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賃貸の基礎知識
2023.4.27

浴室乾燥機があるとなぜ便利?気になる電気代も確認しよう!

浴室乾燥機はあった方が便利なのか、なくても困らないのか?悩む設備の一つでもあると思います。メリット・デメリットや、使用方法をご紹介しますので、ご自身のライフスタイルに合わせて検討してください。

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浴室乾燥機とは

浴室乾燥機とは、主に天井部に取り付けられており換気や暖房、乾燥などを行うことができる機械です。機能は4つあります。

  • 【乾燥】
    浴室に干した洗濯物を乾燥させる
  • 【暖房】
    浴室を温め、冬の入浴時に起こるヒートショックを防ぐ
    ※ヒートショック…急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾病が起こること
  • 【換気】
    空気を入れ替え、湿度の高い浴室の湿気を逃がし、カビを防止する
  • 【涼風】
    換気をし湿気を逃しながら、常温の風を送る

浴室乾燥機を使うメリット

浴室乾燥機の使い方やそのメリットをご紹介します。

  • いつでも洗濯物を乾かすことができる

  • 生乾き臭を抑えることができる

  • 洗濯物がシワになりにくい

  • 場所をとらない

  • 入浴時間を快適にできる

  • 浴室のカビを防ぐことができる


いつでも洗濯物を乾かすことができる

天気やいつ乾くかといった心配をしなくても良いのは大きいメリットです。

雨の日や強風の日

いつ雨が降るかという心配をすることがないため、ゲリラ豪雨や梅雨の時期にも便利です。
また、強風で洗濯物が飛んで行ってしまう心配もありません。

花粉やPM2.5、黄砂などが飛んでいるとき

洗濯物に花粉などが付着することを避けることができるので、花粉症やアレルギー対策になります。

夜のうちに乾かせる

寝る前に干しておけば翌朝には乾くため、急ぎの洗濯物があるときは便利です。

おしゃれ着の陰干し

日陰干しマークが付いた洋服も、日光を避け干すことができます。

防犯対策

洗濯物を周囲に見られる心配がありません。
外に干しっぱなしという状態がないので、空き巣対策にも繋がります。

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防犯対策は「隙」を見せるな!一人暮らしの女性が気をつけるべきこと

生乾き臭を抑えることができる

濡れた洗濯物に繁殖する雑菌が原因で発生する生乾き臭ですが、浴室乾燥を使えば部屋干しよりも早く乾くため、雑菌の発生を抑えることができます。


洗濯物がシワになりにくい

浴室に洗濯物を吊るして干すことができるので、シワになりにくいです。
また、浴室乾燥機は、洗濯乾燥機ほど熱風ではないため、衣類を縮ませる心配もありません。


場所をとらない

居住スペースに洗濯物を干さなくても良いので、洗濯物が邪魔になることはありません。
急な来客があっても、洗濯物を急いで移動させたり片付ける手間もかかりません。


入浴時間を快適にできる

冬は、暖房機能で寒い浴室を暖めておくことができるので、入浴時のヒートショックを防ぐことができます。
ヒートショックは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾病が起こる現象です。
そのため、脱衣所と浴室を入浴前に暖めておき、リビングとの温度差をなくすことで予防に繋がります。

夏は、涼風機能で湿気を逃しながら風を浴室に送ることで、じめじめとした浴室内が快適になります。
暑い夏でもゆっくりお湯に浸かることができます。


浴室のカビを防ぐことができる

換気扇を回して湿気を取り除くだけでは、湿度を下げるのに時間がかかるため、カビが生えるリスクは高いです。
しかし、浴室乾燥を使えば、換気に併せて乾燥ができるので、カビを生えにくくすることができ、掃除が楽になります。


浴室乾燥機を使うデメリット

メリットが多く感じられますが、デメリットもあります。

  • 電気代がかかる

  • フィルターの掃除が必要

  • 使っている間はお風呂に入れない

  • 干すスペースが狭い


電気代がかかる

洗濯物を外で干せば電気代はもちろんかかりませんが、浴室乾燥機を使うことで電気代が発生します。
浴室乾燥機の消費電力はメーカーによって異なりますが、およそ1,250wほどと言われています。ドライヤーの消費電力と同じくらいの数値です。


フィルターの掃除が必要

浴室乾燥機に付いているフィルターを定期的にお手入れしなければいけません。
フィルターはホコリが溜まりやすく、そのままにしておくと効率が悪くなり、余分に電力を消費することにもなります。
また、カビや臭いの原因となってしまいます。


使っている間はお風呂に入れない

浴室乾燥機を使っている間は、お風呂に入ることができません。
一人暮らしの場合は、自分のペースで入浴や洗濯を干すことができますが、家族と住んでいる場合は、そのタイミングを調整しなければいけません。


