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愛知県知立市にある「知立神社」は、東海道三社の一つにも数えられている歴史と由緒ある神社です!

愛知県知立市にある「知立神社」は、本殿などが「国登録有形文化財」に指定されている由緒ある神社です。
駐車場が鳥居の内側にあるため、広々とした境内もスムーズに参拝することができます。
まずはすぐ横にある「多宝塔」が目に入りました。
この多宝塔も「国重要文化財」とのこと。
明治初年に行われた廃仏毀釈を免れた神社の多宝塔は全国的にも極めて貴重なんだそうです。
見るからに古そうな建物なのですが、なかなか国の文化財を見ることがないので、「ほぉ~・・」という声が止まりません。。
※廃仏毀釈とは・・仏教を廃すること(Wikipediaより)
こちらは神池。
池に架かった石造りの橋は、1978年に造られているんだそうです。
鯉が眼病を患った長者の娘の身代わりになった「片眼の鯉」という伝説の地でもあります。
今でも多くの鯉が見られるとのことでしたが、この日は藻がすごくてチラホラ泳ぐ鯉が見える程度でした。
左方面には、手水舎、休憩所があります。
その奥に社務所があるので、御朱印やお守りなどをいただきたい方はこちらですね。
本殿がちらっと見えていますが、改めて真正面から行ってみましょう。
知立神社の社殿は「尾張造り」と呼ばれる独特の配置で、これは尾張地方特有なんだとか。
知立神社のご祭神は、初代・神武天皇とその両親、祖父などで、主神は神武天皇の父である??草葺不合尊 (うがやふきあえずのみこと)です。
一般的なご利益のほか、珍しいのがマムシ除けのご利益!東海道を往来する旅人たちには有難かったことでしょうね。
公式HPには、どの建物が文化財であるだとか知立神社の歴史など詳しく書かれているので、それをみながら散策するとより面白いですよ。
神社ならではの厳かな雰囲気と、この狛犬の迫力がすごいです。背筋がピンッとします。
本殿から右手に進むと、攝社 親母神社や小山天神社などがあります。
於万の方像もありました。
於万の方といえば徳川家康の側室で、大河ドラマ「どうする家康」では松井玲奈さんが演じておられましたね。
つい先日の放送では、家康と於万の方の間に生まれた子「於義伊(おぎい)」が、小牧・長久手の戦いの後、秀吉の元へ行かされていました。
於義伊はのちの結城秀康ですが、その後の人生も波乱なんですよね…。
しかしよく見ると、この於万の方像が抱いているのは双子の赤ちゃん!
ドラマでは描かれていませんでしたが、実は於万の方が産んだのは双子の男の子でした。
1人は前述した「於義伊」です。
双子の弟であるもう1人は、母・於万の方が知立神社の娘だったこともあり、後にここ知立神社の神主になった永見貞愛(ながみ さだちか)だといわれています。
こうしてみると、愛知県はやはり歴史上のスポットが多いですし、ドラマでは描かれていない内容まで調べてみると興味深いですね。
秋葉社の脇道を抜けると、しょうぶ園があります。
この池は神社の敷地内ですが、道をはさんだすぐ向こうにも池があり、そこはもう知立公園(東)になります。
知立神社は花しょうぶで有名な知立公園(東・西)に挟まれているので、毎年5月に見頃を迎える花しょうぶを見に行く際には、知立神社にもお参りできますね!
重要文化財が多く、緑豊かな知立神社をぜひ散策してみてください。
【知立神社】
住所:愛知県知立市西町神田12
授与所受付の時間:午前9時~午後5時(祈祷受付:午前9時~午後4時)
電話:0566-81-0055
アクセス:
●名古屋鉄道名古屋本線「知立」駅から徒歩12分
●伊勢湾岸自動車道「豊田南IC」より車で10分
●国道23号線「上重原IC」より車で5分
駐車場:無料駐車場あり(時期によっては規制あり)
※WEBより【2023年9月時点】