駅近に住むってやっぱり良い!?メリット・デメリットや選び方のポイントなどをご紹介!
部屋探しをするときに、希望条件としてよく挙げられるのが「駅近」の物件。
通勤や通学で駅を利用する場合は、利便性を重視をしたいですよね。
とはいえ、そもそも駅近とは何なのか?デメリットはないのか?
この記事では、駅近物件のメリット・デメリットなどをご紹介。部屋探しの参考にしてくださいね。
駅近とは、「最寄り駅に近い」ということを意味します。
具体的に“近い”とはどのくらいの距離かというと、“駅近”の明確な定義はありません。
そのため、一般的には「駅まで徒歩10分以内」をさすことが多いようです。
ちなみに、ニッショー.jpのサイト内では、駅まで徒歩5分以内の物件を、「駅近」と呼んでいます。
「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」では、徒歩による所要時間は、道路距離80mにつき1分間を要するものとして算出することとなっています。
よって、徒歩5分の物件は駅から400m、徒歩10分の物件は駅から800m離れたところにある物件となります。
駅近とは一般的に駅まで徒歩10分以内
・ニッショー.jpサイト内では、駅まで徒歩5分以内を駅近という
・徒歩による所要時間は、道路距離80mにつき1分
【例】徒歩5分=駅から物件まで400m
駅近のメリットとは
駅近は良いというイメージを持つことが多いと思いますが、実際にはどんなメリットがあるのでしょうか?
時間に余裕ができる
家から駅までの所要時間が減ることで、通勤・通学時間を短縮させることができます。
家にいられる時間が長くなるため、起床時間を少し遅くできたり、睡眠や身支度の時間に余裕ができます。
雨でもつらくない
駅までの距離が近いことでのメリットは、雨の日に実感することが多くあります。
雨が降っていなければ、多少距離があっても、徒歩や自転車を利用して問題なく駅まで行くことができます。
しかし、雨が降ると靴や荷物が濡れてしまったり、自転車を利用する場合でも、レインコートを着るか否か、濡れたレインコートをどう乾かすか…など頭を悩ますことも出てきます。
また、雨の影響を考慮して、少し早く家を出発しなければならない場合もあります。
歩く距離が短ければ、雨に濡れる時間も少なく、雨対策をする手間を省くことも可能です。
選択肢が増える
駅周辺にはコンビニやスーパー、飲食店などが何軒かあることが多いです。
そのため、家の周辺で選択肢を多く持つことができ、都合に合わせてどこのお店に行くかを選ぶことができます。
明るい道や人通りが多い
駅近は、街灯が整備された明るい道や、人通りが多くあるため安心感があります。
また、家までの距離が短いことで、一人で外を歩く時間が減り、防犯面でもリスクを下げることができます。
施設などが充実している
駅前にはコンビニやスーパー、病院やスポーツジム、習い事などの施設が整っていることが多いです。
忙しい人でも買い溜めをすることなく、帰るついでに必要なものを必要なときに買うということも可能です。
また、習い事やジムを駅近で探せば、行くのがめんどくさいから辞めてしまう…ということも避けられるかもしれません。
メリット
・時間に余裕ができる
・雨でもつらくない
・選択肢が増える
・明るい道や人通りが多い
・施設などが充実している
駅近のデメリットとは
メリットが多そうな駅近ですが、駅近でのデメリットとは、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
家賃が高い
駅近の物件は、交通の便が良いとして人気が高いため、家賃が高くなることがあります。
また、それに伴い駐車場代も高い傾向にあります。
生活費として削りにくい固定費が上がってしまうため、慎重に検討しなければなりません。
騒音が気になる
駅近は、人通りが多いうえに、車の通りも多いため、騒音が気になる場合があります。
また、電車の音などが聞こえると、静けさを感じにくくなってしまいます。
特に夜など静かに過ごしたい場合は、駅近であっても、大通り沿いや線路沿いからは少し離れた場所を検討しましょう。
治安が心配
駅周辺には多くの人が集まり、明るく賑やかではありますが、人が多いため、治安が心配な場合があります。
また、周辺に飲食店が多い場合は、お酒に酔った人が夜遅くまで集まっている可能性もあります。
駅近でも、そうでなくても、防犯意識をしっかり持つことが大切です。
視線が多い
人通りが多い道路に面した住居の場合は、人の視線が気になる場合があります。
とくに1階は、道路を歩く人から、室内を見られてしまう可能性もあります。
日中でもしっかりカーテンを閉めておくか、2階以上の部屋を選ぶことがおすすめです。
