【図説】メゾネットタイプとはどんな物件?階段がある暮らしのメリット・デメリットを徹底解説!
-
メゾネットタイプとは?
-
メゾネットタイプのメリット
-
メゾネットタイプのデメリット
-
メゾネットタイプに向いている人
-
メゾネットタイプに向いていない人
-
メゾネットタイプはどんな物件と比較されやすい?
-
メゾネット物件を内見する際の注意点
-
メゾネット賃貸はこだわりすぎずに探そう
-
よくある質問
メゾネットタイプとは、集合住宅の住戸形式の一つで、1つの住戸が2階以上の層で構成されているお部屋を指します。
室内に内階段があり、上階と下階に生活空間が分かれているため、賃貸でありながら戸建てに近い感覚で暮らせる間取りです。
ただし、あくまで集合住宅の一住戸であるため、完全な一戸建てではありません。
隣室があったり、共用部分があったりと、マンションやアパートと同じ側面も持ち合わせています。
一般的には「メゾネット」または「メゾネットタイプ」と呼ばれ、表記の違いによる意味の差はありません。
また、メゾネットタイプには連棟式(タウンハウス・テラスハウス)や、マンションの一部が上下階構造になっているタイプなど、いくつかの形式があります。
これらの種類や、ほかの間取りとの違いについては、メリット・デメリットを踏まえたうえで、記事の後半で詳しく見ていきましょう。
メゾネットタイプのメリット
メゾネットタイプには、ワンフロアの賃貸にはない魅力があります。
上下階を使い分けることで、暮らしにメリハリをつけやすい間取りです。
生活空間を上下で分けられる
メゾネット最大のメリットは、階段によって生活空間を上下に分けられる点です。
リビングと寝室をフロアごとに分けられるため、来客時でもプライベート空間が見えにくく、生活にメリハリが生まれます。
在宅ワークや生活リズムが異なる同居人がいる場合にも向いています。
戸建て感覚に近い暮らしができる
室内に階段があることで、一般的なワンフロアの賃貸よりも戸建てに近い感覚で暮らせます。
上下階の移動がある分、「部屋に戻る」「寝室に上がる」といった行動が自然に切り替わり、気持ちの面でもオンオフを分けやすくなります。
上下階の音が気になりにくい
メゾネット物件は、上下階が自分の部屋で完結している構造が多いため、生活音トラブルが起きにくい傾向があります。
特に足音やテレビ音などを気にせず暮らしたい人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
天井が高く、開放感がある物件も多い
採光が取りやすい間取りも多く、明るく開放的な住空間を求める人に向いています。
メゾネットタイプのデメリット
一方で、メゾネットタイプには注意しておきたい点もあります。
生活動線や使い勝手など、実際の暮らしを想像しながら確認することが大切です。
階段の上り下りが負担になる
室内階段がある以上、日常的な上り下りは避けられません。
洗濯や掃除の動線が長くなりやすく、荷物の持ち運びが多い人や体力面に不安がある人には負担に感じることがあります。
冷暖房効率が下がりやすい
上下階がつながっている構造のため、冷暖房の空気が逃げやすく、温度ムラが生じやすい点は注意が必要です。
特に夏や冬は光熱費が高くなる可能性があるため、エアコンの設置位置や断熱性も内見時に確認しておきましょう。
掃除やメンテナンスの手間が増える
階段や手すり、吹き抜け部分など、ワンフロアの部屋にはない掃除ポイントが増えます。
こまめな掃除が苦手な人にとっては、思った以上に手間に感じる場合があります。
家賃や管理費が高め
同じ専有面積のワンフロア物件と比べると、メゾネットタイプは家賃や管理費がやや高めに設定されていることがあります。
