賃貸の退去連絡は1か月前でいい?退去の流れ・注意点・失敗例を解説
賃貸物件を退去するとき、「いつまでに連絡すればいいのか」「何から始めればいいのか」と迷う方は少なくありません。
特に初めての退去では、手続きの流れが分からず、不安を感じやすいものです。
退去連絡が遅れると、住んでいなくても家賃が発生したり、思わぬトラブルにつながることもあります。
一方で、正しいタイミングと流れを知っていれば、退去は決して難しいものではありません。
この記事では、退去連絡の時期や流れ、注意点、よくある失敗例までを分かりやすく解説します。
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賃貸の退去連絡はいつまでにすればいい?
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賃貸の退去連絡から退去までの流れ
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賃貸の退去連絡で失敗しないための注意点
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賃貸の退去連絡でよくあるケース別の注意点
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賃貸の退去連絡が遅れた場合に起こること
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賃貸の退去連絡と同時に部屋探しをするメリット
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賃貸の退去連絡は早めの行動が安心につながる
賃貸物件を退去する際に、最も重要なのが「退去連絡のタイミング」です。
退去連絡は、退去したい日から逆算し、賃貸借契約書で定められた期限までに行う必要があります。
賃貸借契約書に従うのが基本
退去を考え始めたら、まずは契約書を確認することが最優先です。
退去連絡の期限は、賃貸借契約書の「解約」「退去通知」「予告期間」などの項目に記載されています。
一般的な記載例としては、「退去日の1か月前までに通知」・「退去日の2か月前までに通知」・「解約予告期間は30日以上」などがあります。
まずは契約書を確認し、何日前までに連絡が必要なのかを把握しましょう。
通知の期限を過ぎてしまうと、希望日に退去の手続きができなかったり、鍵を返却していても翌月分の家賃が発生したりするケースがあります。
大家さん・管理会社のどちらに連絡する?
賃貸の退去連絡は、誰に連絡するかも重要です。
●管理会社がある物件:管理会社へ連絡
●大家さんが直接管理している物件:大家さんへ連絡
連絡先は契約書や入居時の案内書類に記載されています。
判断に迷った場合は、家賃の振込先やトラブル時の連絡先を確認すると分かりやすいでしょう。
退去連絡を電話・メールで行う場合の伝え方と例文
賃貸の退去連絡は、現在でも電話で行うのが一般的ですが、電話だけでなくメールでの退去連絡を受け付けている管理会社もあります。
メールはやり取りの履歴が残るため、連絡内容を後から確認できるという点で、トラブル防止につながるケースもあります。
【電話】退去連絡の際に伝える内容
電話で退去連絡をする場合は、以下の内容を伝えるようにしましょう。
●入居者名と物件名・部屋番号
●退去したい旨(解約の意思)
●希望する退去日
●解約手続きの流れや必要書類の確認
●退去立ち会いの有無と日程調整について
【メール】退去連絡の例文
件名:賃貸物件解約(退去)のご連絡
株式会社〇〇管理 御中
お世話になっております。 現在、〇〇マンション〇号室に入居しております〇〇と申します。
このたび、〇年〇月〇日をもって退去したく、ご連絡いたしました。 賃貸借契約書に基づき、解約手続きを進めていただけますと幸いです。
今後の流れや、必要書類、退去立ち会いの日程調整についてご教示ください。
何卒よろしくお願いいたします。
氏名:〇〇
連絡先:〇〇
メールで連絡をした場合は、送信後に必ず返信が届いているかを確認しましょう。
返信がない場合は、念のため電話でフォローしておくと安心です。
賃貸の退去連絡から退去までの流れ
退去連絡をした後は、いくつかのステップを踏んで正式に退去となります。
事前に全体の流れを把握しておくことで、手続き漏れやトラブルを防ぎやすくなります。
- 契約書の確認(退去通知・違約金)
- 解約通知書の提出
- 引っ越し準備と各種手続き
- 引っ越し当日と退去前の確認
- 退去立ち会いと室内チェック
- 鍵の返却
- 敷金の精算と返金
契約書の確認(退去通知・違約金)
退去連絡後も、改めて契約書を確認しましょう。
・解約予告期間
・短期解約違約金の有無
・退去立ち会いの有無
これらを把握しておくことで、後から「聞いていなかった」というトラブルを防げます。
特に、入居期間が短い場合は違約金が発生するケースもあるため注意が必要です。
解約通知書の提出
電話やメールで退去の意思を伝えた後、解約通知書の提出を求められることがあります。
正式な書類手続きとなるため、提出方法や期限を確認し、早めに対応しましょう。
引っ越し準備と各種手続き
引っ越し日までに、移転手続きを進めます。
・電気、ガス、水道の解約・停止
・インターネット回線の移転・解約
・郵便物の転送届
・部屋とは別に契約している月極駐車場の解約
などを済ませておきます。
特にガスの停止は立ち会いが必要な場合もあるため、早めの手配が大切です。
引っ越し当日と退去前の確認
荷物をすべて搬出し、簡単な掃除を行います。
ゴミの出し忘れや私物の置き忘れがないかも確認しましょう。
退去立ち会いと室内チェック
管理会社や大家さんと一緒に室内の状態を確認します。
所要時間はおおよそ30分程度が一般的です。
壁や床、水回りなどをチェックし、原状回復費用の対象になるかどうかについて、その場で説明を受けるケースが多くなっています。
鍵の返却
入居時に渡されたすべての鍵を返却します。
