高齢者は賃貸物件を借りられない？不動産会社が教える理由と解決方法

日本では高齢者の人口割合は増加の一途をたどり、現在では深刻な状況まで来ています。
それに伴い、起こっている問題の一つが「高齢者の住宅確保」です。
一般的に抱かれている印象の通り、高齢者は賃貸物件を借りにくいという現状は間違いなくあります。
しかし、借りにくい理由があるように、その理由を解決できれば高齢者でも賃貸住宅を借りることが可能です。
なぜ高齢者が賃貸物件を借りにくいのか、また、借りるための方法はあるのかをご紹介します。

• 貸主(オーナー)が高齢者に賃貸住宅を貸すのをためらう要因

• 賃貸住宅を借りにくいのは具体的にどんな人？

• 賃貸物件を借りにくくなるのは何歳から？

• 高齢者でも賃貸物件を借りられるケースも！

• ニッショーの「シニアライフサポート」利用で難しい条件の方が入居できたケースも多数！

• ニッショーなら高齢者の一人暮らしでも賃貸住宅を借りられます

• よくある質問

貸主(オーナー)が高齢者に賃貸住宅を貸すのをためらう要因

賃貸物件を借りる際には、貸主(オーナー)の承諾が必要となります。
基本的に貸主(オーナー)は賃貸物件を借りて欲しいので募集を出しています。
しかし、高齢者が賃貸物件を借りる場合は不安に感じる要因が主に2つあるため、入居を断られるケースがあるのです。

高齢による事故や孤独死の不安

高齢者は健康面から部屋の中での事故や、孤独死のリスクをどうしても背負っています。
入居時には元気だとしても、住み始めてから1年2年で体調が著しく悪くなることも想定されるため、入居を敬遠される傾向にあります。
中でも「独居老人」と呼ばれる高齢者の一人暮らしの場合はもしもの際の発見が遅れやすいため、入居が難しい場合が多いです。

金銭面での不安

健康面だけでなく、金銭面からの不安も入居を敬遠される要因となります。
高齢になると、定年退職をされて年金での生活になっている場合がほとんどです。
年金での生活は十分な収入が見込みづらく、貸主(オーナー)側としては不安に思うポイントとなります。
年金以外の収入や貯蓄、家賃保証会社の利用などで不安の解消ができない場合は断られる要因となることが多いです。

賃貸住宅を借りにくいのは具体的にどんな人？

それでは、どのような条件の場合、賃貸住宅が借りにくくなってしまうのでしょうか。
「高齢者だから」と一括りに入居を断られることはほとんどありませんが、状況によっては難しい場合があります。
しかし、貸主(オーナー)の不安の解消ができれば入居できる物件はあります。
まずは賃貸住宅を借りにくい条件に当てはまるかを確認しましょう。
条件付きで入居を受け入れている賃貸物件もありますので、以下の3点に該当するかも踏まえた上で不動産会社に相談しましょう。

年金しか収入がない

貸主(オーナー)の不安にもある通り、十分な収入が見込めない場合は賃貸物件を借りられない場合があります。
年金暮らしの場合、年金だけでは収入が足りずに預貯金を切り崩して生活をされる高齢者の方は少なくありません。
切り崩しても家賃の支払いが十分できる預貯金があれば問題ありませんが、支払いが滞りそうな額の場合は注意が必要です。

保証人がいない

賃貸物件を借りる際には多くの場合連帯保証人を立てる必要がありますが、高齢者は親族で連帯保証人が見つからないケースも少なくありません。
親族で連帯保証人が立てられない場合は友人や「家賃保証会社」の利用で審査が通る場合も多いですが、貸主(オーナー)によっては親族であることを条件にしていることもあります。
やっと見つけた物件が借りられないことがないよう、不動産会社にあらかじめ伝えておくと安心です。

