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一人暮らし
2022.11. 8

大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!家賃を含む生活費の内訳や、奨学金でもらえる費用も解説

仕送りなし!アルバイトと奨学金のみで、大学生は一人暮らしできる?

仕送りなしでも一人暮らしはできますが、正直生活はきついだろうと予想されます。

この記事では、仕送りなしで一人暮らしをすることが決まっている方向けに、生活費の内訳の例やアルバイト代の目安、また、大学入学前にできることと、大学入学後に仕送りなしでも一人暮らしでやっていくための方法を紹介しています。


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仕送りなしの大学生の1ヵ月の生活費内訳

仕送りなしで生活をしていくには、仕送りがある場合と同じ内訳ではやっていけません。
そこでまず、1ヵ月の収入額を仕送りがある場合とない場合で比べてみました。

仕送りありの金額については、全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」を参考にし、収入・支出ともに1ヵ月約12万円としています。

収入

【収入】 仕送りあり 仕送りなし
仕送り 6.5万円 なし
奨学金 2.5万円 3.5万円(+1万円)
アルバイト 3万円 4.5万円(+1.5万円)
12万円 8万円

仕送りの6.5万円がまるまるなくなるため、支出を抑え収入を増やす必要があります。
しかしあくまで無理のない範囲を想定し、奨学金を+1万円、アルバイト代を+1.5万円で計2.5万円を限度とします。これで1ヵ月の収入額を8万円と仮定できます。

次にこの1ヵ月の収入8万円で生活するための内訳も具体的に考えてみました。

支出

【支出】 仕送りあり 仕送りなし
家賃(光熱費込) 5万3,000円 4万円
(-1万3,000円)
食費 2万4,000円 1万5,000円
(-9,000円)
日用品 7,400円 5,000円
(-2,400円)
その他 3万5,600円 2万円
(-1万5,600円)
12万円 8万円
(-4万円)

可能な範囲で各項目を少なく見積もり、1ヵ月約8万円の支出としています。
家賃は名古屋市に合わせてありますが、東京などの家賃が高いエリアであれば、その差分はアルバイト代などで補いましょう。

全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」参考

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仕送りなしの場合、家賃の目安は収入の4分の1まで

一般的に家賃は収入の3分の1と言われていますが、それでは高すぎます。
仕送りなしの場合は、収入の4分の1までの家賃を目安にして物件を探しましょう。

家賃が高くなる3つの条件には「立地」「築年数」「設備」があるので、その反対を狙うと良いでしょう。
つまり、妥協するべき条件は「駅から遠い」「築年数が古め」「設備が少ない」となります。

しかしながら、名古屋の場合は東京・大阪と比べても家賃相場が安いので、仕送りなしでも一人暮らしをしやすい地域といえます。
前述の表の家賃には、光熱費が含まれていましたので、具体的には家賃3万円代の物件を狙いましょう。

一人暮らしの大学生の平均家賃はいくら?家賃相場から学生向け物件を探すのにおすすめのエリアまで解説

仕送りなしの場合、奨学金はいくら借りられる?

奨学金は「学校」「地方公共団体」「民間団体」など様々な実施機関があります。

また、奨学金の種類も「給付」「貸与」その2つの「併用」の3種類があります。

その中でも返還義務のないのが「給付」ですが、希望通りに利用できるかは「学力」「人物」「家計状況」などの細かい条件によって決まるため、個人によって違います。

よって、一概には言えませんが「令和元年度 奨学事業に関する実態調査報告」によると大学生の奨学金平均月額は1人33,802円で、区分ごとの1人あたりの月額金額は以下の通りです。

区分 1人あたりの月額金額
給付 19,821円
貸与 30,341円
併用 50,502円
令和元年度 奨学事業に関する実態調査報告

ただし、「給付」以外の型は、後で返すのが大変になる可能性も考え、慎重に検討しなくてはいけません。
基本的にはできるだけ節約するなどして、少ない金額で生活していけるようにしましょう。


仕送りなしで一人暮らしをする場合、アルバイト代はいくら稼ぐ?

仕送りなしの場合は、最低5万円~8万円以上は稼ぎたいところです。

これで1ヵ月の支出と収入が同額になる計算なので、生活に余裕を持たせたいなら5万円以上は稼がないといけません。

しかし毎月振り込まれる奨学金は、基本的に学費に充てるでしょうから、それを考えると奨学金の分の3万円もアルバイト代で得る必要があります。

そうなると、収入がすべてアルバイトに寄ることになり、8万円の収入が必要になります。


大学生が仕送りなしで一人暮らしするための9の方法!

仕送りなしで一人暮らしをするためには、日々の節約はもちろん、物件選びやアルバイトなど最初の選び方が肝心なことも多くあります。
ここでは9つの方法を紹介しています。

 

1.奨学金を利用する
2.家賃の安い物件を探す
3.徒歩か自転車を使う
4.サークルや部活に入らない
5.時給の高いアルバイト、またはかけもちをする
6.学割を利用する
7.年金の支払いを猶予する手続きをする
8.格安スマホにする
9.車の免許をとるなら合宿で 


