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2023.3.11

独立洗面台とは?メリット・デメリットや独立洗面台がない場合の対処法をご紹介


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独立洗面台とは?

独立洗面台とは、浴室やトイレとは別に、独立して設置された洗面台のことをいいます。

洗面ボウルや水道管が一体となっており、洗面所以外の場所にも置けることが特徴です。

独立洗面台とユニットバスとの違い

「ユニットバス」とは天井や壁・床・浴槽などのパーツを、施工先で組み立てる浴室のことをいいます。

ちなみにユニットとは、全体を構成する一つ一つの要素・単位という意味です。

ユニットバスの種類には、3点ユニットバス、2点ユニットバスなどがあります。

3点ユニットバスとは

3点ユニットバスとは、浴室と洗面台、トイレの3つが一つになった浴室のことです。

賃貸における「ユニットバス」は、各パーツを施工先で組み立てる浴室という本来の意味から離れ、この3点ユニットバスを指すことが多いです。

間取りでは「UB」と描かれていることもあります。

2点ユニットバスとは

2点ユニットバスとは、浴室と洗面台の2つが合わさった浴室のことです。

2点ユニットバスは、トイレが別に設置してあるので、いわゆる「バストイレ別」の条件に当てはまります。

また、浴槽と洗い場のみで構成されている1点ユニットバスも「バストイレ別」ということになります。


人気の「独立洗面台」の物件数はどれくらい?

ここでは、独立洗面台の人気がどれくらいあるかと、それに伴って物件数がどれほどあるかを紹介しています。

独立洗面台の人気度

独立洗面台の需要は高くなってきており、全国賃貸住宅新聞の「入居者に人気の設備ランキング2022」のうち、「この設備がなければ入居が決まらない」ランキングでは、単身者で前年同様5位、ファミリー向けで3位となっています。
また、「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングでも、単身者6位となっています。
一番に優先する条件ではないものの、人気が高いことがわかりますね。

全国賃貸住宅新聞「この設備がなければ入居が決まらない」ランキング

独立洗面台の物件数

そんな需要に対して、実際の物件数がどれくらいあるかを調べてみました。

名古屋市で現在募集している「ワンルーム・1K」と「1LDK」のうち、独立洗面台のある物件の割合を表にしてあります。

築年数 ワンルーム・1K 1LDK
新築 92.0% 89.1%
築5年 89.3% 87.9%
築10年 85.1% 88.0%
築15年 72.3% 86.5%
指定なし 44.9% 82.3%

(※ニッショー調べ・調査日時点)

すると、築年数が新しい方が、独立洗面台の設置率が高いことがわかりました。

特に1LDKの場合は、築年数の指定がなくても、独立洗面台の設置率が82.3%と高いため、特に気にならなければ築年数の指定はしなくてよいかもしれません。
1LDKという間取りは、一人暮らしだけでなく、カップルや夫婦の二人暮らしも想定しているからだと考えられます。

しかしそれに対し、ワンルーム・1Kは築年数の指定がないと、44.9%と半数以下となるため、ワンルーム・1K希望かつ独立洗面台がほしいという場合は、なるべく築年数が新しい物件で絞り込むのが良さそうです。

こうしてみると、一人暮らし用の部屋にも、近年の「独立洗面台」需要が反映されていることがわかりますね。

独立洗面台が付いていると家賃は高くなる?

独立洗面台があると、家賃も比例して高くなるのでしょうか。

 

・名古屋市
・ワンルーム・1K
・駅からの移動時間10分以内
・バス・トイレ別
・2階以上

上に挙げた条件を前提に「独立洗面台あり」のあるなしで比較してみると、最安家賃で0.9~1.3万円の差がありました。
(※ニッショー調べ・調査日時点)

これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、独立洗面台が必須条件で、家賃ができるだけ安い方がいいという方は、この差額を考慮しておくと良さそうです。


独立洗面台のメリット・デメリット

独立洗面台は便利というイメージがありますが、ここでは、具体的にどんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。

独立洗面台のメリット

 

