1LDKで同棲はきついって本当?二人暮らしの部屋探しの本音とおすすめの間取り・条件とは

カップルで二人暮らしをするためにお部屋探しをしていると「同棲で1LDKはきつい」と耳にしたことはありませんか?

結論から言うと、1LDKでの同棲は十分可能です!
とはいえ、向き不向きはあるため、この記事では、同棲のお部屋探しについての本音と、おすすめの間取り・条件をご紹介します。

そもそも1LDKはどんな部屋?

1LDKと一言で言っても様々なタイプのお部屋があります。

間取りはL=リビング、D=ダイニング、K=キッチンとそれ以外の部屋数で表記されます。

つまり、1LDKはリビングとキッチン以外にもう一部屋ある間取り全てが当てはまります。

リビングを共用スペース、残りの部屋を寝室にすることがほとんどです。

寝室を二人で使用することになるため、その生活が二人に合っているかをすり合わせておくことが重要です。

二人暮らしで1LDKを選ぶ人はどのくらいいる?

同棲で1LDKを選ぶ割合は約18.6%で、2番目に人気の間取りです。

収入と家賃の兼ね合いで決めたり、仲が深まりそうという理由で選ぶ人も少なくない人気の間取りです。

1番人気は2LDKで62.5%ですが、こちらは新婚さんが子どもができることを見込んで選ぶことが多い間取りです。

そのため、初めて同棲をされる二人はまず1LDKで暮らしてみてから他の間取りに引っ越すのもおすすめです。

同棲で1LDKがきついと言われる理由

1LDKは初めての同棲で選ばれることが多く、二人の生活スタイルが噛み合わないことがきついと思われる原因です。
ここで挙げるきつい理由がクリアできる二人には心配は無用なので参考にしてください。

【理由1】自分の時間・部屋が持てない
【理由2】生活リズムが合わない
【理由3】収納スペースが少ない
【理由4】在宅ワークをするスペースがない

【理由1】自分の時間・部屋が持てない

リビングも寝室も二人で使うため、趣味に没頭したり一人になりたい時がある人にはあまり向いていません。

個人の部屋がないため、喧嘩してしまった時に頭を冷やしにくいという意見もあります。

また、どちらかの友人や家族が遊びに来た場合に泊まる部屋がないことも懸念点の一つです。

逆に、いつも一緒にいたいタイプの二人には向いている間取りです。共通の趣味を楽しみやすいメリットもあります。

【理由2】生活リズムが合わない

共用の寝室になるため、夜勤があるなど生活リズムが合わない二人だときつく感じやすいです。

寝ている時間に帰ってきて同じベッドに入ってきた時に起きてしまうことが頻繁にあると、精神面も健康面も辛い可能性があります。

食事のタイミングによっては音や匂いが気になる場合もあります。

同じ時間に寝られるのであればあまり気にはなりませんが、ベッドを二つ並べたり、クイーンサイズのベッドでSSマットレス2つ並べるなどの工夫で解決できることも。

間取りだけでなく、家具や実際の暮らしを話し合っておくことをおすすめします。

【理由3】収納スペースが少ない

部屋ごとに収納スペースが付いている物件が多いため、物が多い場合は収納スペースが足りなくなる可能性が高いです。

一人暮らしと違って二人分の荷物になることを踏まえて部屋探しをする必要があります。

また、リビングがメインの生活スペースになるため、収納が少ない物件の場合は物が溢れかえらないように収納家具を設置するスペースがあるかを確認しましょう。

【理由4】在宅ワークをするスペースがない

これまでのきつい理由がクリアできる場合でも、お互いに在宅ワークで仕事をする可能性がある場合は注意が必要です。

同じ部屋で仕事をするか片方が寝室で仕事をすることになるため、無理のない作業スペースの確保が重要になります。

特に、会議など音声を使用する場合、社外秘の情報が伝わってしまうなど問題になることがあるので注意が必要です。

仕事だけでなく、友人や家族との電話やリモート飲みの機会が多い人も在宅ワークと同じく気をつけましょう。

1LDKでの同棲はどんな人に向いている?

1LDKでの二人暮らしがきつい人がいれば、向いている人もいます。具体的にどんな人が向いているのでしょうか?

二人とも人と一緒にいるのが好きなタイプ

なるべく一緒にいたいタイプや一人になりたい時は外に出ればいいという考えをお互いに持っている場合は1LDKでも全く問題ありません。

趣味が共通など、一緒にいるメリットの方が大きい人はむしろ1LDKを選ぶことをおすすめします。

生活リズムが合っているとわかっていればストレスを感じること少ないです。

お互いの荷物が少ない・ミニマリスト

ミニマリストで荷物がほとんどない人や、物件を見学した時に二人分の荷物が収納スペースに十分収まりそうな場合は問題ありません。

ただし、出産予定があったり将来子どもができても住み続けるつもりであれば、注意が必要です。

自分達の荷物は大丈夫でも、子どもの荷物で収納が足りなくなることも考えて部屋探しをしましょう。

節約したい・貯金をしたい人

1LDKは比較的家賃を抑えやすいため、節約や貯金には向いている間取りです。

「金銭面を考えて1LDKを選んだ」という共通の目的にもなるので、目的のためと考えると日常生活で揉めにくくなるのもメリットです。

細かいことが気にならない人(完璧主義ではない人)