スペアキーや後から作成した鍵がある場合も忘れずに返却しましょう。
鍵を紛失している場合は、別途費⽤を請求されることもあります。
敷金の精算と返金
退去後、原状回復費用を差し引いた敷金が返金されます。
通常は退去後1か月前後で精算書が届きます。
精算内容に不明点がある場合は、管理会社へ相談してみましょう。
賃貸の退去連絡で失敗しないための注意点
賃貸の退去では、事前に知っているかどうかで結果が大きく変わるポイントがあります。
契約書の確認を後回しにしない
「忙しいから後で確認しよう」「1か月前なら大丈夫だろう」と思い込みで動いてしまうのは危険です。
賃貸物件ごとに退去ルールは異なり、2か月前通知が必要なケースも珍しくありません。
退去を考え始めた段階で、まず契約書を確認することが、トラブル回避の第一歩です。
家賃の二重発生に注意
旧居と新居の家賃が同時に発生するケースは少なくありません。
退去日と入居日の調整が重要です。
特に、退去連絡が遅れた場合は、住んでいなくても翌月分の家賃が請求されることがあります。
引っ越しスケジュールは、余裕を持って計画することが大切です。
原状回復の考え方を事前に知っておく
原状回復とは「入居時の状態に完全に戻すこと」ではありません。
通常の生活で生じた傷や汚れ、経年劣化については、借主負担にならないのが一般的です。
一方で、故意・過失による破損や汚れは、修繕費用を請求される可能性があります。
事前に国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の考え方を知っておくことで、不当な請求を防ぎやすくなります。
退去後に必要な手続きを忘れない
住民票の移動や郵便物の転送など、退去後の手続きも忘れずに行いましょう。
・住民票の異動
・免許証や各種サービスの住所変更
・印鑑登録
など、退去が終わってもやるべき手続きは多くあります。
チェックリストを作って一つずつ対応すると安心です。
賃貸の退去連絡でよくあるケース別の注意点
賃貸の退去連絡は、人によって状況が異なります。
ここでは、特に相談が多いケース別に注意点を解説します。
初めて一人暮らしを退去する場合
初めての退去では、契約書を細かく確認していない、管理会社への連絡方法が分からないなど、何をどこまで準備すればよいか分からず不安になりがちです。
分からないことは、遠慮せず管理会社に確認することが大切です。
急な転勤・就職・同棲解消で退去する場合
急な事情で退去する場合でも、契約上の退去連絡期限は原則として免除されません。
日割り家賃が発生しないケースや、短期解約違約金が設定されているケースもあるため、決まり次第すぐに連絡することが大切です。
引っ越し日がまだ確定していない場合
退去日がまだ確定していなくても、連絡してよいのか悩む方は少なくありません。
実際には、仮の日程でも退去の意思を伝えておくことで、その後の手続きがスムーズに進むケースがあります。
早めに連絡しておくことで、家賃の無駄な発生を防ぎやすくなります。
賃貸の退去連絡が遅れた場合に起こること
退去連絡が遅れると、思わぬ金銭的負担が発生することがあります。
1日遅れただけでも家賃が発生する
賃貸契約では、解約予告期間が「月単位」で定められていることが多くあります。
そのため、1日遅れただけでも翌月分の家賃が発生してしまうケースがあります。
この場合、実際には住んでいなくても契約上は入居中と扱われるため、注意が必要です。
引っ越し後でも退去扱いにならない
「鍵を返した」「部屋を空にした」だけでは、正式な退去とは認められません。
あくまで、管理会社や大家さんへの解約通知が基準になります。
解約手続きが完了していない場合、契約が継続していると判断されることもあります。
管理会社・大家とのトラブルにつながる
退去連絡が遅れた場合、管理会社や大家さんとの間で認識のズレが生じることがあります。
たとえば、退去日や家賃の支払期間について行き違いが起こり、確認ややり取りに時間がかかるケースもあります。
退去の意思が固まった時点で早めに連絡しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
賃貸の退去連絡と同時に部屋探しをするメリット
退去連絡と同時に部屋探しを始めることで、条件に合う物件を落ち着いて探しやすくなります。
すでに次の部屋を探している場合や、入居先が決まっている場合でも、退去スケジュールとの調整は重要です。
慌てて部屋を探すと失敗しやすい
退去日が迫ってから部屋探しを始めると、時間に余裕がなく、条件を十分に比較できないため、立地や設備、家賃などで妥協しやすくなります。
また、引っ越し時期が重なる繁忙期では、空室が少なく選択肢が限られることもあります。
慌てて決めてしまうと、入居後に後悔につながる可能性もあるため注意が必要です。
部屋探しが進めやすい
退去予定日が分かっていれば、部屋探しを進めやすいケースは多くあります。
物件によっては入居日の調整が可能な場合もあり、早めに情報収集を始めておくことで、希望条件に合う物件をじっくり比較しやすくなります。
余裕が生まれると、スケジュール管理もしやすくなります。
退去と部屋探しをまとめて相談できることも
退去と部屋探しをまとめて不動産会社へ相談できると、引っ越し全体のスケジュールを整理しやすくなります。
退去日と入居日のバランスを考慮した提案を受けられることもあり、家賃の二重発生を防ぎやすくなるケースがあります。
希望条件や引っ越し時期を踏まえて物件を紹介してもらえる場合は、無理のない部屋探しにつながります。
賃貸の退去連絡は早めの行動が安心につながる
賃貸の退去連絡は、早めに行い、正しい流れで進めることが大切です。
事前に準備を整えることで、トラブルを防ぎ、安心して次のお部屋探しへ進むことができます。
退去を検討している場合は、早めに不動産会社や管理会社へ相談すると安心です。
契約書を確認して、早めに連絡することが大切なのだ!
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