デザイン性や希少性が価格に反映されているケースも多いため、広さだけで単純比較しないことが大切です。
メゾネットタイプに向いている人
メゾネットタイプは、一般的なワンフロアの賃貸と比べて、生活空間の使い方に特徴があります。
そのため、次のような価値観や生活スタイルの人に向いている間取りです。
■空間を用途ごとに使い分けたい人
上下階があることで、生活空間を明確に分けられるのがメゾネットタイプの大きな特徴です。
リビングと寝室、仕事部屋とプライベート空間など、用途ごとに空間を切り分けたい人に向いています。
一人暮らしで在宅ワークをする人や、二人暮らしで生活リズムが異なる場合にも、使いやすい間取りといえるでしょう。
■来客が多く、生活感を分けたい人
来客時に生活スペースを見せたくない人にも、メゾネットタイプは向いています。
玄関やリビングと、寝室・個室を上下階で分けられるため、急な来客があっても対応しやすくなります。
友人や家族がよく訪れる一人暮らしや二人暮らしの世帯に多く選ばれる理由の一つです。
■ある程度の予算に余裕がある人
メゾネットタイプは、同じ広さのフラットタイプと比べて、家賃や光熱費がやや高くなる傾向があります。
そのため、住み心地や間取りの個性を重視できる、ある程度の予算的余裕がある人に向いています。
■物が多く、収納や部屋数を活かしたい人
趣味用品や仕事道具など、物が多い人にとっても、上下階を使い分けられるメゾネットタイプは便利です。
収納スペースが多めに確保されている物件も多く、空間を持て余しにくい点がメリットです。
■将来の住まいを見据えて暮らしたい人
ファミリー世帯や、将来的にマンション・一戸建ての購入を検討している人にとって、
メゾネットタイプは「戸建て感覚の暮らし」を賃貸で体験できる間取りです。
特に、小学生以上などある程度成長した子どもがいる家庭では、生活空間を分けやすい点が活かしやすくなります。
メゾネットタイプに向いていない人
メゾネットタイプは魅力の多い間取りですが、生活スタイルによっては不便に感じやすい点もあります。
以下に当てはまる場合は、フラットタイプの間取りもあわせて検討したほうがよいでしょう。
■階段の上り下りが負担になりやすい人
メゾネットタイプは、室内に階段があることが前提の間取りです。
日常的に階段を使うため、足腰に不安がある人や、将来的にバリアフリーを重視したい人には向いていません。
また、掃除や洗濯など、上下階を移動する家事が多くなりやすい点もデメリットといえます。
■生活動線をシンプルにしたい人
上下階に空間が分かれている分、間取りによっては生活動線が長くなることがあります。
特に、リビングが2階にある場合は、買い物帰りに荷物を持って階段を上る必要があります。
ワンフロアで完結する暮らしを求める人には、やや使いづらく感じる可能性があります。
■光熱費や温度差が気になる人
メゾネットタイプは、吹き抜けや天井の高さがある物件も多く、上下階で温度差が生じやすい傾向があります。
夏は上階が暑くなりやすく、冬は暖房効率が下がることもあり、光熱費が気になる人にはデメリットになりやすいです。
■音や振動に敏感な人
室内階段の昇り降り音や、上下階での生活音が響きやすい点も、メゾネットタイプの特徴です。
また、連棟式の場合は、隣室との壁を共有しているため、構造によっては騒音が気になるケースもあります。
静かな住環境を最優先したい人は、内見時に特に注意が必要です。
■部屋数より使いやすさを重視したい人
メゾネットタイプは「部屋が分かれている」印象が強い反面、階段部分が面積を取るため、同じ専有面積でも実際の居住スペースが狭く感じることがあります。
広さや効率を重視する人には、フラットタイプの間取りのほうが合う場合もあります。
メゾネットタイプはどんな物件と比較されやすい?
