新婚さんの賃貸物件の選び方は?人気の間取りや失敗談などお部屋探しのポイントを紹介
新婚さんのお部屋探しは、自分の都合だけで決められないことばかり。
新婚生活のスタートを成功させるためにも、どんな失敗があるのか、何に気をつければいいのか、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
まずは、新婚さんのお部屋探しでよくある失敗談を5つ紹介します。
駅からの距離に失敗!
家賃の安さを重視して、駅から少し離れたところで部屋を借りることもあるでしょう。
しかし、雨や強風など天気が悪い日には駅に行くだけで一苦労だったり、駐輪代が別にかかってしまうことがあります。
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雨の日は靴を考慮しないといけないし、最寄り駅に行くだけで濡れてしまいます。
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2人とも自転車で通勤することにしたら、駅の駐輪場代が2人で毎月6,000円かかることが判明!
その分を家賃に回して、駅から近いところにすればよかったと後悔しています。
家賃が高すぎて失敗!
新婚さんはできれば新築のきれいなお部屋に住みたいですよね。
しかし、無理をして家賃が高すぎるお部屋に住んでしまうと、苦労が増えてしまうかもしれません。
一般的に家賃の目安は、手取りの3割といわれています。
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お部屋は本当に満足しているのですが、家賃が高すぎたせいで思った以上に生活が苦しくて…。
なるべく安い食材を選んだり、電気をこまめに消したりと節約するのが大変です。
収納が少なくて失敗!
部屋の広さは十分でも、収納の数・大きさ・お互いの荷物量を把握しておかないと、いざ暮らし始めたときに不便に感じることがあります。
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モノを捨てられないタイプの私…。収納がなかったため、部屋にどんどんモノが増えていき、狭くなってきました!
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ウォークインクローゼットがあるお部屋にすればよかったです。
季節外れの家電を入れておく場所がなく、衣装ケースも室内に置いているので見栄えが悪いです。
子どもを考えていなくて失敗!
2人暮らしなら1LDKでも可能ですが、子どもが産まれるとスペースが足りなくなる場合もありますよね。
そのため、新婚さんに一番人気の間取りは2LDKとなっています。
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1LDKで十分と思っていたら、予定より早く子どもが産まれて部屋が窮屈に!
すぐに引っ越すのももったいないため、更新がくるまでの2年、なんとか耐えて暮らしました。 -
子どもができたことで夫婦2人だった生活が一変して大変でした。
収納スペースが足りなかったり、隣部屋への騒音が気になり、住みにくくて引越ししました。
両親を考慮していなくて失敗!
結婚したら実家へ行く機会もあるでしょうし、子どもができたらいざという時に頼ることができます。
そのため、実家へもある程度行きやすい場所に住んでおくと良いかもしれません。
部屋を本契約する前に、親にも報告しておくと安心ですね。
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2人だけで部屋を決めたら「子どもが産まれた時を考えて、実家に近いところにしてほしい」と言われ、軽いトラブルに。
私たちのことを考えての意見なので無下にもできず、結局探し直しました。
新婚さんに人気の間取りや設備は?
夫婦一緒の時間を優先するか、それぞれのプライベートを優先するかによって、選ぶ物件は大きく違ってきます。
ここでは、新婚さんが実際に選んでいる人気の間取りや広さ、設備を紹介します。(※ニッショー調べ)
人気の間取り
1位「2LDK」
新婚さんに一番人気の間取りは「2LDK」。
お互いの部屋をつくったり、子どもができることを見込んで広めの間取りを選ぶ人が多いようです。
2位「1LDK」
第2位は「1LDK」。収入と家賃の兼ね合いで決めたり、仲が深まりそうという理由で選ぶ人も少なくありません。
3位「2DK」
第3位は「2DK」。実は隠れた穴場物件が多く、「1LDK」と同じ面積で家賃が安めに設定されていたり、ダイニングキッチンになっていたりとメリットがたくさんあります。
なかなか希望の部屋が見つからない場合は、間取りを変えて探してみてください。
人気の広さ
部屋の広さは「40〜70㎡」の間で選ぶ新婚さんがほとんど。
部屋が広すぎると困るというのが本音だそうです。
家賃との兼ね合いはもちろん、一人暮らしでは気にならなかった家事の手間を考えると、2人で暮らすのに困らない広さに落ち着くようです。
人気の設備TOP10
1位: TVモニター付インターホン
2位: 追い焚き風呂
3位: 洗髪洗面化粧台
4位: エアコン1基
5位: 照明器具
6位: 温水洗浄便座
7位: システムキッチン
8位: 浴室乾燥機
