ライター:かっぱ 三重県って良いところ
2019.01.20

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伊勢神宮と深い関わりがある、三重県桑名市の「多度大社」。“上げ馬神事”でも有名です。

「多度大社」の御祭神、天津彦根命(あまつひこねのみこと)は、伊勢神宮の御祭神、天照大神の御子神であることから、伊勢神宮との関係が深く、昔から「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と詠われてきました。
その関係から北伊勢大神宮とも言われ、伊勢参宮の折には「多度大社」にも足を運んでいたようですよ。

先日「猪名部神社(いなべじんじゃ)」の記事にも書きましたが、「多度大社」も「上げ馬神事」が有名です。
「上げ馬神事」は毎年5月に「多度祭」で行われる神事で、騎手を乗せた馬が急な坂を駆け上がる!!迫力満点です!!

この坂は、境内に向かう階段の脇にあり、「上げ馬神事」の際はここを馬が駆け上がるんです!!
すごい急斜面で、最後の登りは相当きつそうに見えました。
危険も付きまとうため、神事の最中は盛り上がりつつも緊張感が張り詰めているそうですよ。

坂の横にある建物は「多度祭御殿」です。
歴代の桑名藩主が「上げ馬神事」を観覧した場所と言われており、現在は多度祭資料館となっています。

多度山は昔から神が在わします山と信じられ、農耕に恵みの雨を乞い、 出生に安産を祈るというように、日々の暮らしの平穏や家族のしあわせを祈り続けてきました。その願いを神に届ける使者の役割を果たすのが、多度大社に1500年前から棲むといわれる白馬。
白馬が人々に幸せを運んでくるという「白馬伝説」があり、境内には本物の白馬がいます。
一皿100円で餌やりができます。とってもおとなしくて食べ方が可愛いんです♪

鳥居をくぐり本殿を目指します。
境内はとても緑が多く、山に囲まれているので、とても神秘的な雰囲気です。

途中、白馬社や皇子社、美御前社等があり、於葺門(おぶきもん)が見えてきます。
於葺門はご本殿の入り口です。

本宮と別宮があり、それぞれ向かい合って鎮座しており、違う神様が祀られています。

向って左にある社殿が、天津彦根命を祀る「本宮 多度神社」。

こちらは、向かって右にある、天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を祀る「別宮 一目連神社」。
天目一箇命は本宮の御祭神である天津彦根命の御子神でもあります。

御朱印も頂いてきました。
「馬」という字が逆さになっています。
これは、幸せを招くとされているようで、縁起の良いものなんですよ!

伊勢神宮とセットで参拝される方がとても多い「多度大社」、
今年も、5月4日、5日に「多度祭」があります。
三重県の無形民俗文化財に認定されており、全国からたくさんの参拝者が訪れるほど人気があるお祭りです。
私も次回は「上げ馬神事」の時に訪れたいなと思います。

【多度大社】
・住所:三重県桑名市多度町多度1681番地
・電話:0120-37-5381/繋がらない場合:0594-48-2037
・FAX:0594-48-5381
・アクセス
車の場合(東名阪自動車道「桑名東IC」より10分、東名阪自動車道「弥富IC」より15分、伊勢湾岸自動車道「湾岸桑名IC」より20分)
鉄道の場合(名古屋駅からお越しの方:近鉄名古屋線「名古屋駅」→「桑名駅」→養老鉄道「多度駅」、JR関西線「名古屋駅」→「桑名駅」→養老鉄道「多度駅」)
※多度駅から当社まで1.5㎞程の距離です。多度駅からは、徒歩、コミュニティーバス、タクシーをご利用願います。
【多度祭】
2019年5月4日(土)~2019年5月5日(日)
※HPより【2019年1月時点】

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