コンセプト

あれ? ここは高級料亭!?

名古屋市東区・白壁エリアの閑静な住宅街に現れた「お宅」……。それが今回ご紹介する映画『海月姫』とのタイアップで実現した「拝啓 映画『海月姫』のお宅」です。映画『海月姫』×ニッショー×ヴィレッジヴァンガードと、コラボしまくりな物件。
さっそく「我がお宅人生をかけて突入であります!」

マンションの外観はいたって一般的な佇まい。しかし、1階の扉を開けると、そこはまさに映画『海月姫』の世界をコラボルーム流にアレンジした“聖地”が広がっているのでありました。

間接照明で照らされた細長い玄関は、まるで高級料亭の入口のように思いっきり「和」であり、ほんのりとした「品」が漂っています。下足棚は「天水館」のセットを模したもの。映画では3段になっていますが、ブーツなどをしまえるように下の部分にスペースを取り、2段にしています。
そして正面にはこの部屋のシンボルとも言える丸い明り取りが。これはクラゲ服ブランド『Jellyfish(ジェリーフィッシュ)』のファッションショーで、天井からいくつもの丸い明かりがぶらさがっているシーンを表したもの。玄関の丸い照明と相まって、海の底から湧き上がる泡のようにも見えますね。
床はフローリングというより“板敷き”という感じ。映画では白と緑の千鳥模様の床でしたが、ところどころ緑色の板にすることでそのイメージを引き継いでいます。

廊下の右側には洗面所とトイレがあるのですが、この床に使われているマットのデザイン、どこかで見覚えがあると思ったら、映画で登場人物たちが集う「天水館」のリビングの床とまったく同じではないですか! こんなところまでさりげなくこだわっているなんてス、スゴすぎる!

さらに足を進め、LDKへ入ると玄関の落ち着いた雰囲気から一変し、明るい空間が待っています。そして部屋のシンボルである明り取りを反対側から見ると、また違った印象で趣があります。ひとつの明り取りですが、表と裏で2つの表情が楽しめるなんてぜいたくですねぇ。

広い庭もあるステキな海の空間。

LDKと隣接する洋室の間仕切りには、主人公の部屋の窓を模したステンドグラスになっており、これがまたオシャレ! 青や緑は海をイメージさせるし、中央の白い部分は何だかクラゲに見えてきます……。ステンドグラスに顔を近づけて向こう側を透かして見ると、風景は青や緑に彩られ、微妙に歪んで見えます。その揺らぎ感がまるで海の中にいるようで、妙に落ち着きつくんです。これ、ぜひやってみてくださいねっ!
ちなみにこの間仕切りは格子状になっているので、ここに大好きな雑貨なんかを置いてもいいですね~。

ではでは、洋室へまいりましょう。この部屋で印象的なのは、玄関の床でアクセントとして使われていた緑の板が全面に敷かれているところ。主人公の部屋は畳なので、緑色の床で表現されています。
そして注目は奥の巨大な引き戸。映画のセットのアパートがまさにこんな感じの雰囲気なんですよね~。このアンティークな戸を開けると、その先は収納。一人暮らしなら充分な広さなのであります。

そしてこの部屋のもうひとつの特徴が「庭」です。これ、賃貸としてはかなり広いんです。これだけ充分な広さを持った庭は1階の特権ですね。しかも左右にある板塀は映画のアパートの塀そのもの! これは泣かせますね! もちろんこの空間もあなたのもの。趣味の道具を置いてもいいし、ガーデニングをするのもいいですね。庭から外に出る扉もあるので、外から直接庭へエントリー! ってのも可能。とても使い勝手がいいのであります。

レトロ系が好きな方に幅広くマッチする部屋。

映画『海月姫』とのタイアップルーム「拝啓 映画『海月姫』のお宅」。オタク! 女装男子! なんてエキセントリックなキーワードが並ぶ映画なので、どんな部屋になるのか少しビビっておりましたが、いざフタを開けてみると、昭和レトロを基調にしながらも上質感と品性のある落ち着いた空間に仕上がっておりました。
洗面所の蛇口、ドアノブ、コンセントベースにいたるまで手を抜くことなく、その世界観を大切にしたつくりは、映画『海月姫』を知らない人でも受け入れる懐の深さを感じたのであります。

『海月姫』ファンの方も、そうでない方も、ぜひこの心地よい空間に身を置いてみてください。ゆらりゆらりとした気分で、クラゲのように!? リラックスできると思いますよ!