「即入居可」とはどれくらい早く住める?物件探しのコツと注意点も紹介

「即入居可」という言葉は、一見「今すぐにでも入居できる物件」と思われがちですが、実際には物件の手続き完了までに日数がかかるため入居できるまで数日かかります。今回は、「即入居可」はいつから入居が可能か、「即入居可」物件の選び方や注意点、最短で入居するための方法を詳しく解説します。

「即入居可」とは、本当にすぐ入れるの?

「即入居可」=「すぐに新生活を始められる!」と期待する方も多いのではないでしょうか。しかし、本当に即入居できるのか、どのような手続きが必要なのかを理解しておくことが大切です。ここでは「即入居可」の実際の意味や、入居までにかかる期間、事前に準備しておくべきことについて詳しく解説します。

「即入居可」とは契約完了したらすぐ住める場合が多い

「即入居可」とは、前の入居者が退去し清掃や修繕が済んだ状態で、契約手続きが完了すればすぐに住める状態の物件を指します。そのため、急な引越しなどで「すぐに住む場所が必要!」という方には大変魅力的な物件です。

審査があるため、入居には2~3日必要

しかし、「即入居可」だからといって、契約したその日にすぐに入居できるわけではありません。賃貸契約には入居審査があり、通常2~3日程度の時間が必要です。この審査を通過して初めて契約が成立し入居可能になります。(入居までの日数は、時期や物件によって異なります)
その日に入居するつもりで不動産屋へ行くと、予想外の事態に陥ることがあるため注意が必要です。

物件を決める以外にもやることがある

物件を決めた後も、入居までにはやるべきことがいくつかあります。

■ライフラインの手続き
電気・ガス・水道の開栓手続き
※ガスの開栓には、入居者の立ち会いが必要なため、事前に予定を立てておきましょう。

■引越し業者の手配
引越しの日程が決まったら、早めに業者を手配しましょう。

■その他の手続
・役所への転出・転入届の手続き
・郵便局にて郵便物の転送手続き

入居後すぐに快適な生活をスタートできるようにスケジュールを立てておきましょう。
また、家具や家電など必要なアイテムをリストアップし、引っ越し前に揃えておくと安心です。

【引っ越しやることチェックリスト】いつまでに何を準備すればいいかスケジュール順に紹介

「即入居可」物件に最速で入るためのポイント

ここでは、最短で入居するためのポイントを解説します。

不動産会社に、「即入居」したい旨を伝える

まず、不動産会社に「すぐにでも入居したい」という意思を明確に伝えましょう。希望の入居日や、引越しの期日が決まっている場合は、それも併せて伝えておくことで、不動産会社もスムーズに対応しやすくなります。例えば、「〇月〇日までに引っ越したい」「今週末にでも入居したい」など、具体的な日程を伝えることで、優先的に手続きを進めてもらえる可能性があります。

必要書類・初期費用を用意しておく

入居審査に必要な書類を事前に準備しておくことで、手続きにかかる時間を大幅に短縮できます。一般的に必要な書類は以下の通りです。(不動産会社や管理会社によって契約に必要な書類は異なるため、事前に問い合わせをして確認しておくと良いでしょう。)

<申し込み時>
■身分証明書
■認め印
■入居申込金(家賃1ヵ月分に相当額)


<契約時>
■住民票(物件に住む全員分。発行後3か月以内が有効)
■印鑑および印鑑証明書
■収入を証明する書類(源泉徴収など)
■保証金、礼金、仲介手数料など、事前に伝えられた契約時に必要な金額
■銀行印・通帳(家賃の引き落としをする口座情報)
■連帯保証人の情報(住民票や印鑑証明書、連帯保証人の承諾書など)

連帯保証人が必要なケースでは、事前に頼める人を探しておくことも大切です。

内見を省いてはいけない

早く入居したいからといって、内見をせずに契約するのは避けましょう。即入居可の物件は、現在住んでいる人がいないためすぐに内見する事が可能。部屋を見て、日当たりや設備、周辺環境などを細かい所まで確認してから契約をした方が安心です。

ライフラインの申し込みを行う

入居日が決まったら、すぐに電気・ガス・水道の開栓手続きを行いましょう。特に引越しシーズンなどは、手続きに時間がかかる場合がありますので、遅くても引っ越しの1~2週間前までに手続きを済ませておくのがおすすめです。また必要な方は、インターネット回線の手続きも忘れずに行いましょう。

契約前に確認すべき「即入居可」の注意点

「即入居可」の物件は魅力的に見えますが、契約前にしっかりと確認しておかないと、後で後悔してしまう場合も。ここでは、契約前に必ず確認しておきたい注意点を解説します。

空室期間を確認

「即入居可物件」の中には、長期間に渡り空室が続いているものもあります。
長期間空室が続いている場合は、設備の劣化や害虫の発生リスクが高まる可能性も。
また、内見をした際に以下のことが気になる場合は注意が必要です。

■換気が不十分で湿気がこもっている

■カビが発生している

■水回りの配管が劣化している

必要に応じて室内の状態を詳しく確認し、不安がある場合は他の物件も検討しましょう。

前入居者の退去理由を確認

前入居者がどのような理由で退去したのかを知ることができれば、物件の問題点を発見することができるかもしれません。
特に、以下のような理由で退去している場合は注意が必要です。

■近隣住民とのトラブル(騒音・マナー問題など)

■物件の設備不良(給湯器の故障、カビの発生など)

■周辺環境の問題(治安の悪化、交通アクセスへの不満など)

■過去に事故や事件があった可能性(告知義務の有無を確認)

可能であれば不動産会社に理由を詳しく尋ね、納得できる説明が得られない場合は他の物件も検討しましょう。

「即入居可」以外に、比較的早く入居できる物件は?

「即入居可」の物件以外にも、比較的早く住み始められる「マンスリーマンション」という選択肢もあります。ここでは、マンスリーマンションについて紹介します。

マンスリーマンション

マンスリーマンションは、一般的な賃貸物件に比べて審査が比較的緩やかなのが特徴。さらに、ほとんどの物件で生活に必要な家具や家電が揃っているうえ、電気・ガス・水道などライフラインの手続きが不要なため、スムーズに新生活を始められます。

すぐに引っ越す必要があるものの、希望に合う賃貸物件が見つからない場合は、納得がいく物件が見つかるまでマンスリーマンションを利用するのも一つの方法かもしれません。

ニッショーの マンスリーマンション

「即入居可」の物件は、契約が完了すればすぐに入居できるのだ~

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NARUHODO FUMU FUMU

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