という方は多いですよね。
この記事では、お部屋探しの流れ~エリア決め、サイトでの物件探し、内見、契約~に沿って、選ばないほうがいい賃貸物件の条件を紹介しています。
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エリア決めで回避!選ばないほうがいいエリア
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賃貸サイトで回避!選ばないほうがいい物件の条件
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内見で回避!選ばないほうがいい物件の特徴
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周辺環境で回避!選ばないほうがいい生活圏内にあるスポット
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契約前に回避!選ばないほうがいい物件の契約内容
お部屋探しでは、まずざっくりとしたエリアを決める場合が多いのではないでしょうか。
その際に、選ばないほうがいいエリアを紹介します。
治安が悪いエリア

犯罪率が高いエリアに住んでしまうと、安心して暮らすことが難しく、日常的に防犯を意識した生活をしなければなりません。
市区町村の治安データやエリアの口コミ、警察サイトなどで地域の犯罪発生状況を調べておくとよいでしょう。
繁華街のあるエリアは特に注意が必要です。
災害リスクが高いエリア

地震、台風、洪水など、自然災害のリスクは住む場所を選ぶ上で重要な要素です。
ハザードマップで、自分の住みたいエリアがどのような災害リスクを抱えているかを確認しましょう。
特に、低地や河川沿い、崖の近くなどは、浸水や土砂崩れの危険性が高いので注意が必要です。
賃貸サイトで回避!選ばないほうがいい物件の条件
賃貸サイトでお部屋探しをする際、条件を絞り込んで検索しますよね。
その際、選択肢から外したほうがいい条件があります。
ただし、人によってはメリットがある場合や、必須条件という場合もあります。
築年数が古すぎる

築年数が古い物件は、設備が老朽化している可能性があります。
特に、水回り(キッチン、浴室、トイレ)は、頻繁に利用するためトラブルが起こりやすい箇所です。
また、耐震性が低く地震などの自然災害に弱いというデメリットもあります。
なるべく築20年以内に絞り込んで検索するとよいでしょう。
木造や軽量鉄骨造の物件

木造や軽量鉄骨造の物件は、防音性が低いため、隣人の生活音が気になることがあります。
また、壁が薄いと断熱性も低く、冬は寒くて夏は暑いなどの問題に加え、光熱費が高くなる可能性があります。
構造で「鉄筋系」にチェックを入れるか、種別を「マンション」にして絞り込むとよいでしょう。
間取りがいびつ

賃貸サイトで物件の一覧をチェックしているときに、変わった形の間取りがあれば、避けたほうがよいかもしれません。
三角形の間取りや壁が曲線になっている、またはななめになっていると、家具が配置しにくいほか、デッドスペースが生まれる可能性があります。
ペット可など特殊な条件の建物

ペット可などの特殊なこだわり条件は、その条件を探している人にとっては必須条件ですが、そうでない場合にはデメリットもあります。
特にこだわりがない場合は、以下のような条件にはチェックを入れずに探すとよいでしょう。
●ペット可…ペットを飼わない場合は臭いや鳴き声が気になるかもしれません。
●分譲賃貸…設備が充実していることが多い分譲賃貸ですが、その分家賃が高い場合や、共用部の維持管理費や修繕積立金が必要な場合もあります。
●デザイナーズ…個性的でおしゃれなデザイナーズ物件ですが、一般的な間取りとは異なる場合があります。家具の配置が難しいなど、暮らしやすさを重視したい人には向かないかもしれません。
●フリーレント…初期費用を抑えられるメリットがありますが、期間終了後に家賃が上がる場合や、退去時に違約金が発生する場合があります。
内見で回避!選ばないほうがいい物件の特徴

