家の鍵を無くしたらどうする?やるべきことと避けるべきことを徹底解説!

もし家の鍵を無くしてしまったら、パニックになって冷静な判断ができなくなることもあるかもしれません。鍵を紛失すると、思わぬトラブルや危険な目に合う可能性もあるため、落ち着いてしっかり対処することが大切です。
今回は、鍵を無くしたときの対処法や、紛失を防ぐための対策を解説。あわせて、鍵を無くしたときも安心できる「セキュリティ重視」の物件も紹介します。

まずはこれ!家の鍵をなくしたときの対処法

鍵を無くしたことに気が付いても、焦りは禁物!
できる限り落ち着いて、下記に紹介する対処法を実践してみましょう。

  1. まず、身の回りにないかもう一度確認する
  2. 警察署・交番に遺失届を出す
  3. その日、立ち寄った場所に連絡をする
  4. 管理会社や大家さんに連絡する
  5. 鍵業者に依頼する

1.まず、身の回りにないかもう一度確認する

鍵を紛失すると、誰でも焦ってしまうもの。まずは冷静になって身の回りを探してみましょう。
意外と身近な場所にある場合も多いようです。 

鍵が隠れていそうな場所

・ズボンや上着などのポケット
・バッグのサイドポケット
・エコバッグや買い物した袋の中
・車の中  

2.警察署・交番に遺失届を出す

もし鍵を紛失してしまったら、警察や交番で「遺失届」を提出できます。
外出先で紛失した場合は近くの警察署や交番に届け出をしましょう。
(警察署によっては、オンラインで遺失届が提出可能)

また、警察署に届けられた拾得物がHPから確認できます。
詳しくは警察署のHPをご覧ください。

警察庁HP「落とし物の届出・検索」

3.その日、立ち寄った場所に連絡をする

鍵を無くしたことに気が付いたら、その日立ち寄った場所に連絡してみましょう。

電話で伝えること

・鍵の特徴(キーホルダーやキーケースの特徴など)
・鍵が見つかったときの連絡先

4.管理会社や大家さんに連絡する

賃貸物件に住んでいる場合は、管理会社や大家さんに連絡をして鍵を無くしてしまった旨を伝えましょう。
スペアキーやマスターキーを保管している場合がほとんどなので、家には入ることができるはずです。

連絡する際の注意点

・大家さんは個人の方が多いので、時間帯に気を付ける。
・24時間営業でない管理会社の場合は、対応してくれない場合がある。

5.鍵業者に依頼する

鍵を無くしてしまったら家に入ることができません。

もし住所が特定できるものと一緒に鍵を落としてしまい、深夜や定休日で大家さんや管理会社に連絡がつかない場合は注意が必要です。
そんな時は鍵業者に依頼することも検討した方がよさそうです。

業者に依頼した場合の料金

ピッキングでの開錠
 →5,000~15,000円

ピッキング以外での解錠
 →12,000~40,000円

出張料金
 →5,000円前後

深夜料金
 →2~3割増し

深夜は割増料金になることが一般的なため、開錠のみでかなり高額になってしまいます。
急ぎではない場合はファミレスやインターネットカフェ等で時間を潰し、連絡が取れるまで待つのもよいでしょう。

注意! 鍵を無くしたときにやってはいけないこと

焦ってパニックになっているときは、思いもよらないことをやってしまうことも。
ここでは、鍵を無くした際にやってはいけないことをご紹介します。

  1. 無理やり自分で開錠しようとする
  2. 鍵探しをSNSなどで呼びかける
  3. 管理会社や大家さんに相談せず、鍵を交換する

■無理やり自分で開錠しようとする

ピッキングなどの開錠方法は、業者が専用の道具を使用して、鍵穴を傷つけないように作業をします。
素人がやると鍵穴を傷つけるだけでなく、傷ついたことにより故障し鍵全体を取り換えになってしまうケースも。また、泥棒と勘違いされ通報されてしまう可能性もあるため、自分で開けようとするのはやめましょう。

■鍵探しをSNSなどで呼びかける

一刻も早く鍵を見つけ出したい気持ちはわかりますが、不特定多数が閲覧するSNSを通じて家の鍵探しをするのは大変危険です。
もし見つかったとしても悪用される可能性があるため、鍵を無くして困っていても、協力してもらうのは家族や親しい友人までにしましょう。

■管理会社や大家さんに相談せず、鍵を交換する

賃貸物件は、鍵を含め大家さんの持ち物のため、鍵を勝手に変えてはいけません。
無断で鍵を交換すると、契約条項違反になることもあるため、鍵を紛失した場合は、大家さんか管理会社に連絡をしましょう。

鍵を紛失したままにしておくと起こるトラブルは?

