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アパート経営はするなって本当?注意点・失敗談・成功の秘訣を徹底解説

ネットでアパート経営について調べると、「アパート経営はするな」という言葉を目にすることがあります。
これから始めようと考えている人にとっては、不安になってしまいますよね。
そこで今回は、そのように言われる背景や理由、さらにアパート経営を成功させるためのポイントを解説します。

アパート経営はやめた方がいい?

「アパート経営はやめた方がいい」という声は、決して珍しくありません。確かに、空室リスクやローン返済負担、想定外の修繕費などが重なれば、経営は一気に苦しくなります。
しかし、すべてのケースで「やめた方がいい」とは限りません。立地条件や管理体制が整っていれば、安定収益を得られる可能性は十分あります。

ただし、注意が必要な人もいます。例えば、アパート経営について勉強や情報収集をする時間が取れない人や、手軽に稼ぎたい、すぐに収入を得たいと考えている人には向いていません。経営には長期的な視点やリスク管理が求められるため、こうした姿勢ではうまくいかない可能性が高いでしょう。

つまり、「アパート経営はやめた方がいい」という意見は、すべての人に当てはまるわけではなく、土地の条件や経営戦略、そしてオーナー自身の準備や取り組み方によって結果は大きく異なるのです。

「アパート経営はするな」と言われる理由と対策

アパート経営を「やめたほうがいい」と言われる背景には、さまざまなリスクや課題があります。
中には事前に知っていれば回避できるものもありますが、安易に始めると大きな損失につながることも。
ここでは、アパート経営を敬遠される主な理由と、それぞれに対する対策を具体的に解説します。

●初期投資・資金面のリスクが大きい
●空室・家賃下落など、収益が安定しにくい
●売却・資産価値の下落リスクがある
●管理・運営の負担が大きい
●維持費・修繕費の負担が大きい
●知識不足による失敗リスクがある

初期投資・資金面のリスクが大きい

アパート経営では、土地購入や建築費用などで数千万円規模の資金が必要になり、ローンを組むと多額の借金を抱えるリスクがあります。
さらに、金利上昇により毎月の返済額が増えると経営が圧迫され、見積もりが甘いと資金繰りが破綻する可能性もあります。


また、築年数が経つと資産価値が下がり、ローン残高が売却価格を上回る「オーバーローン」に陥ることもあり、そうなると基本的に売却ができません。売却だけでは返済できず最悪は自己破産のリスクもあります。

対策

アパート経営では建築費の1〜2割の自己資金を用意するのが一般的。
また、自己資金の割合を高めれば借入金を減らせ、経営の安定につながります。
複数の金融機関で融資条件を比較し、金利変動リスクを踏まえた返済計画を立てると安心でしょう。
また、長期的に価値を維持できる物件選びや築年数の影響を考慮した売却計画を事前に立てることも重要です。

空室・家賃下落など、収益が安定しにくい

入居者の減少や周辺の家賃相場の低下により収入が減り、ローン返済が苦しくなることがあります。
立地や環境が悪いエリアでは空室が増え、老朽化に伴い家賃を下げざるを得ない場合もあります。
しかし、もともとアパート需要のある場所で、適切な立地・建物・賃料で運営すれば、「空室だらけ」になることはありません。

対策

立地や間取りの工夫、入居者ニーズに合った設備投資(インターネット無料化、宅配ボックス設置など)が有効でしょう。
また、入居者ターゲットを明確にして、長期的な入居を見込める戦略を立てておくと安心です。

売却・資産価値の下落リスクがある

「もう経営をやめたい」と思っても、アパートはすぐに売れるとは限りません。建物の老朽化や立地条件によっては、売却価格が想定より下がることもあります。
アパート一棟を探す買い手は限られますが、経営上大きな問題がなければ、値下げや不動産会社による買い取りで売却は可能です。
また、築10年ごろの大規模修繕前に売却するなど、タイミングを考えることも重要です。

対策

資産価値を維持するためには、定期的な修繕や清掃で建物の状態を保つことが重要。
また、売却を見据え空室対策や住民トラブルの防止に努めることで、買い手が付きやすくなります。
さらに、法定耐用年数を過ぎるとローンの審査が通りにくくなるため、木造なら耐用年数を半分以上残している段階での売却がベストタイミングです。

管理・運営の負担が大きい

アパート経営では、入居者トラブルやクレーム、家賃滞納などの対応が必要になるため、管理や運営に負担がかかることがあります。
入居者間のトラブルはアパートに限らず、複数世帯が暮らす物件では起こり得る問題です。
また、管理会社の対応が不十分だと、不良入居者による汚損や排水トラブルで資産価値が下がり、空室リスクが高まることもあります。

対策

入居者トラブルは早期発見・早期解決が重要です。管理会社と連携して対応を迅速化し、入居審査の基準を見直すことも有効です。
また、信頼できる管理会社を選ぶことで、日常の運営やトラブル対応の負担を大幅に軽減できます。