  • 1.奨学金を利用する
    仕送りがない学生の場合は、学費も自分で払う割合が多く、そうなると奨学金を利用するのがほとんどです。
    奨学金には「貸与型」「給付型」またはその両方の「併用型」があり、返還義務のない給付型がもらえれば良いですが、条件が厳しいため当てはまるかは個人によって違います。
    また貸与型にも、利子の有無による第一種と第二種があり、これについては併用することもできます。
  • 2.家賃の安い物件を探す
    家賃が安いと、賃貸契約時の初期費用が安くなります。
    例えば、家賃4万円の物件で、保証金・礼金1ヵ月が必要だとすると、この3つの合計が12万円になりますが、家賃3万円だと同条件で9万円になります。
    家賃自体は1万円の差ですが、初期費用は3万円変わってくるわけです。
    また、一人暮らしを始めてからは、毎月この家賃が必要になるので、1万円の差も大きいですし、年間だと12万円の差が出ます。
  • 3.徒歩か自転車を使う
    徒歩は無料(タダ)です。さらに自転車を使えば、無料なだけでなく、歩くより時間を短縮できます。
    自転車の維持費は、パンクしたりサビつかせたりしなければ、基本的には空気を入れるだけで済みます。
    ちなみに、自転車の利用者には個人賠償責任が付帯する保険への加入義務がありますので、もし乗る場合は加入するようにしましょう。
  • 4.サークルや部活に入らない
    サークルや部活動に入ると、その活動に必要なものを買うお金も要りますし、飲み会などの交際費が増えることも考えられます。
    その時間をアルバイトに充てられれば、その分収入を増やせるでしょう。
  • 5.時給の高いアルバイト、またはかけもちをする
    同じ働くなら、家庭教師など時給の高いアルバイトか、時間を有効活用できるように夜は居酒屋でアルバイトをするなど、かけもちをするというのも手です。
    また、イベントスタッフなど単発のアルバイトなども◎。
    同世代の学生が多く居るようなアルバイトを選ぶと、サークルや部活に入らずとも交流が広がりそうですよね。

  • 6.学割を利用する
    学生割引が使える場所やサービスは意外と多くあります。
    まずは何を買うにもどこに行くにも学割がないか調べてみましょう。
    地下鉄などの定期券をはじめ、新幹線やテーマパーク、映画館、美容院やスマホの料金プランだけでなく、飲食店でも学生はドリンク無料など個別のサービスをしてくれるお店もあります。
  • 7.年金の支払いを猶予する手続きをする
    20歳になると国民年金を払う必要がありますが、「学生納付特例制度」をというものを利用すれば、在学中は保険料の納付が猶予されます。
    利用には申請が必要で、当然、奨学金と同じく後払い(追納)しないといけないので注意は必要です。
  • 8.格安スマホにする
    格安SIM(スマホ)プランにすれば月額料金が抑えられる可能性が高くなります。
  • 9.車の免許をとるなら合宿で 
    運転免許を取得する場合は、普通に教習所に通うより、合宿に参加した方が時間もかからずお金も4~5万円程安く済みます。
    短期間に集中した方が、学科試験の内容も覚えやすく運転技術も感覚をつかみやすいでしょう。

大学入学前にできる!仕送りがない場合の対策4つ

家庭の経済状況をある程度把握していて、親御さんからも「大学進学するのなら自分のお金で行ってほしい」と言われていたり、大学入学する前に、仕送りなしで一人暮らしをする覚悟を決めている方もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ大学入学が決まってから仕送りはできないと言われるよりも準備期間があるだけ良いですよね。
アルバイトもして、受験勉強もしてと大変ではありますが、ここでは大学入学前にできる対策をご紹介します。

 

・アルバイトをしてお金を貯めておく
・国公立の大学を選ぶ
・帰省にお金と時間がかからない大学を選ぶ
・学費免除を受けられる、自分のレベルに合った大学へ行く


  • アルバイトをしてお金を貯めておく
    とにかくまずはお金が必要!
    一人暮らしが始まってからは、毎月のやりくりが大変になるので、1ヵ月の収入で足りなかったときや、突然まとまったお金が必要になったときのために、一人暮らしが始まる前にできるだけお金を貯めておきましょう。

    高校によってはアルバイトが禁止だったり、受験が近づくとアルバイトどころではなくなりますが、高校1~2年生の内にアルバイトをして貯金をしておくことをおすすめします。
    貯めておいたアルバイト代は、お部屋を借りる際の初期費用や、必要な生活用品を買うのに充てても良いでしょう。
  • 国公立の大学を選ぶ
    学費の面でいえば、私立より国公立の大学の方が学費が安いです。
    国公立だと年間60万円程ですが、私立だと2倍以上の年間130万円が必要になります。
    一般的な学部であればたいていどこの大学にもあるはずですので、迷ったときに国公立大学を選べるよう、学力も高めておきましょう。
  • 帰省にお金と時間がかからない大学を選ぶ
    実家から離れた県外の大学へ行くと、帰省の度に交通費がかかりますし時間もかかります。
    その間、アルバイトもできないので収入も見込めません。
    そのため、「実家から通える距離でなく一人暮らしは必要なんだけど、帰省にお金と時間がかからないなるべく近い大学」を選択肢に入れましょう。
    引っ越しの際も、業者に頼まず、自家用車で済むかもしれません。
    ただし、例外として中途半端な距離になると、飛行機を利用するほど遠い県の方が、意外とお金も時間もかからない場合がありますのでご注意ください。
  • 学費免除を受けられる、自分のレベルに合った大学へ行く
    大学入学時の試験の結果が良ければ、学費免除が受けられます。
    合格が決まるまでは受験生は落ち着かず、そのうえ良い点数を取らなければならないのはプレッシャーになると思いますが、自分の学力とも相談しながら大学を決めるのも手です。
    学力を高めるのに時間を使いそうであれば、アルバイトをせずひたすら学力アップに努めた方が良い場合もあるかもしれません。

まとめ

仕送りなしで大学生が一人暮らしするのは大変だと思いますが、くれぐれも健康第一で過ごせるようにしましょう。
体調を崩して病院に行くことになれば、それだけ医療費もかかりますし、療養中はアルバイトもできません。
何より、親御さんは常に子どもである学生本人の健康面を心配していることでしょう。
無理のないよう、また、本業である学業もおろそかにならないよう注意しながら一人暮らしをするようにしてくださいね。

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