干すスペースが狭い

浴室内に洗濯物を干すので、外で干すときと比べて、スペースが狭く、たくさんの洗濯物を干すことは難しいです。
多く干し過ぎると、乾ききらず臭いの原因となってしまいます。
洗濯物を2回ほどに分けて乾燥させる、干し方を工夫するなどの必要があるため、手間と時間がかかってしまいます。


浴室乾燥機は大きく2種類ある

浴室乾燥機は大きく分けて「電気式」と「ガス温水式」の2種類です。
さらに電気式には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」があります。
※この記事では主に電気式の浴室乾燥機についてご紹介しています

電気式 ヒーター式…自ら熱を作り出す
ヒートポンプ式…外の空気を利用し循環させて熱を作り出す

排ガスの心配がないため、家庭用では広く利用されている
乾燥の使用時間はガス式に比べて長い
ガス温水式 外に設置されたガス給湯器で水を温め、温めた水を利用して温風を作り出す

パワーがあるので乾燥の使用時間は抑えられるが、光熱費が高くなりやすい

気になる電気代はいくら?

浴室乾燥機で一番気になることといえばやはり、電気代になるでしょう。
前述した電気代がかかるということについて、電気式を利用した場合で計算をします。
※1時間あたりの消費電力(kW)×電力料金単価(円/kWh)×使用時間=電気代

 

浴室乾燥機の消費電力1.25kW、電力料金目安単価31円の場合

1時間の利用…1.25kW×31円×1時間=38.75円
4時間の利用…1.25kW×31円×4時間=155円
1ヵ月毎日4時間の利用…1.25kW×31円×4時間×31日=4,805円
1年間毎日4時間の利用…1.25kW×31円×4時間×365日=56,575円

いかがですか?
1ヵ月間、毎日寝る前に乾燥機をかけて過ごすと約5,000円程かかります。
これを、やっぱり高い!と感じるのか、意外と安いと感じるのかは、それぞれのライフスタイルや必要性によっても変わってくると思います。

※電気代の計算は、「全国家庭電気製品公正取引協議会」が令和4年7月22日に定めた「電力料金目安単価」の31円/kWhを使用

公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A

乾くまでの時間はどのくらい?

おおよその電気代が分かりました。では、浴室乾燥機を使うと実際に何時間ほどで乾くのでしょうか。

浴室の広さによって干すことが出来る洗濯物の量も変わりますが、3㎏程の洗濯物で、乾きやすいシャツや靴下などの下着は2~3時間ほど、ニットや厚手の衣類は、4時間以上掛かる場合もあります。

外で干した場合、夏の晴れた日は2~3時間ほどで乾きますが、反対に、冬は朝干したのに夕方になっても、厚手のものは乾いていないということはよくありますよね。
季節によって浴室乾燥機の使用を使い分けると、洗濯物を乾かす時間を安定させることができます。

実際に使っている人に聞いてみました

  • 4.5kgの洗濯物を3時間ほど浴室乾燥機をかけます。それを1日2回ほど行っています。
    3時間だと厚手のタオルはまだ少し湿っていることがありますね。

  • 5㎏ほどの洗濯物を寝る前に5時間、浴室乾燥機をかけて乾かしています。
    寝る前に干して換気をかけておいて、乾燥は朝に3時間だけかけて乾かすこともあります。


かかる時間も電気代も節約するコツ

浴室乾燥機をうまく使って、電気代も時間も節約する方法をご紹介します。

フィルターの掃除をする

浴室乾燥機は、湿気を吸い取るのと同時にホコリも吸うため、フィルターにホコリが溜まります。
そのまま使用していると、十分に機能が発揮されず、必要以上に消費電力を使ってしまいます。

浴室乾燥機のブレーカーを落としてから、内部フィルターを取り外し、掃除機や水拭きを利用してホコリを取り除きましょう。

浴室の水分をとる

浴室の水分が多いままだと、その分乾燥に時間がかかります。

壁などの水分を拭き取り、浴槽の残り湯は流すか蓋をして、換気をしてから使用すると乾かす時間を短縮することができます。

洗濯物が乾きやすい干し方に並べる

厚手の衣類は、一番乾きやすい温風の吹き出し口付近に干しましょう。
効率良く乾かすには、風通しを良くすることが大切です。

両側は長く、真ん中に向かって短い衣類を干し、アーチ状にすると風の循環がしやすくなると言われています。
一度にたくさんの洗濯物を干すと、間隔が狭くなり乾きにくくなるため、洗濯物同士は隙間を開けましょう。

乾燥だけでなく、換気や涼風を使い分ける

乾燥と換気、涼風では消費電力が異なります。

換気が18wほどの場合
1時間の利用…0.018kW×31円×1時間=0.558円
4時間で約2円となります。
涼風が28.5wほどの場合
1時間の利用…0.0285kW×31円×1時間=0.8835円
4時間で約4円となります。

換気または涼風である程度乾かしてから、浴室乾燥で乾かすことで、節約につながります。
生乾き臭を防ぐには5時間以内に乾かすと良いとされるので、時間配分をしながら効率よく利用しましょう。

季節や天気に応じて併用する

洗濯物を外に干すことに問題がなければ、夏の暑い日やぽかぽか陽気の日などは外に干すことで電気代をかけることなく、比較的早く洗濯物を乾かすことができます。

花粉や黄砂、雨や寒い日などは浴室乾燥機をしっかりかけていても、1年単位でみれば、節約になります。

電気代が安い時間帯を利用する

電力会社やプランにもよりますが、夜間の電気料金が安くなる場合があります。

各ご家庭の電気代がお得な時間帯を調べておくと良いですね。


浴室乾燥機があると便利なのはどんな人?