1LDKは他の間取りよりも掃除がしやすいメリットがありますが、それでも家事分担の割合などで最初は揉めることもあります。

どうしても共用で使用する箇所が多くなるので、多少の価値観の違いを許容できたり、お互いにフォローする気持ちが大切です。

同棲で1LDKの物件を選ぶときの注意点3つ

ここでは、同棲で1LDKの物件を選ぶときの注意点を紹介します。

1.無理のある家賃設定にしない

まず初めに考慮するべきなのは家賃です。

現在、お互いに一人暮らしをしているのであれば、二人の家賃を足した金額を超えない範囲の無理のない家賃帯の物件を選ぶ必要があります。

結婚前の同棲の場合は入居審査を一人の収入額で行う場合があるため、無理のある金額にならないようにしましょう。

2.部屋の条件は二人が納得できるものにする

当然のことですが、片方だけの意見が強いと同棲はうまくいきません。

お部屋の設備や条件も同じく、お互いに意見を出し合って納得いく物件を選ぶことが重要です。

通勤圏内から選んだり、テレワークの可能性があるならどうするかを決めておいたりと一緒に暮らしていて不満に思うようなことを事前に話し合っておきましょう。

自分たちだけでは見落としがちなことも多いので、経験者に話を聞いて懸念点をなくしておくのもおすすめです。

3.居住スペース・収納は十分確保する

家賃との兼ね合いにはなってしまいますが、できる限り部屋や収納スペースが広い物件を選ぶことをおすすめします。

広さがあればたとえ1LDKが会わなくても、後から仕切りなどで工夫する余地があるからです。

また、部屋が広くても収納が狭いと部屋内にハンガーラックなどの収納を置くことになります。

せっかく広い部屋を選んでもスペースが圧迫されてしまうので、気にしておきましょう。

同棲に向いている1LDKの間取り

1LDKと一言で言っても部屋や設備の配置によって暮らし方は大きく変わります。

これまで紹介した注意点やその他の懸念点があっても、選んだ部屋次第で解決できる可能性があります。

占有面積が同じでもリビングが広い物件を選ぶ

選ぶ時のポイントとして、メインの部屋になるリビングの広さで選ぶのもおすすめです。

物件の面積が同じでも、自宅トレーニングや家族でゲームを楽しむなど、多様な使い方ができるリビングが広い方が融通を利かせやすいです。

荷物が多い方は収納やクローゼットが広い物件を選ぶ

たくさん荷物がある場合は部屋にものが溢れないようにリビングよりも収納の広さを優先させましょう。

ウォークインクローゼットやサービスルームがあると収納に使えて便利です。

生活リズムが違うのであれば、浴室やキッチンが寝室から離れている物件を選ぶ

生活音は浴室やトイレ、キッチンなど、水回りから響きやすい傾向にあります。

そのため、遅くに料理を食べる音やお風呂に入る音が寝室に伝わりにくいよう、水回りと寝室が離れているタイプの間取りを選びましょう。

お互いに在宅ワークをするならリビングと部屋が離れている物件を選ぶ

同じ物件内だと、意外にも隣の部屋の声は響きます。

隣の部屋同士でオンラインミーティングを行っているとお互いの音や声が気になります。

できる限り離れて作業ができるよう、1LDKでもリビングと部屋の間に収納があるような間取りだと安心です。

1LDK以外の同棲に向いている間取り

これまでの話で「正直、1LDKでの同棲は向いていないな」と感じた方は、他の間取りをおすすめします。

どの間取りが自分たちに向いているか、参考にしてみてください。

バランスがいい2LDK

お互いの部屋を作ったり、結婚して子どもができた場合にも対応したりしやすい2LDKは汎用性が高くておすすめです。

同棲だけでなく新婚さんからも人気が高く、どの間取りがいいか迷う場合は2LDKを選ぶと失敗が少ないと思います。

部屋数が多く感じる場合は一部屋を収納と作業スペースに当てるなど、工夫がしやすいのもメリットです。

隠れた穴場物件が多い2DK

リビングにあたる部屋が10畳に満たない場合は、間取りの表記が2DKになります。

2DKでも2LDKと同じように他に2部屋あるため、使い勝手はあまり変わりません。

ダイニングキッチンになっていたり、1LDKと同じ面積でも家賃が安めに設定されていたりと、見落としがちですが条件が揃っていることが多いため、しっくりする物件が見つからない場合はあえて選んでみてください。

子どもまで考えるなら3LDK

予算に余裕があるなら思い切って3LDKを選んでしまってもいいと思います。

子どもができたときの事まで考えると部屋数は多い方が良く、そうでなくても寝室は一緒にしてお互いの趣味の部屋を作れるなど使い道はたくさんあります。

二人とも在宅ワークをしている場合には特におすすめで、お互いの仕事部屋と寝室、一緒に過ごすリビングにすると過ごしやすいのではないでしょうか。


自分たちのスタイルに合っているかが重要なのだ!

同棲の部屋探しはニッショー.jpで

二人で暮らす部屋探しは、自分たちのスタイルに合っているかがとにかく重要です。
したい暮らし方を二人でしっかりすり合わせて、暮らしやすいお部屋を探してみてください。

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NARUHODO FUMU FUMU

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