維持費・修繕費の負担が大きい

アパート経営では、大規模修繕や原状回復など建物維持にかかる費用の負担が大きくなります。
アパートは10〜15年ごとに大規模修繕が必要になることが多く、その費用は数百万円単位に。
さらに、自然災害や火災などの突発的な被害が発生すれば、保険でカバーしきれない支出が発生する可能性もあります。
経年劣化に伴う修繕費や突発的な支出が重なると、収支への影響や手元資金不足のリスクも生じるため注意が必要です。

対策

大規模修繕や原状回復費は計画的に積み立て、長期的な修繕計画を立てることが重要です。
また、手元にある程度の現金を残しておくことで、突発的な支出や災害リスクにも対応しやすくなります。

知識不足による失敗リスクがある

知識不足のままアパート経営を始めると、想定していた利益を十分に得られなかったり、思わぬトラブルや税負担増に直面したりするリスクがあります。
特に、修繕費や税金、減価償却費などの維持費用や経費計上の知識が不足していると、経営が後手に回りやすく、赤字に陥る可能性も高くなります。
また、アパート経営は多額の初期費用がかかるため、短期間での利益を期待すると失敗しやすい点にも注意が必要です。

対策

書籍やセミナーで基礎知識を身につけるほか、経験豊富な不動産会社や税理士と連携して経営判断を行うことが重要です。
空室対策や修繕対応なども専門家と相談しながら計画的に進めることで、失敗リスクを大きく減らせます。

アパート経営でよくある失敗とは?

アパート経営は成功すれば安定した収益が期待できますが、一歩間違えると大きな損失やトラブルを招くことも少なくありません。
ここでは、実際に起きた代表的な失敗例を紹介し、どのような点に注意すべきかを見ていきましょう。

郊外にある物件を購入したのですが、思っていた以上に空室が埋まらず、家賃収入だけではローンを払いきれない状態が続いてしまいました。
需要が少ないエリアだったこともあり、入居者がなかなか集まらず、気づけば収入よりもローンや管理費の支払いのほうが大きくなり、長期間赤字を抱えることに。

購入前にその地域の需要をしっかり調査し、空室リスクを前提に資金計画を立てておけば良かったと痛感しています。

自己資金をあまり用意せずに物件を購入したため、ローン返済に加えて思いがけない修繕費や税金の支払いが重なり、資金繰りが一気に厳しくなってしまいました。
結局、家賃収入だけでは返済が追いつかず、返済が滞りそうになったこともあります。

もっと余裕資金を確保しておけば、こんなに焦ることはなかったと思います。

管理会社に任せきりにしていたところ、入居者からのトラブルや要望への対応が遅れてしまい、不満を持った入居者が退去してしまいました。
気づけば空室が増え、家賃収入が大きく減ることに。

最初に信頼できる管理会社をきちんと選んでおけば、こんなトラブルは避けられたと思います。

アパート経営をするうえでの注意点

アパート経営では、事前に注意しておくべきポイントを押さえることで、思わぬ失敗を防ぐことができます。ここでは代表的な注意点を紹介します。

■空室リスクに注意
■自己資金不足に注意
■管理会社選びに注意
■入居者入れ替わりのコストに注意
■耐用年数後の税負担に注意

■空室リスクに注意

空室が長引くと家賃収入が減り、ローン返済や管理費に影響します。需要の高いエリアを選び、家賃設定や入居者ターゲットを工夫することが、空室リスクを抑えるポイントです。

■自己資金不足に注意

予期せぬ修繕費や税金、ローン返済の増加に備え、ある程度の自己資金を確保しておくことが重要です。余裕資金があることで、急な支出にも対応でき、長期的に安定した経営が可能になります。

■管理会社選びに注意

管理会社に任せきりにすると、入居者トラブルや要望への対応が遅れ、退去につながることもあります。対応力や実績を確認し、信頼できる管理会社を選ぶことが、安定経営の鍵です。

■入居者入れ替わりのコストに注意

入居者が退去するたびに、クリーニング代やクロスの張り替えなどの軽微な修繕費用に加え、不動産会社への広告費が発生します。入れ替わりが頻発する物件ほど支出がかさみ、利益を圧迫。できるだけ長く住み続けてもらえる物件づくりが、安定経営の鍵です。

■耐用年数後の税負担に注意

アパートの建物には法定耐用年数があり、その期間は減価償却費を経費計上することで節税効果が得られます。
しかし、耐用年数を過ぎると減価償却費が計上できなくなり、課税対象となる所得が増えて税負担が重くなります。
長期的な収支計画には、このタイミングも織り込んでおく必要があります。

アパート経営を成功させる8つのポイント

アパート経営で安定した収益を上げるためには、単に物件を持つだけでは不十分です。
立地や物件の選定、管理体制、収支計画など、さまざまな要素を総合的に考え、計画的に運営することが重要です。
ここでは、成功するためにおさえておきたい基本的なポイントをご紹介します。