・歯磨きや、うがいをする場所として使える
・身支度がしやすい
・鏡が大きい
・電源コンセントが付いている
・収納として使える

  • 歯磨きや、うがいをする場所として使える
    独立洗面台があれば、歯磨きやうがい・洗顔など、水を使う場所の用途をきっちり分けることができます。

    キッチンのシンクでそれらを行うことに抵抗がある人にとっては、気持ちの面でもありがたい設備です。

    日本の水道水は飲めるほど綺麗ですし、キッチンも洗面もトイレでさえ同じ水なのですが、そうはいっても気になる方もいますよね。

    そのため、独立洗面台・キッチン・浴室で、使用用途を完全に区別できることは大きなメリットです。
  • 身支度がしやすい
    一つの場所で洗顔、歯磨き、メイク、髭剃り、ヘアセットなど一連の流れが行えるので、朝の身支度が楽になります。
    また、それに関連したものを一緒に置いておけるので、いちいち取りにいく必要もなく、時短にもなります。手や道具が汚れた際に、すぐに洗えるのも便利です。
  • 鏡が大きい
    上半身がしっかり映る大きな鏡がついているので、服装や髪形とのバランスを見ながらメイクや身支度ができます。
    三面鏡になっているタイプの洗面台なら、横顔や後頭部までチェックできるのでより便利ですね。
  • 電源コンセントが付いている
    独立洗面台には、電源コンセントが付いているので、ドライヤーやヘアアイロンなどを使うのに便利です。

    メイクはお部屋でするけどヘアセットだけは洗面台でするという方も、コンセントが使えるというのが大きな理由でしょう。

    浴室についているタイプの洗面台だと、感電の恐れがあるため、鏡はあってもコンセントはなく少し不便ですよね。
  • 収納として使える
    洗面台の下は収納になっており、シャンプーやボディソープなどのストックや、洗剤などを入れておけます。

    観音開きになっているタイプの収納は、つっぱり棒や100均の収納ケースなどを利用すると使い勝手が良くなりますし、収納力もアップします。

独立洗面台のデメリット

 

・洗面台の上の方が掃除しにくい
・鏡までの距離が遠い
・立ちっぱなしで疲れる
・家賃が多少高くなる
・掃除をする場所が増える

  • 洗面台の上の方が掃除しにくい
    独立洗面台は背の高い家具なので、鏡の上の方やてっぺんなどは手が届きにくく、拭き掃除をするにも少し大変です。
    その場合は、脚立やイスなどを使うか、持ち手が長いタイプのお掃除用ワイパーを使用しましょう。
  • 鏡までの距離が遠い
    メイクなど、顔を見ながら細かい作業をする際に、鏡までの距離が遠く、前傾姿勢にならないといけないことがあります。
    長時間または毎日その姿勢を続けることで、首や肩などに痛みや歪みが生じることもあります。
  • 立ちっぱなしで疲れる
    ずっと同じ場所で身支度などができる反面、基本的には立ちっぱなしになるので、疲れるかもしれません。
    どうせなら簡単なストレッチをしながら歯磨きをするとか、簡易的なイスを置いておくと良さそうです。
    イスを置いておけば、掃除にも役立ちますね。
  • 家賃が多少高くなる
    独立洗面台がある物件とない物件では、家賃が少し高くなります。
    前述の通り、誤差は0.9~1.3万円なので、人によっては家賃が高いことよりも、独立洗面台の付いた物件の方に価値を見出すでしょう。
  • 掃除をする場所が増える
    独立洗面台は、鏡の汚れや、排水口のつまり、洗面ボウル、床に落ちた髪の毛などの掃除が必要になります。
    浴室にある洗面台は小さめで、お風呂掃除のついでにシャワーで洗えば済むので、それと比べると、掃除の手間が増えるでしょう。
    床が濡れていたりすると、バランスを崩し転倒する恐れもあるため、注意しましょう。

独立洗面台があった方がいい人・なくてもいい人

ここでは、独立洗面台があった方がいい人と、なくても困らない人を紹介します。

 

