コンセプト

日曜日の夜は『赤毛のアン』。


名古屋市千種区のマンションをターゲットにしたコラボルーム企画第20弾は「『赤毛のアン』の家」。
いつもは物件のイメージをうまく表現できるようにさまざまな名前を付けるのだが、今回はヒネりなしのド直球。
『赤毛のアン』が物語の中で住んでいた家を再現してみた。

『赤毛のアン』は1908年、カナダ人の作家・L.M.モンゴメリが発表した小説で、カナダの東海岸、セントローレンス湾に浮かぶ「プリンス・エドワード島」を舞台にしている。自由奔放で空想が大好きな少女・アンの5年間を描いた作品で、世界的に人気を博した。日本でもテレビアニメ化され、日曜日の夜『世界名作劇場』枠での放映を楽しみしていた人も多いだろう。そして同時に、アンの住んでいた素敵な家に憧れを抱いた少女も少なからずいたはずだ。

幼いころの夢を形に。


ヴィレッジヴァンガードの担当者も『赤毛のアン』が大好きで、物語の世界観に魅了されたひとり。

「私がまだ少女だったころ、自分の部屋をアンの部屋のようにするのが夢でした。それに近づけようと努力したことも記憶に残っています。大人になって部屋づくりを考える機会が与えられたとき、小さいころアンの部屋に憧れていたことを思い出したんです」と、語っている。

そこで、その夢を賃貸住宅という形で実現しようと考え、この『赤毛のアン』の家が生まれたのだった。

アンを愛するすべての人へ。(男性もぜひ)


10帖のLDKと隣接する6帖の洋室は白を基調とした明るい雰囲気。開放感のある心地よい空間が広がっている。北側にある6帖の洋室は、それぞれ緑と赤がベース。白、緑、赤はまさにアンが住んでいた家のキーカラーで、ワイルドフラワーをあしらった壁紙やウッディで温かみのある雰囲気と併せて、物語の空気感をうまく表現している。

部屋のアイテムはやはりナチュラルのものが合うだろう。白木の家具、アンティークな写真フレーム、陶器の水差し、カーテンは淡いグリーンがお勧めだ。アンがギルバートの頭を叩きつけて割った黒板(石板)なんかも置いておくと“アン通”をニヤリとさせることができるはず!

幼い頃から『赤毛のアン』が好きだった人、アンのような強さと可愛らしさを持っている人、アンを愛するすべての人にこの家を見てほしい。きっとドアを開けた瞬間「ああ、アンの家だ!」と思うはずだ。