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建物の構造は何が違う?
賃貸に多い木造・鉄骨造・RC造・SRC造を解説

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- 建物の構造は何が違う?賃貸に多い木造・鉄骨造・RC造・SRC造を解説
構造それぞれにメリットがあるので、自分に合う構造を知って部屋探しの参考にしましょう。
建物構造の種類
賃貸検索サイトで物件を見ていると、その物件がどんな材料で建てられているかが記載されています。よく使われている構造は大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート(RC)造・鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造の4つです。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
木造の特徴

木材を使用して造られた住宅を木造と言います。アパートや戸建てに多く、日本では多く用いられている構造です。
木造のメリット
- 施工費用が安く済むため、家賃・共益費が安い
- 断熱性や吸湿性に優れているため、結露やカビへの強さと乾燥しにくさを併せ持つ
- 「新耐震基準」により耐震性が備わっている(1981年6月1日以降)
木造のデメリット
- 自然災害の影響を受けやすい
- 騒音や生活音が響きやすい
- 気密性が低いため、冷暖房の効きが劣る場合がある
鉄骨造(S造)の特徴

骨組に鉄骨を使っている建物を鉄骨造と言います。
鉄骨造は2種類あり、軽量鉄骨造は低層に、重量鉄骨造は高層に多いです。
鉄骨造のメリット
- 強度が高く、耐震性が高い
- 家賃の安さと遮音性のバランスがいい
鉄骨造のデメリット
- 湿度の調整がしづらいため、結露が起きやすい
- 遮音材が入っていない場合、遮音性が低い可能性がある
- 火災に弱い
鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴

コンクリートの芯に鉄筋使用した建物構造を鉄筋コンクリート(RC)と言います。引っ張る力に強い鉄筋と圧縮力に強いコンクリートを組み合わせているため、強度が魅力です。
鉄筋コンクリート(RC)造のメリット
- 耐火性・耐震性に優れている
- 遮音・防音性が高い
鉄筋コンクリート(RC)造のデメリット
- 外気の影響を受けやすいため、冷暖房の使用頻度が高くなる
- 通気性が悪いため、結露やカビが発生しやすい
- 家賃が高い
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の特徴

鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造はRC造の芯に鉄骨がさらに加わった、さらに強度が高まった構造です。鉄骨造のしなやかさとRC造の耐久性を併せ持っているのが特徴です。
鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造のメリット
- RC造よりもさらに耐火性・耐震性に優れている
- 遮音・防音性が最も高い
- 柱を小さくできるため、デザイン性が優れていることが多い
鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造のデメリット
- 外気の影響を受けやすいため、冷暖房の使用頻度が高くなる
- 通気性が悪いため、結露やカビが発生しやすい
- 家賃が最も高い
自分に合う構造を選ぼう
建物の構造によって暮らしやすさや家賃が大きく変わるため、自分に合った構造を選びましょう。
家賃の安さを重視するのか、家賃が高くても耐久性を重視するのかなどによって選べる構造が違うので、自分が何を重視しているのかをはっきりさせておくことをおすすめします。
その他に部屋探しで知っておきたい基礎知識
賃貸でかかる費用が分かったら、合わせて他の基礎知識も確認しておきましょう。
部屋探しで間違いやすい用語
お部屋探しをしてみると意外と知らないことが多くて戸惑うはずです。特に賃貸用語は曖昧に意味を覚えていたり、間違った解釈をしていることが多くあります。間違いやすい賃貸用語を理解して、迷わず部屋探しが出るように覚えておきましょう。
お部屋探しに関わる費用
部屋を借りる場合、様々なところに費用がかかります。契約によってかかる費用は変わってくるため、何にどのくらいかかるか把握しましょう。また、入居時以外にかかる費用も紹介します。
世帯別おすすめの条件
部屋の条件は自由に選べる反面、何を選んだらいいか迷いますよね。お部屋探しの条件は世帯やライフスタイルに合わせて選択することが大事です。まずはおすすめの条件を知って、自分に合う条件にカスタマイズしましょう。
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