運動不足になりがち
歩く距離が短くなることで、必ず歩かなければいけないという距離が減ってしまいます。
運動不足になったり、外を歩いて気分転換をするという時間がとりにくくなります。
日常的に運動する習慣がない人は、より体を動かす機会が減ってしまうため、駅の階段を使うなどして意識的に体力維持をすると良いでしょう。
デメリット
・家賃が高い
・騒音が気になる
・治安が心配
・視線が多い
・運動不足になりがち
駅近物件を選ぶときのポイント
駅近の物件を選ぶときは、実際に住んだあとのことも考える必要があります。
自分の条件に合うのかどうかを見極めるポイントをチェックしてみましょう。
1.優先順位をつける
住む部屋を選択するうえで重視したい条件は、ライフスタイルによってそれぞれ異なります。
駅近で家賃が高くても、住む地域や時間の余裕を優先させたいと考える場合もあります。
家賃や設備、車の有無、周りの生活環境などを考慮して、自分が優先させたいことの順位を整理すると良いでしょう。
人気の駅近だからと言って、必ずしもすべての人に最適とは限りません。
特に車を頻繁に使う人や、家賃を抑えたい場合は、駅から少し離れたエリアにも良い選択肢があることがあります。
2.実際に駅まで歩いてみる
物件と駅までの距離は、80メートルを1分として表示しているため、駅までの400メートルの場合は徒歩5分となります。
しかし、この所要時間に、信号の有無や坂道などは考慮されていません。
信号のある横断歩道が多かったり、急な坂道が続く場合は、実際に歩いてみると良いです。
表示されている時間と違いを感じる場合があるかもしれません。
駅までの距離を重視している場合、まずは実際に歩いてみることをおすすめします。
3.現地の安全性と静かさをチェック
現地の治安や雰囲気も実際に体感しておくと良いでしょう。
駅近は、人が多く明るいため安心感があります。
一方で、電車が通る音や、人が多いことによって治安や騒音に不安が出てくる場合もあります。
昼と夜で雰囲気が違うエリアもあるため、一度ではなく時間を変えて複数回、周辺をチェックしましょう。
4.行動動線のシミュレーションをする
自分の生活の行動動線を考えて、シミュレーションをしましょう。
よく利用するお店が近いか、送迎が必要な保育園や学校に通いやすいかなどもチェックすると安心です。
せっかく駅近の物件を選んだにもかかわらず、思わぬ不便さに気づいて後悔することのないようにしましょう。
5.駅について調べる
最寄りとなる駅について調べておく必要もあります。
出入口から改札やホームが遠かったり、階段が多い場合は、駅の出入口に着いてからも時間がかかってしまいます。
「駅まで〇〇メートル、徒歩〇分」は、物件の出入口から駅の出入口までを示すため、意外と盲点になっていることがあります。
6.将来的な変化を考える
転勤などがよくある場合は、駅近が便利か想定してみることも大切です。
また、家族構成の変化によって住みたい場所が変わる場合もあります。
駅近は、新しくマンションや施設ができるなど開発計画もよくあるため、長く住む予定なら、将来的な街の発展計画もチェックすると良いでしょう。
選び方のポイント
1.優先順位をつける
2.実際に駅まで歩いてみる
3.現地の安全性と静かさをチェック
4.行動動線のシミュレーションをする
5.駅について調べる
6.将来的な変化を考える
駅近物件が向いているのはこんな人
駅近の物件は一般的に便利とされますが、メリット・デメリットの感じ方や、生活に合う合わないは人それぞれです。
以下に駅近物件が向いている人とそうでない人の特徴をまとめました。
まとめ
“駅近は良い”というイメージだけで決めるのではなく、自分のライフスタイルに合わせて検討することが大切です。
通勤や通学の時間を短くしたい場合は、駅近物件を選ぶという選択肢だけではありません。
以下のような考え方もあります。
①駅まで徒歩11分だが、職場や学校の最寄り駅まで3駅でアクセスできる
②駅まで徒歩5分だが、職場や学校の最寄り駅まで6駅離れている
例えば、名古屋市営地下鉄の区間あたりの所要時間は約2分とされています。
一駅2分と計算すると、①と②の所要時間は同じです。
駅近と言われる所要時間でなくても、職場や学校まで近い方は①です。
また、駅から物件までの歩く距離が短い方は②となります。
どちらが自分に合うのか、駅近のメリットやデメリット、また、家族構成やライフスタイルに合わせてより良い物件を見つけられると良いですね。
ライフスタイルに合う場合は、駅近が便利なのだ!
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