レポート① 企画編
個性的なクリエイティビティ溢れるファッションセンスで10代を中心とした原宿系女子から注目されている瀬戸あゆみさんは、ファッション誌「Zipper」や「NYLON」でモデルとして活躍中。
2013年には初のスタイルブック「Ayumi Kidz」を発売。自身のブランド「Aymmy in the batty girls」も立ち上げた、いま注目を集める人物だ。
そんな彼女が賃貸マンションの部屋をプロデュース。果たしてどんな部屋になったのだろうか?
今回、インタビューを行った
ミーティングルームがこちら。
部屋いっぱいのグッズやスチール写真に圧巻!
物件は地下鉄東山線「高畑」駅から徒歩2分という駅近物件。1K(22m²)で学生や若い社会人の方にぴったりの間取りだ。
まず、部屋をプロデュースするという話を最初に聞いたときの感想は?
「インテリアを考えるのはすごく好きなので、そんなお仕事ができるなんてうれしい! と思いました。でも、お部屋をプロデュースすることは初めての試みだったので、ちょっと不安でしたね。ちゃんと自分の思い通りのものができるかどうか……」
ヴィレッジヴァンガードの担当者たちと打合せ。よーく見ると、
彼女の手元にはお部屋のスケッチが。
うれしいけど、ちょっと不安。そんな気持ちを抱えながら、まず瀬戸さんは部屋のコンセプトを考えはじめた。それは……。
「『Aymmy in the batty girls』のモチーフになっている架空の女の子“エイミーちゃん”のお部屋を作ろうと思いました。 彼女はアメリカ・カリフォルニア出身の17歳という設定で、スケート、ロック、パンク、モード、ミリタリーなど、どこにも媚びない独自の感性でファッションを表現する女の子です。 少し風変りで個性的で……私の理想とする女の子ですね」
具体的なイメージは、屋根裏の小さな秘密基地のような部屋だという。エイミーの好きなものがギュッと詰まったカラフルでキッチュな部屋。何だかその話を聞くだけで、個性的な部屋ができあがりそうな予感!
少し風変りで個性的な“エイミー”の部屋を作るため、こだわったポイントはどこだろうか?
「そうですね。まず部屋の印象を大きく左右する床なんですが、フローリングの色味にこだわりました。あと、インパクトのあるピンクの棚ですね。おもちゃもいっぱい揃えました。アメリカンな小物を飾るとグッとイメージが上がりますから。キッチンにもタイルを貼るなど、おしゃれにかわいく仕上げました!」
自らのイメージを細やかに伝える瀬戸さん。
真剣な表情です。
床や棚などの大物からおもちゃ、タイルなどの小物まで、部屋のあらゆる場所に気を配ってこだわりを投影していったという瀬戸さん。一歩部屋に入っただけで「ここはカリフォルニア!?」と思ってしまいそうな、刺激的な空気感を持った部屋ができあがるだろう。 最後にどんな人に住んでもらいたい?
「やっぱりアメリカン・カルチャーに興味のある人かな。お部屋におもちゃがいっぱいあると幸せ! と思う人もきっと気に入ってくれると思います。そういう人はきっと私と趣味が合うはずなので、友だちになりたいくらい(笑)。
住む人のセンスをミックスして、素敵な部屋にしてもらいたいですね!」
さて、いったいどんなお部屋が
でき上がるのか……!?
続報をお待ちください!
エイミーちゃんの秘密の屋根裏部屋「Aymmy's attic room」は5月頃に完成予定。
完成したら部屋のディティールなどを写真で詳しく紹介していくつもりだ。今後も要チェック!
レポート② 完成編
5月某日「Aymmy's Attic Room」の完成に合わせて、瀬戸あゆみさんが来名。
フォトシューティングともにインタビューも行いました。さて、部屋の印象はどうだったでしょうか?
※写真内のインテリアは撮影用イメージですので、飾り棚、インターホン、照明以外はご入居の際には付属いたしません。
──部屋に入った瞬間、歓声があがりましたが第一印象はいかがですか?
瀬戸あゆみさん(以下 瀬戸):すごくイイですね!じつはこの瞬間まですごく不安だったんです。お部屋をプロデュースするのはとても楽しかったんですが、まったく初めてのことなので不安もあって……。でもこの部屋を見て安心しました(笑)
──部屋を完成させるまでにどんなことを
しましたか?
瀬戸:打ち合わせを3回やっています。
1回目はコンセプト固め。コンセプトがいちばん大切だと思ったので、ネットでイメージに合う画像を検索しながら、2時間くらい話し合いましたね。
2回目は壁紙や照明、棚など、部屋のイメージを左右するアイテムを絞り込んでいきました。廊下についているライトは、ネットで検索してたらイメージにぴったりなのが見つかって。その場でポチッとしちゃいましたよ(笑)。
そして、3回目はクローゼットやトイレの壁紙を決めました。これ、じつは私のブランドのアイテムに同じ柄があって。特別に作ってもらったものなんですよ!
──それはすごい! 「Aymmy in the batty girls」のオリジナル壁紙なんですね。
瀬戸:はい。クローゼットやトイレという普段隠れている場所にワンポイントで使ったところが気に入ってます。
──この部屋のこんなところを見てほしい! という部分は?
瀬戸:まず、居室が“エイミーちゃんの屋根裏部屋”というコンセプトで、キッチンや廊下、玄関はダイナー風になっているところ。2つの違うデザインが1つの部屋になっているのがおもしろいと思います。
キッチンのタイルづかいは実際のダイナーもあんな感じになっているので取り入れてみました。床のチェック柄もダイナーっぽいでしょ?
居室はやっぱりピンクの棚かなぁ。私の部屋には棚がないので、収納にもディスプレイにも使える棚は便利だと思います。
あとは……壁紙の色もこだわったし、インターホンも。これ、飾りだと思うでしょ? でもちゃーんと使えるんですよ!
──いろんなところにこだわって作ったんですね。では、インテリアを選ぶとしたらどんなものがおすすめですか?
瀬戸:そうですねぇ。まずベッドは木製のものを置いてほしいですね。小物類はやっぱりアメリカっぽいレトロなものがしっくりくると思います。
そうそう、本当はカーテンやベッドカバーもオリジナルで作りたかったんです。黄色のチェック柄をイメージしてたんですよね。きっと似合うと思います。
──では、最後にこれからこの部屋に住む方へメッセージを。
瀬戸:この間取りなので、住む方はきっとひとり暮らしでしょうね。誰にも邪魔されない自分だけの空間なので、趣味全開の部屋を作ってほしいです。
できればレトロなアメリカンカルチャーが好きな人に住んでほしいな。ベースはしっかり作ったつもりなので、ここから住む人の色に染めていってください。
あ、もし可能なら……。私のやりのこしたベッドカバーとカーテンを、黄色のチェック柄で作ってください!(笑)