ライター:のっこ のんびりお散歩
2020.01.26

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名古屋で合格祈願!中区にある「桜天神社」は、名古屋三大天神のひとつに数えられる神社です。

名古屋市中区にある「桜天神社」は、上野天満宮・山田天満宮と並ぶ名古屋三大天神のひとつ。
学問の神様、菅原道真をお祠りした神社で、受験シーズンが近づくと多くの受験生が合格祈願に訪れます。
名古屋の中心部に位置し、境内は小さくこじんまりとしており、ビルの谷間にひっそりと佇んでいます。

「桜天神社」が面している「桜通り」の名称は、この神社からきています。かつて境内には桜の大樹があったため「桜天神」と呼ばれ、その名前が残り、現在の「桜通り」の由来となったそうです。

明治維新の神仏分離令の折「菅原神社」と敬称し、終戦後に「桜天神社」となりました。そのため境内には「桜天神社」と「菅原神社」の2つの社号標があります。

拝殿は突き当りを右に曲がった所にあります。

こちらは「撫で牛(なでうし)」です。
天神様のお使いとされることから、頭をなでると頭が良くなり、自分の体の悪い場所をなでたあとに牛の同じ場所をなでると、悪い場所が治ると言われています。

牛が描かれた絵馬がたくさん奉納されています。合格祈願をして奉納する受験生も多くいます。

目を惹くこの紅白の梅!
これは市野亨画伯が描いたもので、亨と入学試験に“トオル”をかけているそうですよ。

水をかけると願いが叶う「願の水の牛」。
牛の像の周りには願い事が書かれた柄杓がずらり!!牛に自分の歳だけ柄杓で水をかけると願いが叶うとされています。歳の数え方に決まりがあり、十歳まではその歳の数だけ、十歳以上は十年を一歳として数えこれを加えます。
(例)五歳は五杯、十五歳は六杯

「鷽(うそ)」は、天神様が愛した梅の木を好んで飛んでくるそうで、ゆかりのある鳥とされています。
また、漢字の字体が「学」+「鳥」で「まなびとり」と読めるため、受験生のマスコットともなっています。
「桜天神社」の手水舎では「鷽(うそ)」の口から水が出ています。

今年は過ぎてしまいましたが、初天神の1月25日には「鷽替え神事」も行われます。
これは、1年の災いを幸せに替えると共に、去年の悪い出来事を「うそ(嘘)」に替え、今年は良い年になるようお祈りする神事です。
神事では参加者同士が鷽の入った紙袋を近くの人と交換し、最後に手元にあるものが自分の鷽になります。
毎年、「鷽」を求めて多くの人が参拝にやってくるそうです。

ビルに囲まれた神社のため駐車場はなく、車の方は周辺にコインパーキングがいくつかあるのでそちらを利用してくださいね。
地下鉄丸の内駅と久屋大通駅が近いので公共交通機関でも大丈夫です!

学問の神様として受験生に愛されている「桜天神社」。学業成就、そして受験を控えた方はぜひ参拝してみてはいかがでしょうか?

【桜天神社】
住所:名古屋市中区錦二丁目4番6号
電話:052-231-4879
開門時間:朝7時~日の入り頃迄
受付時間:10時~15時迄
アクセス:地下鉄桜通線 丸の内駅5番出口徒歩2分
※WEBより【2020年1月時点】

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