メゾネットタイプは、一般的なワンフロアの間取りとは構造が異なるため、部屋探しの際にほかの住戸形式と比較されることが多い間取りです。
なお、ひとくちにメゾネットといっても、賃貸物件では大きく分けて2つのタイプがあります。
ひとつは、建物を縦に区切った連棟式タイプのメゾネットです。
いわゆる「タウンハウス」や「テラスハウス」と呼ばれる物件がこれにあたり、賃貸市場で見かけるメゾネットの多くがこのタイプになります。
もうひとつは、マンションの一部住戸のみが上下階に分かれているマンションタイプのメゾネットです。
数自体が少なく、一般的な賃貸物件の中では比較的希少な存在といえます。
元々は、建物オーナーが住んでいた住戸など、最上階とその下階を使った間取りであることが多く、一般的なマンションとは一線を画す特別感があります。
賃貸物件全体の中でもメゾネット自体が少ないですが、このマンションタイプはさらに希少な存在といえるでしょう。
このように、メゾネットにはいくつかのタイプがあり、比較対象となる物件もそれぞれ異なります。
次からは、部屋探しの際に特に比較されやすい「タウンハウス・テラスハウス」「ロフト」「一戸建・一軒家」との違いを整理していきます。
「タウンハウス・テラスハウス」との違い
前述の通り、メゾネットタイプの多くは、連棟式のタウンハウスまたはテラスハウスに該当します。
これらはいずれも、隣の住戸と壁を共有する「連棟式」の物件で、現代版の長屋ともいわれています。
外観や間取りに大きな違いはなく、どちらも2階建てが主流です。
違いとして挙げられるのは「敷地権の考え方」ですが、賃貸物件では庭や敷地が明確に区分されていないケースも多く、見た目で判断するのはほぼできません。
そのため、実際の賃貸市場では、タウンハウスとテラスハウスは同義として扱われることが多く、サイトによって表記が異なる程度と考えて問題ないでしょう。
「ロフト」との違い
メゾネットタイプとロフトは、どちらも上下に空間が分かれている点が似ていますが、構造上の扱いは大きく異なります。
メゾネットタイプは、内階段で移動する「2層以上の居住空間」であり、上下階とも正式な居室として扱われます。
一方、ロフトは建築基準法上「収納」扱いとなり、部屋としてはカウントされません。
そのため、ロフト付き物件は天井が高く開放感がある反面、はしごでの昇り降りが必要だったり、面積に含まれなかったりと、使い勝手には差があります。
居住空間をしっかり分けたい場合はメゾネット、空間の広がりを重視する場合はロフトが向いています。
「一戸建・一軒家」との違い
メゾネットタイプと一戸建の共通点は、どちらも階段のある暮らしができる点です。
ただし、メゾネットはあくまで集合住宅の一住戸であり、「一戸建感覚」に近い賃貸物件という位置づけになります。
一戸建は、面積の広さや自由度の高さが魅力ですが、家賃が高めで物件数も少なくなりがちです。
一方、メゾネットタイプは、戸建よりも家賃を抑えつつ、上下階のある生活を体験できる点が特徴です。
結局どれを選ぶのがいい?
それぞれの違いを踏まえると、完全な独立性や広さを求めるなら一戸建、空間の区切りや戸建感覚を賃貸で味わいたいならメゾネットタイプが向いています。
また、手軽さや開放感を重視する場合は、ロフト付き物件という選択肢もあります。
重要なのは、名称や分類にこだわりすぎることではなく、自分の生活スタイルに合った間取りかどうかを基準に判断することです。
比較の違いを理解したうえで選ぶことで、入居後のギャップを減らしやすくなります。
メゾネット物件を内見する際の注意点
メゾネットタイプは、内見時のチェックがとても重要です。
間取り図だけで判断せず、実際の暮らしをイメージしながら確認しましょう。
1.「間取り」をチェック
まずは間取り図を見ながら、生活動線を具体的に想像します。
日常動作が無理なく行えるかがポイントです。
・リビングが上階か下階か
・キッチンや浴室など水回りの位置
・洗面所から洗濯物を干す場所までの動線
・隣室の間取りが確認できる場合は、騒音トラブルが起きにくい構造か
2.「階段」をチェック
階段は、図面だけでは分からない重要なチェックポイントです。