鍵を紛失したままにしておくと、どんなトラブルがあるのでしょうか。
ここでは、紛失した鍵を放置しておくとどんな危険があるのかご紹介します。

■退去時に鍵代を請求される

鍵を無くしても、合鍵があるから大家さんや管理会社に報告しなくても大丈夫!と思う方がいるかもしれませんが、退去時には借りたすべての鍵を返却する必要があります。
鍵を紛失した場合は、大家さんや管理会社にすぐ報告し指示に従いましょう。

また、加入している火災保険のプランによっては、鍵紛失が対象になり、鍵交換費用などの一部を負担してくれる可能性があります。
時間が経っている場合は対象にならないこともあるため、早めに保険会社に連絡すると良いでしょう。

■紛失した鍵を悪用される

もし、マンションの共用部分や自宅近くで鍵を落とした場合には、自宅を特定されやすいので注意が必要です。
また、住所を知っている人が鍵を拾っていたり、「鍵を落としたと思っていたら、盗難されていた!」というケースも考えられます。
鍵が無事に戻ってきたとしても、見つかる前に合鍵を作られている可能性もあるため、鍵を紛失したらまず大家さんや管理会社に相談をしましょう。

鍵を無くしたときも安心できるセキュリティ重視の物件

過去に鍵を無くしたことがある方や無くす心配がある方は、防犯面に優れた物件を検討すると安心でしょう。

  1. オートロックの物件
  2. 電子錠やデジタルロックの物件
  3. 管理人が常駐している物件

オートロックの物件

オートロック付きの物件では、外からの訪問者と直接顔を合わせることなく、ドアを開けるかどうかを判断できるため安心です。また、オートロック付きの物件には防犯カメラが設置されていることが多く、犯罪の予防にも役立ちます。

ただし、ゴミ出しやちょっとした買い物など短時間の外出でも鍵を持たずに出かけると、家に入れなくなることがあるためその点には十分注意が必要です。

テンキーロックや電子キーの物件

最近では、テンキーロックや電子キーを採用した物件も増えてきました。鍵を使わずに開錠ができるため、鍵の管理が不要になるため鍵を失くす心配がなくなります。

管理人が常駐している物件

賃貸アパートでは管理人が常駐している物件は少ないですが、管理人がいれば、困ったときに相談できるだけでなく、スペアキーやマスターキーを預かっていることもあるため安心です。
分譲マンションタイプの賃貸物件を選ぶと、管理人が常駐している物件を見つけることができます。

鍵の紛失を未然に防ぐ対策方法

ここまで、鍵を落とした際の対処法を紹介してきましたが、普段から鍵を紛失しないように心がけることも大切です。ここでは、鍵の紛失を防ぐ方法を紹介します。

  1. 鍵の保管場所を決める
  2. 鈴やキーホルダーを鍵につける
  3. 紛失防止のタグを付ける
  4. 「玄関スマートキー」や「テンキーロック」のある物件に住む

■鍵の保管場所を決める

鞄の内ポケットや財布の中など、鍵をしまう場所を決めておくと紛失の心配が軽減できるでしょう。落ちる可能性のある衣服のポケットは避けた方が無難です。

■鈴やキーホルダーを鍵につける

鈴など音が鳴るものや目立つキーホルダーを鍵につけておくと、落としたときに気づける可能性が高くなるため良いでしょう。
また、伸縮性のリール付キーホルダーをバックに付けておけば、バックから鍵を取り出しても元の場所に巻き戻されるため、決められた場所に戻すという手間も省けおすすめです。

■紛失防止のタグを付ける

紛失防止タグ(スマートタグ)を鍵に取り付けておけば、スマホのBluetooth機能やGPS機能を利用して、鍵の位置を確認できたり、忘れそうになった時に音を鳴らして知らせてくれます。紛失予防から、紛失後の探索までサポートをしてくれる便利なアイテムです。

■「玄関スマートキー」や「テンキーロック」のある物件に住む

「玄関スマートキー」や「テンキーロック」は、スマートフォン操作や暗証番号の入力で施錠・解錠をすることができるので鍵自体が不要になります。
そもそも鍵を持ち歩かなければ、無くすこともないので安心です。

設備として初めから付帯している物件もありますし、工事不要で賃貸物件に後付けできるタイプもあるため、現在住んでいる家でも導入できるかもしれません。
導入の際は、念のため大家さんや管理会社に許可を取っておくとよいでしょう。

大切なものは、無くさないようにしっかり管理しておくのだ~

鍵を無くすことが心配な人におすすめの物件

ニッショーの賃貸情報サイト「ニッショー.jp」で、『玄関スマートキー』や『テンキーロック』がある物件を探してみよう!

  1. ニッショー.jp
  2. サガッシーのなるほどふむふむ
  3. 家の鍵を無くしたらどうする?やるべきことと避けるべきことを徹底解説!
NARUHODO FUMU FUMU

愛知・岐阜・三重で50年以上、地域密着の直営主義でお部屋探しを提供している不動産会社【ニッショー】が運営するWebマガジン。
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