独立洗面台があった方がいい人

・メイクや歯磨きなどを専用のスペースで行いたい人
・朝の支度を一か所で行いたい人
・掃除が手間ではない人

歯磨きやうがいなど、水を使用する場所をきっちり分けたい人には、独立洗面台があった方が良いです。

独立洗面台があれば、キッチンのシンクは食事に関するものだけ、洗面台では洗顔やうがい、メイクといった風に分けることができます。

また、ヘアセットやメイクまで同じ場所で行えるので、朝の身支度が時短かつ楽になります。

掃除をする箇所が増えますが、そんなに面倒ではない人なら、独立洗面台があった方がいいでしょう。


 

独立洗面台がなくてもいい人

・リビングで朝の支度をする人
・座ってメイクをしたい人
・掃除が手間な人
・浴室の洗面と鏡で十分な人

テレビやスマホを見ながら朝の支度をしたい人や、子どもの様子を常に見てなくてはいけないなど、リビングに居る必要がある方は、独立洗面台はなくてよいかもしれません。

また、どうしても立ちっぱなしになるため、座ってゆっくりメイクをしたい人にも必要なさそうです。

掃除をする場所をできるだけ減らしたい人にも、独立洗面台は不要だと思われます。

歯磨きやうがいを、浴室の洗面台やキッチンのシンクで行うという方にも、独立洗面台は要らなさそうです。


独立洗面台がないときの対処法

「洗面台」と「鏡」を兼ね備えた独立洗面台は便利ですが、どの物件にも付いている設備ではありません。
では、お部屋に独立洗面台がない場合にはどうしたらいいのか、「洗面台」の代わりになるものと「鏡」の代わりになるものをそれぞれご紹介します。


「洗面台」の代わりになるもの

  • 浴室にある洗面台
    水が使える場所は限られているため、独立した洗面台がないのなら、浴室にある小さな洗面台を使わないといけません。

    鏡も一緒に付いていることが多く、浴室内にサンダルを置いておけば足を濡らすことなく、ミニ洗面台として使えるでしょう。

    ただし、コンセントは付いておらず、浴室の照明では明るさが足りなかったり、洗面ボウルのサイズが小さいため、少し使いづらいかもしれません。
  • キッチンのシンク
    キッチンのシンクは、使い終わった食器を置いたり食材を洗ったりする場所ですが、特に抵抗がなければ、ここで歯磨きや洗顔を行うこともできます。

    その場合は、こまめに掃除をし、清潔に保つようにしましょう。

「鏡」の代わりになるもの

  • 全身鏡で身支度をする
    全身鏡の横に、収納棚やチェストを置き、その上にメイク用品やヘア用品を置けば、身支度ができます。
  • 大きめの鏡をテーブルやチェスト、カラーボックスの上に置く
    鏡を別に用意し、テーブルやチェスト、カラーボックスの上に置くことで、ドレッサーとしても使うことができます。
  • 鏡と一体になった家具を買う
    例えば「ローテーブル 鏡」や「ミニドレッサー」で検索すると、鏡と収納がついたローテーブルや、キャスター付きのコンパクトなメイクボックスなどがたくさん表示されます。

    このような、2つ以上の機能を持ち、場所をとらないようなコンパクトサイズでかつ移動ができたりと、「低価格」で「おしゃれ」「便利」を兼ね備えた家具もたくさんあるので、一度検索してみると良さそうです。

内見時にチェックすべき独立洗面台のポイント

「独立洗面台あり」の物件でも、お部屋のどこにあるかや洗面台の機能は、メーカーや品番によって様々です。

それによって使い勝手が変わってくるため、室内写真などで比較したり、内見時には直接確認することが大事です。

ここでは、見るべきポイントを6つ紹介しています。

 

1.収納力がどれくらいあるか
2.タオル掛けがあるか
3.洗面台の横にすきまはあるか
4.洗面ボウルまでの高さやサイズ
5.シャワー式の洗髪洗面化粧台かどうか
6.洗面台が部屋のどこにあるか