メリットもデメリットもある浴室乾燥機ですが、設備としてあるとおすすめな人を挙げます。

  • 外に干したくない人

  • 毎日洗濯をしたい人

  • 昼間に家にいない人

  • 洗濯物が多い人

  • 洗濯乾燥機を使いたくない人

  • 体に負担をかけたくない人

  • 浴室のカビが気になる人


外に干したくない人

一人暮らしで防犯対策をしたい人や、花粉などのアレルギーを持っている人にはおすすめです。
外に干すと洗濯物のにおいが変わるので、そういったことが気になる人や柔軟剤のにおいを楽しみたい人にも良いでしょう。

毎日洗濯をしたい人

雨の日が続くと、1日で乾ききることが難しいため、部屋干しの洗濯物がどんどん増えてしまいます。 
干すスペースはなくなってしまいますし、生乾き臭も気になってくるため、天気に左右されない浴室乾燥機は便利です。

昼間に家にいない人

昼間は家にいることが少なく、帰宅時間が遅い人は、夜まで外に干して洗濯物が冷たくなってしまうことを防ぐことができます。
天気の心配をしなくて良いのも助かります。

洗濯物が多い人

外干しと部屋干しの併用ができますし、翌日も着たい衣類は、夜のうちに乾燥させてしまえば問題ありません。
子どもは着替えが増えたり、洗濯物が多くなるため、ファミリーさんにもおすすめです。

洗濯乾燥機を使いたくない人

洗濯乾燥機はシワになりやすく、縮む心配もあるため、浴室乾燥機の方が使い勝手が良いです。
また、夜のうちに乾かしたい場合も、洗濯機の音を心配しないで乾かすことができます。

体に負担をかけたくない人

洗濯機からベランダまで、水を含んだ衣類を運ぶのは大変なので、高齢者や足腰を痛めている人はあると安心です。
また、ヒートショックを防ぐこともできますし、小さなお子さまがいるご家庭は沐浴や、冬のお風呂も寒い思いをすることがありません。

浴室のカビが気になる人

浴室に窓がなかったり、なかなか掃除ができない場合は、洗濯物と共に浴室も早く乾燥させることができるので、カビの発生を防ぐことができます。


浴室乾燥機がない場合は

浴室乾燥機がない場合の解決方法をご紹介します。

浴室の窓や換気扇を使う

浴室に突っ張り棒や、置き型の物干しを置いて窓を開け換気扇を利用します。
ただ室内に干すよりは、スペースを取りませんし、風通しも良くなります。

電化製品を使う

初期費用がかかりますが、扇風機やサーキュレーター、除湿機、布団乾燥機などは洗濯乾燥に利用できます。
すでに手元にあるもので代用できるかもしれません。
※電化製品に洗濯物が触れたり、水滴がかからないよう注意が必要です

コインランドリーへ持っていく

持っていく手間はありますが、衣類を乾かす時間が短縮されるコインランドリーへ持って行くのも良いでしょう。
店舗や地域によって異なりますが、洗濯乾燥機(ドラム式)乾燥のみ約15kgを使用すると、100円/8分ほどの料金がかかり、衣類なら30分ほどで乾かすことができます。

シャワーやバスタブの湯気で温める

バスタブの蓋を開け、熱いシャワーを流しっぱなしにして浴室の温度を上げます。
扉を開け、脱衣所も温めてヒートショックのリスクを抑えましょう。


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ご自身のライフスタイルに合った浴室乾燥機の使い方が見えてきましたか?
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浴室乾燥機とは何ですか?

浴室乾燥機とは、主に天井部に取り付けられており換気や暖房、乾燥などを行うことができる機械です。
機能は4つあります。
乾燥…浴室に干した洗濯物を乾燥させる
暖房…浴室を温め、冬の入浴時に起こるヒートショックを防ぐ
換気…空気を入れ替え、湿度の高い浴室の湿気を逃がし、カビを防止する
涼風…換気をし湿気を逃しながら、常温の風を送る

浴室乾燥機はあった方がいいですか?

家族構成や洗濯物の量などライフスタイルによって異なります。
アレルギーや防犯のため洗濯物を外に干したくない人や、雨の日でも毎日洗濯をしたい人、ベランダまで干しに行くことで体に負担がかかる人、浴室のカビが気になる人などは、あると便利な設備です。
 
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