一人暮らしで同居人がいない

入居時に健康でも、高齢者の場合は突如として体調を崩したり、病気を患ったりする可能性があります。
万が一家の中で倒れたとして、パートナーなど誰かとお住まいになっている場合は早期発見ができますが、一人暮らしの場合はそうはいきません。
たとえ健康でも事故死の可能性が高齢者は高くなります。
孤独死となってしまうこともあるため、高齢者の一人暮らしは定期的に安否が確認できない状態では入居を断られる原因となります。
また、一人暮らしでなくても健康面での不安がある場合も断られる理由になりやすいです。

賃貸物件を借りにくくなるのは何歳から？

上記調査結果によれば、60代に差し掛かると審査に落ちやすくなるという結果が出ています。
これは60代は定年退職を迎える年齢で収入が不安定になること、高齢になり健康面での不安が大きくなることが理由として挙げられます。

高齢者でも賃貸物件を借りられるケースも！

賃貸物件の入居は、貸主(オーナー)が「安心して貸し出せる」と判断できるかで決まります。
例えば、連帯保証人が立てられない場合は、保証会社を利用して審査を通った方であることを条件にしていたり、年金以外の収入がない場合は、預貯金額を提示して金銭面での不安がないことが分かれば入居できるケースもあります。
貸主(オーナー)によって判断が異なるので、高齢で賃貸が借りられないのではないかと不安な方は、まず賃貸仲介会社に相談してみると良いでしょう。

ニッショーの「シニアライフサポート」利用で 難しい条件の方が入居できたケースも多数！

賃貸仲介会社に相談した場合でも、入居可能な賃貸物件がなかなか見つからないことはあります。
そんな場合におすすめしたいのが、ニッショーの「シニアライフサポート」対応物件です。
愛知・岐阜・三重の賃貸住宅仲介会社ニッショーでは、高齢者の入居をサポートするサービスとしてシニアライフサポートを展開しており、貸主(オーナー)がサポート内容に納得し、サービスを利用することを条件に受け入れを承諾している物件が多くあります。
※条件によっては受け入れができない場合がありますので、必ず店舗にてご相談ください。

ニッショーの「シニアライフサポート」のサービスを利用することで、難しい条件の高齢者の方が実際に入居いただけたケースを紹介します。

保証人がいなかった70代Aさんのケース

元々住んでいたアパートが建て替えのため立ち退きに。
保証人がいませんでしたが、シニアライフサポートが提携する家賃保証会社を利用して入居いただけました。
シニアライフサポートでは毎日の安否確認も行われるため、何か異常があった場合の緊急連絡先を登録してもらいました。

持病を抱える80代Bさんのケース

奥様が亡くなり、二人で住んでいた一軒家で一人暮らしをすることになりました。
それを心配した息子夫婦から「近くに住んでほしい」と“近居”を提案され、息子夫婦に呼び寄せられる形で賃貸マンションに住み替えることに。
持病があり健康面での不安はありましたが、シニアライフサポートはセコムと連携しており、万が一の時にもすぐに駆けつけられるため、貸主(オーナー)も納得の上、入居いただけました。

ニッショーなら高齢者の一人暮らしでも賃貸住宅を借りられます

ニッショーでは高齢者が賃貸物件を借りにくい問題を解決するため、高齢者見守りサービス「シニアライフサポート」を展開し、高齢者対応物件のご紹介をしております。

「シニアライフサポート」は賃貸住宅や持家にプラスしていただくことで、高齢者の自立生活をサポートするサービスです。
毎日の安否・体調確認や緊急時の駆けつけサービス、ホームセキュリティなど、高齢者の暮らしを見守るサポートを包括しています。

賃貸契約にシニアライフサポートをセットで契約いただくことで、高齢者でも賃貸物件を借りられます。
ニッショーの管理物件にご入居いただく場合は、初期費用33,000円（税込）と毎月の賃料に月額料金6,600円（税込）をプラスいただくことでご利用いただけます。
シニアライフサポートを利用いただくことで、ご入居頂きやすくなるだけでなく、離れて暮らすご家族はもちろん、入居者ご本人も安心して一人暮らしを送ることができます。

よくある質問