1.収納力がどれくらいあるか

鏡の「横」に棚がついていたり、鏡の「裏」に収納棚があることも。

また、シャンプーなどのストックは基本的に、洗面下の収納に入れることになるので、引き出しタイプか観音開きタイプかを確認し、中の広さもチェックしましょう。

2.タオル掛けがあるか

独立洗面台自体には、タオルを掛けておく場所がないことが多いです。そのため、洗面台の近くに、タオル掛けが設置してあるかどうかを確認しておきましょう。

もしなかった場合に、自分で設置しようと思うと、何かと手間がかかります。

3.洗面台の横にすきまはあるか

洗面台の横にすきまがある場合は、どのくらいの幅と奥行きがあるか測っておきましょう。

ある程度のスペースがある場合は、細めの収納キャスターを置けば収納力がアップします。

また、何も置けそうにないほどの狭い隙間であれば、ほこりがたまるだけの厄介なスペースになる可能性も。

4.洗面ボウルまでの高さやサイズ

顔を洗うときや口をゆすいだ後など、かがむ姿勢になりますが、その際、高さがつらくないかなどを確認しましょう。

洗面ボウルのサイズが小さいと水はねが気になるので、ある程度の大きさは欲しいところです。

5.シャワー式の洗髪洗面化粧台かどうか

独立洗面台の中には、通称シャンプードレッサーとも呼ばれる「温水シャワー付洗面化粧台」または「洗髪洗面化粧台」というものがあります。

ノズル部分が引き出せるシャワーがついている洗面台のことで、洗髪をすることもできますし、洗面ボウルを掃除しやすいといったメリットがあります。

必ず欲しい機能ではないものの、あって損はしません。

6.洗面台が部屋のどこにあるか

洗面台は洗面所にあることがほとんどですが、中には、廊下やリビングの一角にあったり、玄関の横やキッチンの横にあることもあります。
特に洗面所自体がなく、スペースの限られているワンルーム・1Kの場合に多いかもしれません。


独立洗面台はお部屋のどこにあるといい?

「独立洗面台付き」の物件を見つけたら、間取り図や室内写真を見て、洗面台がどこにあるか確認しましょう。
賃貸物件においては、設置場所を変えたり撤去することは基本的にできません。
そこで独立洗面台の場所ごとに、その特徴と注意点を紹介しています。


  • 洗面所
    独立洗面台は、洗面所にあることがほとんどです。

    その横に洗濯機置場があることも多く、脱衣所も兼ねています。

    近くにトイレもあれば、すぐに手を洗えるので便利です。
    ただ、洗面所からしかトイレに行けない間取りだと、同居人がいる場合は、入浴時や身支度時に気兼ねなく使えないこともあります。
  • 廊下
    廊下の一角に独立洗面台がある場合は、廊下の照明だけでは明るさが足りないことがあります。

    洗面台自体に、照明がついていない場合はなおさらです。

    また、廊下の位置によっては、空調が届かず寒い場合もあります。

    ただし、玄関に近ければ、帰宅後すぐに手洗い・うがいができるというメリットもあります。
  • キッチン・玄関横
    ワンルームや1Kの場合は、キッチンの横や、玄関入ってすぐの所に、独立洗面台が設置されていることもあります。

    料理中の手洗いや、帰宅後すぐにうがいなどができるため、意外と使いやすい場所かもしれません。
  • リビング・居室の一角
    元々洗面所がない部屋で、改装時に後付けで、リビングや室内にぽつんと独立洗面台が設置されることもあります。

    同じ部屋に同居人がいる場合は、ドライヤーや水を使う際の音が気になってしまうかもしれません。

    しかし、テレビを見ながら支度ができたり、空調が整っている部屋なので、暑いとか寒いといったことがなさそうです。

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よくある質問

ユニットバスと独立洗面台の違いは何ですか?

独立洗面台は、浴室、トイレとは別に設置された洗面台のことです。

3点ユニットバスは
浴室+トイレ+洗面台
の3つが一緒になったものです。

2点ユニットバスは
浴室+洗面
の2つが一緒になったもので、トイレは別にあります。

1点ユニットバスは
浴室(と洗い場のみ)です。
洗面台とトイレは別にあります。
 
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