愛知県稲沢市にある「尾張大国霊神社（おわりおおくにたまじんじゃ）」は、「国府宮神社」とも呼ばれており、長い歴史を持つ神社です。
こちらの神社は、農商守護や厄除けが主なご利益です。

そして、天下の奇祭として有名なのが、毎年執り行われる「国府宮はだか祭」です！正式名称を「儺追神事(なおいしんじ)」といいます。
「国府宮はだか祭」は、１２００年以上前からこの神社に伝わり、祭りの開催日は毎年旧暦正月13日で、42歳と25歳の厄年の男を中心に、ふんどしと白足袋をつけただけの数千のはだか男が集まります。
裸になれない老若男女は、氏名や年齢等を書き、願いを込めた「なおい布」を「なおい笹」に結び付けて、その「なおい笹」をはだか男たちは担ぎ、群れをなして威勢よく境内へ駆け込み皆の願いと共に奉納します。
その後、志願者の中からおみくじで選ばれた神男（しんおとこ）と呼ばれる一人の儺負人（なおいにん）が登場し、その神男に触れると厄が落ちるとされるため、はだか男たちは、われこそはと「神男」をめざして殺到し、凄まじい揉み合いを繰り広げます！
これが、天下の奇祭！「国府宮はだか祭」です！

2019年の「国府宮はだか祭」は、2月17日(日)に行われます。
このお祭り、17日だけで終わるものではなく、実は、当日の前からとその後にも10日以上続くお祭りなんです！！
さらに驚きなのが、おみくじで選ばれた神男は、日常を離れ三日三晩境内の儺追殿にこもり、身を清めて本番に備えるそうです。
下の写真がその儺追殿です。

はだか祭り特別限定御朱印もありますよ！
2月6日～21日までの特別御朱印や、儺追神事の前日(16日)、当日(17日)、翌日(18日)の三日間各日の限定御朱印です。

これは、2月6日～21日までの特別御朱印になります。

こちらは本殿です。

お守りの種類もいろいろありますが、その中でも、儺追布（なおいぎれ）が厄除けのお守りとして有名です。
この儺追布を身に付けたり、普段から目立つ所に置いたり、または持っていたりすると１年間の難を逃れられるといわれています。

平成最後のはだか祭り！足を運んでみてはいかがでですか？
限定の御朱印もありますので、集めている方も是非この機会に！
なお、当日は、神社周辺の道路は渋滞が予測され、駐車場はありませんので公共交通機関を利用して下さいね。