ガレージハウスとはどんな物件?賃貸で住む場合のメリット・デメリット

ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、ガレージと住居が一体となった物件です。
ガレージとは「車庫」のことなので、駐車場と住宅が一緒になっている物件ということになります。

注文住宅におけるガレージハウスは、写真のように、ガレージ部分と住居部分それぞれ十分なスペースであることが多いです。

それに比べて、賃貸物件におけるガレージハウスは、1階部分が車庫、2階以上が住居のメゾネットタイプが主流となるため、生活スペースには限りがあります。
中には2LDK、3LDKの間取りもありますが、一人暮らし用の間取りの方が多いのが特徴です。

賃貸物件のガレージハウスは、1階の車庫から直接中へ入れるよう玄関があり、2階以上が主な生活スペースになっています。
中にはロフトが付いている物件もあります。

ビルトインガレージとは?ガレージハウスとほぼ同じ

ビルトインガレージとは、住宅の1階部分にガレージを設け、シャッターなどの入口を設置した物件のことです。
ビルトインとは、建物や設備が「備え付け」、またはあらかじめ「組み込まれた」という意味です。
そのため、写真のように1階部分をくり抜いた形でガレージが作られています。また、ビルトインガレージは「インナーガレージ」と呼ばれることもあります。

賃貸物件におけるガレージハウスは、このビルトインガレージとほぼ同じ意味になります。

賃貸ガレージハウスのメリット

賃貸物件におけるガレージハウスのメリットにはどんなものがあるか見ていきましょう。

メリット

1.雨の日や荷物の多いときでも移動が楽
2.専用の駐車場を確保できる
3.雨や風、紫外線を防げる
4.車体の劣化を防げる
5. 防犯面で安心
6.倉庫や物置としても使える
7.バイクも置ける
8.同じ車好きが住んでいる
9.ガレージでキャンプ気分を味わえる

1.雨の日や荷物の多いときでも移動が楽

ガレージハウスは、車を1階部分に停めたあと、そのまま住居内へと入れる玄関があるため、雨など天候が悪い日にも濡れません。
また、何度も運ばないといけないほど荷物が多い時でも、車から家の中への移動が短くて済むため、屋外駐車場よりも楽に運べます。

2.専用の駐車場を確保できる

ガレージハウスは、基本的に一戸につき1つのガレージが一体となった物件なので、確実に駐車場が確保できることになります。
一般の賃貸物件であれば、駐車場には空きがないと借りられませんし、先着順という場合もあります。
しかしガレージハウスにはそういった心配がなく、駐車場を探す手間を省くことができます。

3.雨や風、紫外線を防げる

ガレージハウスには、シャッターが付いていることがほとんどです。そのため、雨や風、雪などから、車を守ることができます。
直射日光が当たらないので紫外線からも守ることができ、車の外装・内装を長期間保護することができます。

4.車体の劣化を防げる

雨や雪、紫外線が当たらないので、車の塗装の劣化を防ぐこともできます。
屋外駐車場であれば、カバーをつけたりこまめに洗車したりと、対策と手間が必要になりますが、ガレージであれば、常に屋内に置いておけるので、大切な愛車の劣化を防げます。

5.防犯面で安心

ガレージハウスにはシャッターがあることが多いため、外から侵入しづらく、いたずらや盗難被害などに遭う確率が下がります。これにより防犯面でも安心することができます。

6.倉庫や物置としても使える

ガレージ内はスペースに余裕があるため、ちょっとした倉庫として使うことができます。
車以外に、DIY用品やキャンプ道具、自転車、ゴルフ、釣り具などのアウトドア用品や趣味のものを置いておくのに便利です。
また、防犯グッズなど、いざという時にすぐに持ち出したいものも置いておけそうです。

7.バイクも置ける

ガレージハウスには、車のほかにバイクも置けます。
バイク駐輪代はかからないので、何台か保有している方には、1台ずつ駐車場を借りる手間がかかりません。

8.同じ車好きが住んでいる

ガレージハウスは、基本的に車好きの方が借りることが多いですよね。
そのため、ガレージハウスに住んでいる人は、同じ車好きの仲間!
ガレージハウスは同じ趣味の者同士が集まる、夢のような物件ですね。

9.ガレージでキャンプ気分を味わえる

ガレージ内にミニテントを張れば、間単におうちでキャンプ気分が味わえるかもしれません。大勢で集まらないこと、寝るには適していないこと、また、火を使うことは危険なので規約で禁止されている可能性もありますが、ガレージ内は土足ですし、疑似キャンプを楽しむには十分かもしれません。

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賃貸ガレージハウスのデメリット

メリットを見る限り、ガレージハウスは魅力あふれる物件でしたが、デメリットはあるのでしょうか。
ここでは、賃貸ガレージハウスのデメリットを見ていきましょう。

デメリット

1.主にメゾネットタイプの間取り
2.物件数が少なく、見つけにくい
3.家賃が高め
4.シャッターや排気音による騒音

1.主にメゾネットタイプの間取り

賃貸物件におけるガレージハウスは、1階がガレージのため、主な住居部分は2階以上になるメゾネットタイプとなります。
中には1階にも部屋があったり、ロフトが付いていたりする物件もありますが、階段のある暮らしが自分に向いているかどうか、住む前に考えておくとよいでしょう。

2.物件数が少なく、見つけにくい

ガレージハウスは賃貸物件の中でも、希少価値の高いレア物件!
需要はあるけれども、わざわざガレージハウスの賃貸物件を作る大家さんが少ないことも理由の一つでしょう。
また、街中に作りづらく、郊外に集中してしまうことも、希望のエリアで物件を見つけにくい理由です。

3.家賃が高め

ガレージハウスは物件自体が少ないため、たとえ間取りがワンルームや1Kで家賃相場が低めな地域であっても、一般の物件より家賃が高めに設定されていることが多いです。
そのため、「ガレージが第一優先だ」という人以外には、少々贅沢な物件かもしれません。

4.シャッターや排気音による騒音

早朝や深夜に、ガレージを開けるシャッター音や、車のエンジン音・排気音が騒音となり、近隣からクレームがくるなどトラブルが生じる可能性があります。
電動シャッターであれば、手動のシャッターよりも静かですが、時間帯には気をつけなくてはなりません。

賃貸物件でガレージハウスを借りるときの注意点

賃貸物件でガレージハウスを借りる際は、次の3点に気をつけましょう。

ガレージのサイズと設備

まずは「ガレージ」部分の使いやすさをチェックしましょう。
置きたい車のサイズが入るかや、駐車のしやすさ、ガレージの設備についても見ておきましょう。
洗い場が付いていることも多く、中には、電気自動車(EV車)用の充電コンセントが付いている物件もあります。

住宅部分の住みやすさ

ガレージハウスは、ガレージ奥に住居へと続く玄関があり、主な生活スペースは2階以上にあることがほとんどです。
その際、快適に暮らせる間取りかどうかチェックしましょう。
ガレージ部分は良いけど、住んでみて暮らしにくかったというのではがっかりしますよね。

物件の周辺環境はどうか

ガレージハウス自体は、比較的郊外に作られることが多いですが、その物件の周辺環境も見ておきましょう。
たとえば、あまりに静かな住宅街の中にあるような物件であれば、近隣との騒音トラブルが生じる可能性もあります。
一概には言えませんが、トラックなどが多く通るような大きな道路が近ければ、ある程度の音には寛容かもしれませんね。

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NARUHODO FUMU FUMU

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