内見は、ネットではわからなかった情報をたくさん得ることができます。
感覚でわかること、ネットには記載がなかったこと、間取りや写真は載っていたが情報が不十分だったこと、これらのことを内見ではしっかりチェックしましょう。
そして、選ばないほうがいい特徴があれば、選択肢から外していきましょう。
音や臭いなど五感でわかること
物件の見た目が綺麗だからといって、それだけで快適な生活が送れるわけではありません。
内見時に五感を使って確認すべきことは、住んでからの快適さに大きく影響します。
例えば、天井の高さが気にならないか、水回りの嫌な臭いがしないか、室温が異様に暑い/寒くないか、上下階の生活音が聞こえてこないか、車やトラックによる騒音がないかなど、その場にいないとわからないことを確認しましょう。
・天井が高すぎる、または低い
・水回りが臭い
・室内が暑すぎる、または寒い
・生活音や交通騒音が気になる
間取り図には描いていないこと
間取り図は、あくまで部屋を簡単に描いたものに過ぎません。
そのため、実際の寸法と違っていたり、柱があるのに間取り図には描かれていなかったりすることも。
そのほか、段差や傷の有無、床のゆがみなど、平面図に載せることが難しい内容もあります。
室内写真で補完できる場合もありますが、生活に影響が出ることが多いため、内見でしっかり確認しましょう。
・柱がある
・段差や傷がある
・床がゆがんでいる
ネットには載っていないこと・情報が不足していること
ネットに載っていないことの例として、スマホの電波状況が挙げられます。
また、室内写真からの情報では不十分なこととして、コンセントの位置や数、収納の内部、ベランダからの景色、共用部の状況などがあります。
生活のしやすさに直結する内容も多いため、内見時にはしっかり確認することが大切です。
・電波が入りにくい
・コンセントの位置が悪い
・収納の使い勝手が悪い
・ベランダからの景色が悪い
・共用部全般
項目ごとの詳しいチェックポイントは下記の記事を参考にしてください。
周辺環境で回避!選ばないほうがいい生活圏内にあるスポット
スーパーやコンビニ、金融機関、駅からの距離など、生活の利便性に注目してお部屋探しをすることが多いため、住んだあとに気づいて後悔するスポットもあります。
生活圏内にあたる徒歩15分(約1.2キロ)以内に選ばないほうがいい場所がないか、確認しましょう。
騒音が多い

交通量の多い場所や、工場、イベント会場、サイレンなどの大きな音に悩まされる可能性が高いエリアは避けましょう。
ファミリーさんにとっては便利でも、一人暮らしの人には学校や保育園が近すぎる場合、声が気になることもあります。
また、繁華街や飲み屋街など、夜間に賑わう場所が近隣に多いのも治安の悪さに繋がるため、避けたほうが良いでしょう。
内見の際は、昼だけでなく夜も訪れて、実際に騒音レベルを確認しましょう。
・幹線道路が近い
・踏切や線路が近い
・空港が近い
・工場が近い
・イベント会場が近い
・大きな病院や警察署、消防署が近い
・学校や保育園が近い
・1階が飲食店
・繁華街が近い
嫌悪施設が近い

嫌悪施設とは、生活環境に悪影響を与える可能性がある場所のことです。
悪臭などの衛生面や治安に対しての不安、心理的な抵抗感を抱く場合など、下記のような場所が挙げられます。
周辺には何があるのかマップでしっかり確認しましょう。
・ごみ処理場
・火葬場や葬儀場
・刑務所や拘置所
・暴力団の事務所や自宅
・お墓
・古戦場
生活に不便

実際にその場所に行ってみないとわからないこととして、坂道や一方通行が多いなど、生活に不便な条件もあります。
マップでも気づきにくいため、内見に行った際にはなるべく周辺を歩いてみるなど、事前に確認しておくことが重要です。
・坂道が多い
・一方通行が多い
・陸橋でしか道を渡れない
・道幅が狭い
・街灯が少ない
契約前に回避!選ばないほうがいい物件の契約内容
エリアや周辺環境に問題がなくても、物件の契約内容を見て選ばないほうがいいと判断できる場合もあります。
ここでは、契約前の最終段階において、選ばないほうがいい物件を回避するポイントを紹介します。

共益費や更新料が高すぎる
共益費や更新料が高い物件は、コストが高くなってしまうため注意しましょう。
例えば、共益費は一般的に家賃の5~10%程度とされているため、家賃6万円なら共益費は3,000~6,000円が目安となります。
また、更新料は家賃の1ヵ月分程度であることが多いですが、家賃の2ヵ月以上であるなら高額です。
契約前には、家賃だけでなく毎月の支払総額がいくらになるかや、更新時の費用までしっかり確認することが大切です。
解約時の条件が厳しい
「解約予告が3ヵ月前に必要」、「クリーニング費用が10万円以上」など、借主に不利な条件が記載されている場合があります。
契約書をよく読み、解約予告は1ヵ月前かどうか、クリーニング費用が高すぎないかなど、適正な条件の物件を選びましょう。
疑問がある場合は不動産会社に確認し、不明瞭な点がある物件は避けるべきです。
特約が多い
特約事項に「貸主が必要と判断した場合、契約期間中に退去させることがある」など、一方的な条項が含まれる場合があります。また、「共用部分の修繕費用を借主が負担する」といったデメリットがある場合も注意が必要です。
契約書に記載があることについては承諾したとみなされるため、きちんと内容を確認しましょう。
告知事項がある
「過去に死亡事故があった」「事件や犯罪が発生した物件」「暴力団が関与していた建物」などは、心理的に落ち着かないことがあります。
あとで事実を知って後悔しないように、不動産会社に告知事項の有無を聞いてみましょう。
契約する部屋でなくとも物件内の別の部屋でもNGという人や、住人の死因が自然死かそれ以外かなど、気になるという人は詳細を聞いておきましょう。
物件の良くないところもしっかりチェックしてお部屋を決めるのだ

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