9位: オートロック
10位:光インターネット対応
人気だった設備は、「TVモニター付インターホン」「オートロック」などのセキュリティ設備、「追い焚き風呂」など生活時間の違いを考慮したもの、「システムキッチン」「浴室乾燥機」など家事の負担を減らすものでした。
設備について2人にとっての優先度を決めておきましょう。
新婚さんのお部屋探しを成功させるポイント
ここでは、理想の新婚生活のために、お部屋探しを成功させるポイントを6つ紹介します。
1.お互いの職場へのアクセスを考慮しよう
2人の職場の中間地点にするなど、職場へのアクセスが良い場所を選びましょう。
また、実家に行くことが多い方は、職場と実家それぞれに行きやすい場所を選ぶと良いでしょう。
2.生活リズムを把握しておこう
暮らし始めてみないとわからないこともありますが、お互いの生活リズムをなるべく事前に知っておきましょう。
特に就寝時間が違う場合はストレスになりがちなので、リビングと寝室が離れている間取りを選ぶなど、部屋を分けるのが無難です。
3.二人が納得できる条件にしよう
2人の希望をすべて実現するのは難しいものです。
そのため「絶対に譲れないこと」と「多少は譲ってもいいこと」を出し合い、相談しながら決めるのがコツです。
例えば、「駅まで10分以内は譲れないけど、通勤時間は少し増えてもいい」「追い焚き風呂はあればでいいけど、TVモニター付インターホンは絶対ほしい」といった感じです。
妥協点がはっきりしていれば、候補の物件がいくつかあったときにも絞りやすくなります。
在宅ワークなど家にいる時間が多い方の意見を基準に、希望を足していく方法もおすすめです。
4.お部屋探しは挙式を基準に始めよう
最近では挙式をしないカップルさんも多くなっていますが、もし結婚式を予定している場合は、挙式の半年前くらいからお部屋探しをスタートするとよいでしょう。
そして、挙式の3ヵ月前には一緒に住み始めるのがおすすめです。
そうすれば、あれこれと忙しい結婚式の準備を一緒に行いながら、生活の基盤も固めることができます。
5.親や子どもが産まれたときのことも考えよう
後々問題になってくるのが、両親や子どものこと。
トラブルにならないよう両親にはあらかじめ報告・相談をし、子どもができたときのことも念頭に置きながら、いつまで賃貸に住む予定かも含め、将来を見据えたお部屋探しをしましょう。
例えば、賃貸に住み続ける場合は、早い段階で小学校の学区を考慮しておく必要があるかもしれません。
6.インターネットで見つからない場合は不動産会社へ行こう
まずはインターネットで物件をチェックする方が多いと思いますが、ある程度の希望が決まったら直接、不動産会社を訪問することをオススメします。
店舗に行けば、サイト掲載前の物件を紹介してもらえることがあります。
新婚さんが住みたくなるような物件は人気物件であることが多く、すぐに埋まってしまう場合が多いです。
しかし、基本的に賃貸契約は早いもの勝ち!
そのため、早めに希望条件を伝えておき、似ている物件も含めて紹介してもらいましょう。
意外と知られていない!?新婚さんに魅力的な条件
新婚さんのお部屋探しで重要なことは、自分の暮らしだけでなく、一緒に暮らすパートナーや将来の子どものことも考えること。
一人暮らしだと避ける条件も、新婚さんにとってはメリットになる場合があります。
ここでは、そんな意外と知られてない、新婚さんにとって魅力的な部屋探しの条件をお伝えします。
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- 将来の家に欲しい設備を賃貸で試そう
- 結婚をすると将来的に考えるのがマイホームの購入ですよね。
そこでおすすめなのが、賃貸で将来のマイホームに取り入れたい設備を試してみること。
例えば、コンロはガスかIHのどちらがいいか、使ってみないとわかりませんよね。
賃貸の一番の利点は気軽に住み替えられることなので、床暖房、食器洗い乾燥機、宅配ボックスなど、暮らしをイメージしながら設備の使い心地を確認してみましょう。
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- 1階の特典をフル活用しよう
- 一人暮らしでは敬遠されがちな「1階の物件」ですが、新婚さんにとってはメリットがあります。
例えば床下収納は、荷物が多いファミリーにおすすめ。
子どもと遊べる専用庭があるのも1階ならではです。
ゴミ出しや買い物の荷物を運ぶにも便利です。
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- 多目的に使える和室あり物件を選ぼう
- 部屋の広さを重要視する新婚さんに提案したいのが、和室のある物件。
特に都心部に住む場合は部屋が狭くなりがちなので、空間を有効に使える和室は便利です。
子どもが産まれた場合に、ベッドから転落したり、転んでケガをする危険が少ないのもメリットです。
インテリアを気にする方には、オシャレな琉球畳の和室がおすすめです。
新築物件だと和室は少ないため、リノベーション物件を探してみるのも良いかもしれません。
新婚さんのお部屋探しは、ニッショーにおまかせなのだ~!
- ニッショー.jp
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