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一人暮らし
2022.10.30

大学生の一人暮らしにかかる費用は月に約12万円!生活費の内訳や学費だけでなく収入も解説

一人暮らしの大学生にかかる費用には何がある?

大学生で初めての一人暮らしをするとなると、本人も親御さんも、ちゃんとやっていけるのかという不安も大きいですよね。

この記事では、特にお金に関する疑問を解消するべく、何にどれだけお金がかかるのかについて解説していきます。

一人暮らしの大学生にかかる費用は主に、「初期費用」「生活費」「学費」の3つ!
それでは、早速詳しく見ていきましょう。


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一人暮らしをスタートさせるまでにかかる「初期費用」

一人暮らしを始めるにあたって最初にかかるのが初期費用です。

最初にまとまった金額を払う必要があるため、月々の生活費とは別に用意しておかねばなりません。

初期費用は以下の3つに分けることができます。

1.部屋を借りるための賃貸契約費用

お部屋を借りるためには不動産会社で賃貸契約をしますが、その際に支払うお金です。

物件に住み始める最初の1ヵ月分の家賃+共益費に加え、保証金、礼金、鍵交換費などの項目があり、物件によって項目の種類も金額も異なります。

ただ、一般的には家賃の4.5ヵ月~5ヵ月分が必要といわれており、例えば家賃が5万円の物件の場合だと、約22.5万~25万円になります。

2.引越しのための費用

引越し業者に依頼すると、繁忙期や曜日など時期によって変動はありますが、単身の場合は約5~10万円かかります。

自家用車で引っ越しが可能であれば、そうした方がお金がかかりません。

3.最低限の家具家電を買い揃えるための費用

新しく家具と家電を購入する場合は、約13万円必要になります。

リサイクルショップやレンタル、フリマアプリ等を活用すればもっと安くできる場合もあります。

また、実家から持っていけるものはなるべく持っていくようにしましょう。

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大学生の1ヵ月の「生活費」は家賃込みで約12万円

一人暮らしの大学生が1ヵ月に必要な生活費はいくらなのでしょうか。

※全国大学生活協同組合連合会が2022年秋に実施した「第58回学生生活実態調査」によると、一人暮らしをしている大学生は、毎月の生活費に家賃込みで約12万円必要だとわかります。

大学生(一人暮らし)の1ヵ月の生活費内訳

毎月の生活費内訳

住居費 5万3,020円
食費 2万4,130円
教養娯楽費 1万3,270円
貯金・繰越 1万2,970円
日常費 7,430円
交通費 4,210円
電話代 3,460円
書籍費 1,540円
勉学費 1,430円
その他 2,170円
支出合計 12万3,630円
全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」

※上記のデータを元に、円グラフは当社が独自に作成。内訳は並べ替えしたもの。


一人暮らしの大学生は、家賃と食費が6割を占める

1番多いのが住居費(光熱費込み)で、約5万3,000円。
2番目に多いのが食費で、約2万4,000円。
この2つを合わせると62.4%となり、住居費(家賃+光熱費)と食費が生活費の半数以上を占めることがわかります。


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「学費」はいくらかかる?国立大学・公立大学・私立大学ごとに比較

学費は、一人暮らしかどうかに関わらず、大学生にかかる一番大きな費用です。
もちろん大学によっても違いますし、同じ大学でも学部によって学費が違うものです。

全国の学生を対象にした、日本学生支援機構による「令和2年度学生生活調査結果」の学生生活費をみてみると、
国立大学は年間59万2,000円、
公立大学は年間60万5,000円、
私立大学で年間131万700円となっており、
平均すると114万8,700円ですが、国公立大学と私立大学では、かかる学費が2倍以上違うことがわかります。

また、居住形態別学生数の割合をみると、「下宿、アパート、その他」の一人暮らしをしているとみられる割合が、大学ごとに顕著に違いますね。

国立大学では58.1%、公立大学で53.0%、私立大学ではわずか27.6%となっており、学費が高くなるにつれ、一人暮らしの割合が下がっていることがわかります。

大学別 1年間の学費平均 一人暮らしの割合
国立大学 59万2,000円 58.1%
公立大学 60万5,000円 53.0%
私立大学 131万700円 27.6%
※日本学生支援機構による「令和2年度学生生活調査結果」大学(昼間部)参照

奨学金について

奨学金については、3割~5割の人が利用しており、1ヵ月あたり2万~3万円ほど受給しているようです。

奨学金について 日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」 全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」
奨学金の利用率 49.6% 30.8%
1ヵ月の受給額 3万1,100円 2万640円
日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」

※大学(昼間部)の学生の収入状況(年間データより1ヵ月の金額を算出)、奨学金の受給状況の項目参照

全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」

※下宿生の生活費、奨学金の項目参照


一人暮らしと、実家暮らしの生活費はどう違う?