実際に何度か昇り降りして、体感を確かめましょう。毎日使う設備だからこそ、少しの違和感が大きなストレスになります。
・傾斜が急すぎないか
・段差の高さが不自然でないか
・手すりの有無や使いやすさ
3.「防音」をチェック
メゾネット物件でも、防音性は物件ごとに差があります。
構造を把握した上で、内見時に音の響き方を確認しましょう。
特に二人暮らしやファミリーの場合は、音の感じ方も重要な判断材料になります。
・階段を昇り降りしたときの音の響き
・吹き抜けがある場合の声の反響
・上下階で生活音がどの程度伝わるか
メゾネット賃貸はこだわりすぎずに探そう
メゾネットタイプの賃貸は、マンションや一戸建てを購入する前に、戸建て感覚の暮らしを体験できる貴重な住まいです。
上下階に分かれた間取りや室内階段のある生活は、フラットタイプの部屋では味わえない魅力があります。
その一方で、メゾネット物件は数が少なく、条件を細かく絞りすぎると選択肢が極端に狭くなってしまいます。
そのため、メゾネット賃貸を探す際は「完璧な条件の物件」を探すよりも、どこを優先して、どこを許容できるかを決めておくことが大切です。
表記や分類の違いにとらわれすぎない
不動産サイトによっては、メゾネット・タウンハウス・テラスハウスといった名称や分類が異なる場合があります。
呼び方の違いよりも、「上下階がどう使えるか」「生活スペースがどこにあるか」といった実際の暮らしやすさを重視して判断しましょう。
間取りと生活動線を基準に選ぶ
メゾネットタイプは、階段の位置や水回りの配置によって、住み心地が大きく変わります。
・上下階の使い分けが自分の生活スタイルに合っているか
・毎日の移動や家事が負担にならないか
こうした視点で見ていくと、名称や細かい条件に振り回されず、納得のいく部屋を選びやすくなります。
メゾネット賃貸は「数が少ない」からこそ、こだわりすぎず、現実的な視点で探すことが満足度の高い部屋探しにつながります。
よくある質問
ここでは、メゾネットタイプについてのよくある質問をまとめました。
メゾネットとはどういう意味ですか?
- メゾネットの由来はフランス語で「小さな家」を意味する「maisonette」からきています。
日本におけるメゾネットの意味としては、集合住宅の住戸形式の一つで、1住戸が2階以上の層を持つタイプを指します。
一つの住戸に内階段があるので、一戸建て感覚で暮らすことができます。
メゾネットタイプ、フラットタイプとは何ですか?
- 通常、1階層から成る部屋をフラットタイプと呼ぶのに対し、2階以上の階層から成る部屋をメゾネットタイプといいます。特徴は、部屋に内階段があることです。そのため、集合住宅でありながら戸建感覚を味わうことができる間取りです。
メゾネット物件はやめたほうがいいですか?
- デメリットの例としては、階段の「掃除」の面倒さや、「バリアフリーではない」こと、「騒音」問題などが挙げられます。
よって、小さなお子さんや高齢者がいる家庭には向かないといえます。
逆に、メゾネット物件に向いている人の例としては、「来客が多い」「プライベート空間と仕事部屋を分けたい」「家族の生活時間が異なる」などが挙げられます。
メゾネット物件を選ぶ際には、住む人の年齢や、構造による防音性などを考慮すると良いでしょう。
ニッショーならメゾネット物件を便利に検索できる
ニッショーなら、見つけにくいメゾネット物件を比較的ラクに探すことができます。
-
- タウンハウス・テラスハウスだけ探したい
- 種別「タウンハウス(テラスハウス)」で検索する
-
- マンションタイプのメゾネットだけ探したい
- こだわり条件の「メゾネット」にチェックを入れ、さらに構造を「鉄筋系」にする
自分に合ったメゾネット物件が見つかると良いのだ~
- ニッショー.jp
- サガッシーのなるほどふむふむ
- 【図説】メゾネットタイプとはどんな物件?階段がある暮らしのメリット・デメリットを徹底解説!




愛知・岐阜・三重で50年以上、地域密着の直営主義でお部屋探しを提供している不動産会社【ニッショー】が運営するWebマガジン。
思わず「なるほど〜」「ふむふむ」とうなずけるようなイチオシ情報をサガッシーとともにお届けします!