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賃貸入居後に不具合・トラブルが
発生!
困った時の対応と入居時にしておくと安心なこと

新生活の期待が高まる賃貸への入居。入ってみたら、設備に不具合があって困ってしまうことが極まれにあります。不具合だけでなく、生活をしていてトラブルが発生することも。
安心して生活ができるように発生タイミングごとに対応方法をご紹介します。

入居後は荷物を入れる前に
部屋の状態を記録しておこう

入居後は必ず荷物が入っていない状態の部屋を写真に収めましょう。理由は退去時の修復費用負担をどこまですればいいのかを判断しやすくするためです。
基本的に設備が破損した場合は負担しなければなりませんが、経年劣化や入居時から破損していたものは免除されます。トラブル回避のためにいつからあった破損なのかを証明できるようにしましょう。

入居後すぐに不備や不具合を見つけた場合

入居後に改めて部屋を確認すると、内見時に発見できなかった不備や不具合が見つかることが稀にあります。その場合はできるだけ早く管理会社に連絡をしてください。
確認するべきところは、エアコン・給湯器・換気扇・トイレなどが正常に動くか、水回りで水の変色や水漏れがないか、過度な音漏れや異臭がないかなど。
管理会社は賃貸契約書を確認すれば記載があります。賃貸契約書がすぐに見つからない場合は不動産会社に相談してください。

日常生活で不具合やトラブルが発生した場合

水漏れなど緊急の場合

すぐに対処が必要な水漏れなどが発生した場合は、まずは管理会社(管理者)に連絡してどう対応するべきか確認しましょう。通常自然に発生したものは修理代金の負担は不要ですが、自己判断で行ったものは修繕方法によっては自己負担になる場合があります。
ただし、放置すると被害が広がるもので、夜間や定休日で管理会社に連絡が取れない場合に限ってはすぐに来てくれる修理業者に応急処置を依頼しましょう。この場合は修理費の領収証をもらい、できるだけ早く管理会社に連絡をしましょう。

設備の故障・不具合の場合

入居時からついていた物件設備が故障したり不具合が出ている場合も、まずは管理会社に連絡をしましょう。通常の使い方をしていた場合は管理会社負担での修理となります。
ただし、不注意で破損してしまった場合は自己負担となります。家具をぶつけてしまった壁の穴や物を落としてヒビが入った洗面台などは自己負担です。この場合も管理会社に修理の手配をしてもらい、支払うようにしましょう。

古い設備の買い替えの相談

長期間同じ部屋に住んでいて、経年劣化してしまった設備を買い替えたい場合も必ず管理会社に相談を。
例として、備え付けのエアコンの効きが悪く電気代も高いので変えたい場合などがこれにあたります。賃貸契約書に記載がない場合はほとんど自己負担で買い替えることになりますが、エアコンの所有権はオーナー様にあるため、必ず確認が必要です。退去時に新しいエアコンをどうするかも決めないといけないので相談しましょう。

騒音や迷惑行為などのトラブルの場合

真夜中に上の階の足音が響いたり、共用部分にゴミが放置されているなどの迷惑行為があった場合も管理会社に相談しましょう。管理会社が相談内容を元に適切な対処方法を検討します。
また、決して自己判断で原因と思われる部屋に直接苦情を入れることはしないでください。物音の場合は建物構造によっては発生源と違う位置から音が聞こえる場合もありますし、人によっては逆上してさらにひどくなる場合があります。そういったことを防ぐためにも管理会社に判断を任せましょう。

退去前に確認しておくこと

退去時には部屋や設備の状態に応じて保証金(敷金)から修繕費を差し引いた額が返金されます。経年劣化以外の理由で不備や破損がある場合は入居者負担で保証金(敷金)からの差引額が増えてしまいます。そうならないためにも普段から丁寧な扱いを心掛け、退去時には部屋をできるだけキレイな状態に戻しましょう。
破損がある箇所は、事前に自己チェックをしてから退去の立ち合いを行いましょう。特に入居時からあるものに関しては見つけた段階で管理会社に報告し、自分の損失でないことをきちんと把握しておいてもらうことが大切です。立ち合い前の自己チェックで覚えのない破損を見つけた場合は立ち合いの際に伝えれば大丈夫です。

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