日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」によると、一人暮らしの生活費は年間110万8,000円なのに対し、自宅生の生活費は年間38万7,000円と、その差72万1,000円にもなります。

一人暮らしの家賃が月に約5万としても、年間にすると60万になりますので、一人暮らしの場合の家賃というのはやはり大きいですね。

一人暮らし 110万8,000円(年間)
実家暮らし 38万7,000円(年間)
日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」

※「居住形態別の学生生活費」の大学(昼間部)参照


大学生が1ヵ月に得られる収入も約12万円

1ヵ月にかかる生活費は約12万円でしたが、収入はどうでしょうか。

大学生が得られる収入源は主に、仕送り、奨学金、アルバイトの3つです。

全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」によると、一人暮らしの大学生の平均収入は月12万4,300円となっています。
これは支出の12万3,630円とほぼ同額ですね。

支出の項目に「貯金・繰越」が月に1万2,970円あるとはいえ、毎月の余裕はあまりないように見受けられます。
しかも、この金額は2021年と比べると1,330円ダウンとなっています。

大学生(一人暮らし)の1ヵ月の収入内訳

毎月の収入内訳

仕送り 6万7,650円
奨学金 2万640円
アルバイト 3万2,340円
定職 490円
その他 3,180円
収入合計 12万4,300円
全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」

※上記のデータを元に、円グラフは当社が独自に作成。内訳は並べ替えしたもの。


一人暮らしの大学生は、仕送りで家賃と食費をまかなっている

住居費+食費にかかる費用が7万7,150円で、仕送りが6万7,650円ですから、-9,500円と1万弱足りない計算になりますが、ほぼ仕送りで家賃と食費をまかなっていることがわかりました。

アルバイト代の収入や貯金もありますので、生活していけそうではありますね。

一人暮らしの大学生のアルバイト代は月に約3万円

大学生が自分で得られる収入源といえばアルバイトですよね。

これを見ると月に約3万円、アルバイト代による収入があるようです。

家賃と食費はほぼ仕送りでまかなえますので、このアルバイト代は、貯金にするか、または交際費・趣味などに充てているとみられます。

奨学金がない場合は、アルバイト代をもっと稼ぐか、仕送り額が平均より多ければ、余裕が生まれそうです。


名古屋の一人暮らし事情!平均家賃とおすすめエリア

ここからは、住居費について掘り下げてみましょう。

先ほどのデータより、住居費にかかる金額は光熱費込みで月に5万3,020円でしたね。

仮に光熱費を1万円だとして引いてみると、残りが約4万3,000円です。

そうすると、家賃が4万円代、共益費が3,000円までの物件を探すことになります。

家賃4万円代だと、名古屋市ではどこに住むのがいいのでしょうか。

名古屋市内の平均家賃はいくら?

名古屋は東京・大阪と比べても家賃相場が低いため、大学生が一人暮らしをしやすい地域といえます。

一人暮らしの大学生が選んでいる間取りは、ワンルームが13%、1Kが73%です。

1Kが7割を超えているのは、そもそもの物件数が圧倒的に1Kの方が多いからと考えられます。

また、ワンルームの場合は平均家賃3.8万円、1Kの場合は平均家賃4.3万円となります。

ワンルーム・1Kまとめても、平均家賃4.9万と、5万未満です。(※いずれもニッショー調べ)

名古屋市の場合 平均家賃
ワンルームのみ 3.8万円
1Kのみ 4.3万円
ワンルーム・1Kあわせて 4.9万円

名古屋市で大学生の一人暮らしにおすすめのエリアは「天白区」「昭和区」「千種区」

名古屋市で大学生が一人暮らしをするなら、たいてい地下鉄でどこへでも行けるのですが、ここでは「天白区」「昭和区」「千種区」の3つをおすすめします。

  • 理由1
    家賃4万円以下の物件は、名古屋市内のエリアでは「昭和区」「天白区」「千種区」に比較的多いです。
  • 理由2
    名古屋市の中でも東部エリアは人気があり、大学も点在しています。
    「八事」や「塩釜口」「本山」など学生に人気の駅もこれらの区にあります。

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女子大学生にかかる生活費は少しだけ多め

大学生の一人暮らしといっても、男子学生と女子学生ではかかる費用が少し違ってきます。

女の子の一人暮らしの方が、親御さんからすると心配な面が多く、防犯面の整った物件に住んでほしいという理由などから、必然的に男の子よりも家賃が高くなる傾向があります。

ただ、選ぶ間取りは男女ともにワンルームまたは1Kで、その割合も変わらないので、高いといっても家賃にして2~3,000円程度です。

それでも、1年間で3万6,000円、4年間で14万4,000円の違いが出ます。

また、日々の生活費についても女性の方が高い傾向にあるため、毎月の生活費も平均額から少し多めに見積もっておくと良いでしょう。

名古屋市の場合 男子学生 女子学生
ワンルームの平均家賃 3.7万円
4万円
1Kの平均家賃 4.2万円 4.4万円

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生活費を抑えるには家賃を抑えることが大事!

生活費を抑えるには、まず固定費つまり家賃を抑えるのが一番です。

ここでは、家賃を安く抑えると良い理由を2つ紹介します。

また、家賃はお部屋探しをする段階で決まってしまうので、大学生の一人暮らしは最初の物件選びが非常に重要ということです。

下記の事を念頭に置いて、お部屋探しをするようにしましょう。

  • 初期費用
    賃貸契約における初期費用は、家賃が基準になっています。

    例えば家賃4万円で保証金・礼金1ヵ月の場合、この3つの合計は12万円となります。

    家賃5万円で同じ条件の場合は15万円になるので、その差3万円になります。

    また、保証会社が必要な際も、初回保証料が家賃や共益費等を含めた総額1ヵ月分など、家賃が基準になって金額が定められていることが多いです。

    したがって、家賃が安いと、他の費用も必然的に安く抑えられるのです。
  • 毎月の生活費
    一人暮らしを始めてからかかる毎月の生活費も、家賃に大きく影響されます。

    生活費の内訳をみると家賃はその4割を占めており、当然安い方が暮らし向きが楽になります。

    また、家賃4万と5万は、月額にすると1万円しか違いませんが、年間だと12万円にもなります。

    もちろん家賃1万円の差は、物件の間取りや広さ・設備などの住み心地に大きく影響していますが、住めば都という言葉があるように、ある程度の条件を満たしていれば快適に暮らせるものです。

大学生の一人暮らし、お部屋探しはニッショーで

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