アパート経営を成功させる8つのポイント

1.需要の高い立地を選ぶ
2.入居者ニーズに合った間取り・設備に投資する
3.信頼できる管理会社を活用する
4.収支シミュレーションを立て、定期的に見なおす
5.長期的な修繕計画を立てる
6.税務や法規制の知識を身につける
7.自己資金を準備する
8.相続した土地を活用する

1.需要の高い立地を選ぶ

立地はアパート経営の成否を大きく左右します。
駅やバス停に近い、商業施設や学校が周辺にあるなど、生活利便性の高い場所は入居者の需要が安定しやすいです。
人口動態や将来の開発計画も市場調査し、長期的に需要が見込めるエリアを選びましょう。

2.入居者ニーズに合った間取り・設備に投資する

入居者が求める快適さや利便性を反映した間取りや設備を用意することが大切です。
例えば、宅配ボックスや防犯設備、Wi-Fi環境などの人気設備は競合物件との差別化にもつながります。
ターゲット層に合わせて投資すべきポイントを見極め、魅力的な物件に仕上げましょう。

3.信頼できる管理会社を活用する

管理会社の質がアパート経営の快適さと収益性に直結します。
迅速なトラブル対応や入居者募集、家賃回収などを任せられる信頼できる管理会社を選びましょう。
地元に強い管理会社は地域特性にも詳しく、より効果的な運営が期待できます。

4.収支シミュレーションを立て、定期的に見なおす

アパート経営は、短期間で大きな利益を狙う投資ではなく、数十年先を見据えた長期戦です。
物件購入費だけでなく、税金や経年劣化による修繕費など、将来の支出も含めて綿密にシミュレーションすることが欠かせません。

また、一度立てた計画に満足するのではなく、入居率の変化や税制改正、修繕の発生などに応じて定期的にシミュレーションを見なおすことが、経営を安定させる秘訣です。

5.長期的な修繕計画を立てる

建物は経年で劣化するため、計画的な修繕が不可欠です。
大規模修繕にかかる費用を見積もり、修繕積立金を準備するなど、長期的に安定した運営を目指しましょう。

6.税務や法規制の知識を身につける

税制や法律はアパート経営に大きな影響を与えます。
減価償却や所得税、相続税の取り扱い、賃貸借契約に関する法的ルールなど、基本的な知識を持ち、必要に応じて専門家の助言を受けることが成功の鍵です。

7.自己資金を準備する

アパート経営を始める際には、融資に頼りすぎず、ある程度の自己資金を用意することが重要です。
自己資金が多いほど借入額を抑えられ、返済負担を軽減できます。
また、突発的な修繕や空室が続いた場合でも、自己資金があれば安定して経営を続けやすくなります。
投資を始める前に、生活資金と分けて運用できる余裕資金を確保しておきましょう。

8.相続した土地を活用する

もし相続した土地がある場合は、アパート経営において大きな強みになります。
購入費用がかからないため初期投資を大幅に抑えることができ、収益性を高めやすいのがメリットです。
ただし、立地条件や土地の広さによっては必ずしも最適な活用方法がアパート経営とは限らないため、専門家に相談しながら検討することが大切です。

成功のカギは“管理会社選び”にあり

アパート経営がうまくいくかどうかは、管理会社の質で大きく変わります。そのため「どこに任せるか」は、物件選び以上に重要になることもあります。

管理会社が経営に与える影響

管理会社はトラブル対応、入居者募集、家賃回収、修繕手配など、アパート経営のほぼすべての面に関わります。
信頼できる管理会社がいれば、オーナーの負担は大幅に軽減され、経営の安定につながります。

地元に強い管理会社を選ぶ重要性

地域の特性や入居者の傾向に詳しい管理会社は、効果的な募集戦略やトラブル対応を行えます。
地元密着の会社を選ぶことで、入居率の向上や迅速な問題解決が期待できます。

アパート経営以外の土地活用

アパート経営だけが土地活用の選択肢ではありません。
土地の特性や立地、オーナーの資金状況や目的に応じて、より適した方法を選ぶことが重要です。
代表的な土地活用の例としては、以下があります。

■駐車場経営
■トランクルーム事業
■商業施設への貸し出し
■太陽光発電設備の設置

これらの方法は、アパート経営に比べて初期投資が少なく、リスクを分散しやすいのが特徴です。
例えば駐車場経営は管理が比較的簡単で、空室リスクも低いです。
また、太陽光発電は安定した売電収入が期待できます。
土地の条件や市場動向をよく調査し、複数の選択肢を比較検討することが、賢い土地活用の第一歩となるでしょう。

まとめ

アパート経営はリスクも多い一方で、正しい知識と準備があれば安定した収益を得られる可能性があります。
大切なのは、空室対策や資金計画、物件選びに加え、信頼できる管理会社と連携しながら長期的に運営していく姿勢です。
自分にとって無理のない計画を立て、専門家の意見を取り入れながら進めていくことが、アパート経営を成功へ導く第一歩になります。

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