新婚さんのお部屋探しは、自分の都合だけで決められないことばかり。
新婚生活のスタートを成功させるためにも、どんな失敗があるのか、何に気をつければいいのか、ポイントをしっかり押さえておきましょう!
01.ここが難しい。
新婚さんのお部屋探し。
駅からの距離に失敗!
家賃の安さを重視して、駅から少し離れた場所から自転車で通勤することに決めました。いざ暮らしてみると、駅の駐輪場代が2人で毎月6000円かかることが判明。その分を家賃に回して、駅から近いところにすればよかったと後悔しています。
子どもを考えていなくて失敗!
夫婦二人の生活を想定して借りた部屋が、子どもができたことで一変して大変でした。収納スペースが足りなかったり、隣部屋への騒音が気になり、住みにくくて引越ししました。
両親を考慮していなくて失敗!
二人だけで部屋を決めて親に報告したところ、「子どもが産まれた時を考えて、実家に近いところにしてほしい」と言われ、軽いトラブルに。私たちのことを考えての意見なので無下にもできず、結局探し直しました。
02.理想の新婚生活のために。
お部屋探しを成功させる
ポイント。
お部屋探しは
挙式を基準に始める
新婚さんの場合は結婚式の準備などで忙しいため、挙式の3カ月前には一緒に住み始めるのがおすすめです。
そのため、挙式の半年前くらいからお部屋探しを始めるとよいでしょう。余裕をもってお部屋探しができるうえ、一緒に挙式準備をしながら生活の基盤も固めることができます。
条件は二人が
納得できるものにする
2人の希望をすべて実現するのは難しいため、「絶対に譲れないこと」と「多少は譲ってもいいこと」を出し合い、相談しながら決めるのがコツです。
例えば、「家賃の金額や通勤時間は譲れないけど、システムキッチンや追い焚き風呂はできればでいい」のように、妥協点を探してみましょう。家にいる時間が多い奥さんの意見を基準に、旦那さんの希望を足していく方法もおすすめです。
親や子どものことも考える
よく問題になるのが、両親や子どもの問題。両親にはあらかじめ報告・相談をし、子どもができた場合のことも念頭に置きながら、将来を見据えたお部屋探しをしましょう。
インターネットで
見つからない場合は
直接不動産会社へ
最近ではインターネットで物件をこまめにチェックする方が多いと思いますが、ある程度目星をつけたら不動産会社を訪問することをオススメします。
実は直接店舗に行けば、サイト掲載前の物件を紹介してもらえることがあります。すぐに埋まってしまう物件も多いので、事前に条件に近い物件を伝えてから似ている物件を紹介してもらいましょう。
03.みんなが選んでいる条件
人気の間取り
夫婦一緒の時間を優先するか、それぞれのプライベートを優先するかによって、選ぶ物件は大きく違ってきます。
新婚さんに一番人気の間取りは「2LDK」。お互いの部屋をつくったり、子どもができることを見込んで広めの間取りを選ぶ人が多いようです。
続いて第2位は「1LDK」。収入と家賃の兼ね合いで決めたり、仲が深まりそうという理由で選ぶ人も少なくありません。
第3位は「2DK」。実は隠れた穴場物件が多く、「1LDK」と同じ面積で家賃が安めに設定されていたり、ダイニングキッチンになっていたりとメリットがたくさんあります。
なかなか希望の部屋が見つからない場合は、間取りを変えて探してみてください。
※ニッショー調べ
人気の広さ
部屋の広さは「40〜70㎡」の間で選ぶ新婚さんがほとんど。部屋が広すぎると困るというのが本音だそうです。家賃との兼ね合いはもちろん、一人暮らしでは気にならなかった家事の手間を考えると、2人で暮らすのに困らない広さに落ち着くようです。
※ニッショー調べ
※ニッショー調べ
人気の設備
設備で人気のものは、「TVモニター付インターホン」「オートロック」などのセキュリティ設備、「追い焚き風呂」など生活時間の違いを考慮したもの、「システムキッチン」「浴室乾燥機」など家事の負担を減らすものです。条件を選ぶ際は、設備についても二人にとっての優先度を決めておきましょう。
- 人気設備TOP 10
-
-
1位
TVモニター付インターホン
-
2位
追い焚き風呂
-
3位
洗髪洗面化粧台
-
4位
エアコン1基
-
5位
照明器具
-
6位
温水洗浄便座
-
7位
システムキッチン
-
8位
浴室乾燥機
-
9位
オートロック
-
10位
光インターネット対応
-
04.意外と知られていない
魅力的な条件
新婚さんのお部屋探しで重要なことは、自分の暮らしだけでなく、一緒に暮らすパートナーや将来の子どものことも考えること。一人暮らしだと避ける条件も、新婚さんにとってはメリットになる場合があります。そんな部屋探しのコツをお伝えします。
将来の家に欲しい設備を賃貸でお試しする
結婚をすると将来的に考えるのがマイホームの購入ですよね。そこでおすすめなのが、賃貸で将来のマイホームに取り入れたい設備を試してみること。
例えば、コンロはガスかIHのどちらがいいか、使ってみないとわかりませんよね。賃貸の一番の利点は気軽に住み替えられることなので、床暖房、食器洗い乾燥機、宅配ボックスなど、暮らしをイメージしながら、設備の使い心地を確認してみましょう。
1階の特典をフル活用しよう
一人暮らしでは敬遠されがちな「1階の物件」ですが、新婚さんにとってはメリットがあります。
例えば床下収納は、荷物が多いファミリーにおすすめ。子どもと遊べる専用庭があるのも1階ならではです。さらに、妊婦さんが買い物の荷物を運ぶ際も便利です。
多目的に使える和室あり物件を選ぶ
部屋の広さを重要視する新婚さんに提案したいのが、和室のある物件。特に都心部に住む場合は部屋が狭くなりがちなので、空間を有効に使える和室は便利です。
子どもが産まれた場合に、ベッドから転落したり、転んでケガをする危険が少ないのもメリットです。インテリアを気にする方には、オシャレな琉球畳の和室がおすすめです。